NRT-ORD-BOS-LGA-JFK-NRT (28) 「キングフィッシュホール」でランチ

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ツアーのランチタイム、僕が選んだのは「クインシー・マーケット」(正式には「ファニュエルホール・マーケットプレイス」)の「サウス・マーケット」にある「キング・フィッシュ・ホール」(King Fish Hall)というレストラン。

選んだ理由は、ファストフード店より落ち着ける、ここの楯でも分かる通り味についてはお墨付き、ランチにしてはやや高めの値段(それでも十分リーズナブル)なので意外に空いている・・・などの理由からです。

そうは言ってもお昼時、ここだって人気のテラス席は満杯です。
でも、僕はアメリカ人ほどテラスにこだわりません。
店内で充分、逆にスタイリッシュなインテリアは心地良く、窓際に座れば、テラス席とほぼ同等な感じです。
ロブスターの茹で釜、氷の上に敷き詰められた魚のディスプレイ、さすが一ランク上のレストランです。

で、ここはカリスマ・シェフの「トッド・イングリッシュ」(Tod English)の店。
つまり「オリーブス」(Olives)のあのシェフのグループ・レストランということになります。
ニューヨークの「Wホテル」内の店、ラスヴェガスの「ベラージオ」の店には、皆様、きっと行かれたことがあるのではの有名店、ここが不味かろうはずがありません
まずは念願のクラム・チャウダー。
もちろんここのはボストン・スタイルというかニューイングランド・スタイルのクリーム・ベースのもの。

この名物料理、サイズを選べるレストランが多いですが、ここはこのサイズ1種類のみ。
ま、つまり・・・「丼」サイズです($7++)。
でもそのお味は、完食必至の美味しさ。
ここのスープはやや薄め(ドロっとし過ぎていない)で、貝の旨み、ベーコンとリークの香りも充分出ているもの、多めに入っているジャガイモの何と絶妙なことか・・・。
英語で「Quahog」って言うのかな、「ホンビノスガイ」の美味しさが充分に出たスープでした。
昔、映画評論家の荻昌弘氏がエッセイの中で、「アメリカ人の作る料理でも、クラムチャウダーとBLTサンドイッチだけははずれがない」と書いていましたが、ことボストンに関しては本当にそうらしいです。
僕がボストンにもう何日かいれば、店によって微妙に作り方の違うクラムチャウダー、ぜひ食べ比べてみたかったほどです。

メインにはこの店スタイルの「ロブスター(サラダ)ロール」($21++)を・・・。
「クインシー・マーケット」のファストフードでも大人気のこのメニュー、ま、分かりやすくいえばロブスターのサンドイッチです。

アメリカらしく自家製の揚げたてポテト・チップス、コールスロー、ベイクド・ビーンズと共に、マヨネーズで和えたブリブリのロブスターがバター・ブリオッシュの上にサラダ菜と一緒に挟み込まれています、というより盛り上げられています。
見た目で贅沢、食べてにんまりです。
どうです、この拡大写真、日本人なら誰でも生唾ゴックンですよね。
どういう訳か、ベイクド・ビーンズも馬鹿旨。
ファストフード店でテイクアウトすればこの半分以下の値段ですが、周囲の喧騒を見ながらひとり優雅に高級系レストランで・・は、全然悪くなかったですよ(負け惜しみ?)。

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