往路のJALWAYS703便の機材は773で、シェルフラット搭載機材。
(この辺マニア向け用語が多すぎると思う方は、読み飛ばしちゃってください)
ビジネスクラスはほぼ満席で、仕事でバンコクに向かう・・・って雰囲気の方がほとんどでした。
僕は4万円台の航空券にもかかわらずのアップグレード。
3席並びの中央席、E席でも一向に気になりません(笑)。
まずは、アミューズブッシュ3種盛りと、僕の好きなミモザ(シャンパンのオレンジジュース割り)で喉を潤します。
食事は最近のアメリカやヨーロッパ線とは違った「旧態依然」のもの。
昔はこれでも相当に感激したけどなぁ・・・・先ほどのラウンジでの食事のせいか、いまいち箸が進みません。
この日の洋食メニューは、オードブルにロブスターのテリーヌ・クリュスタセソース添え。
スープが冷製のキャロットクリームスープ。
メインが牛フィレステーキ 松の実マデイラソース(307キロカロリー)か、河スズキと黒鯛の蒸煮ブイヤベース風クリーミーソース添え(220 キロカロリー)の選択。
僕は肉にしましたが、あまり美味しい肉とは・・・・。
デザートはワゴンからいろいろ選べます。
チョコレート・チーズタルトとヨーグルト・カシスムースをコーヒーとともに。
最後にチョコレートが配られる頃には、もう眠くて眠くて・・・。
それにこれはシェルフラット機材、ほほ水平にまでシートが変形しますので(笑)、枕の2つももらえばもう数分で撃沈です(笑)。
到着1時間前くらいにアイスクリームや軽食が配られ、やっと目を覚ました僕。
ジョージ・クルーニー主演の映画「フィクサー」を見始めますが、残念、時間切れで結末が??。
蛇の生殺し?(笑)
帰りに必ず見よう!
でも実際には復路の飛行機でもほとんど爆睡、この映画を見ることは出来ませんでした(笑)。
定刻より早く、スヴァナプーム国際空港には現地時間午後8時半(時差2時間なので、日本時間では午後10時半)に到着しました。
巨大空港、イミグレーションまでかなり歩きます。
でも幸いイミグレは空いていて、通過に約5分。
両替を済ませて(1バーツが約3.3~3.4円)、タクシー乗り場へ。
ここまでは最高に順調だったのですが、この後トラブル発生。
TAXIの表示にしたがって外に出てみると、デスクがあって二人の男性が座っている。
待機しているタクシーの運転手も身振りで、そのデスクを指差す。
デスクの男性は僕の行き先を聞いて用紙にタイ語で何か書き込み、なんと600バーツだと・・・!
冗談じゃない!
高すぎ!
リムジンの値段じゃないよ、たかがタクシーなのに600バーツ!
いくら最近バンコクの物価上昇があると考えても、その値段は無い。
そういえば僕の周りに他の客もいない。
何か変。
でも場所が場所なので、これも合法的な商売なのだろうか。
それにしても近代化が完璧になされたはずの観光都市のバンコクの空港でこんなことが許されるのだろうか!
憤然と踵を返し、出発階に上がる。
そこには空港まで客を乗せてきたタクシーがあわよくばそこでまた客を乗せて街中まで帰りたいと待機しているはず。
これは実は非合法なのですが、どういうわけかバンコクでは黙認されている行為なのです。
案の定、いましたね、出発階には沢山の客待ちタクシーの列が。
そのうちの一台に「トンブリのミレニアム・ヒルトンまでメーターで行くか」と聞くと、OKと。
メーターで240バーツ、高速料金が2回(25バーツと40バーツ)、ドライバーへのチップも入れて計320バーツ。
さっきのデスクの値段は一体なんだったのでしょう!
帰ってからネットを見ると「最近400バーツに値上がりしている・・・」なんて書き込みがあったくらいですから、僕が提示された600バーツは一体何?
タクシーのドライバーにタイ語での数の数え方などを教えてもらっているうちに約30分でホテルに到着しました。