いつものようにカレンダーとにらめっこ、今年の夏前に、この時期に数日僕が休みを取れることを見つけて、残っていたユナイテッド航空のマイルを75000マイル使って、ニュージーランド航空(NZ)のビジネス・クラスでニュージーランドのオークランドに行くことを決めたのでした。
オークランドまでは、正規の割引料金でも60万円以上します。
それがマイレージを利用することで無料、さらにユナイテッド航空の方針でこうした特典旅行には燃油サーチャージがかからない(通常オセアニアへの税金・燃油サーチャージ等は、合計すると7万を超える高額なんです)、機材がB777-200ER(通称772)で全員通路向きの1人がけ座席、さらにこの機材は来年にはもしかすると機材変更とのうわさも・・・そんなところも、ニュージーランドに行こうと思った理由の一つです。
マイレージの利用としても1マイル当たり10円弱に換算されますからね、本当に「お得」でした。
しかしオリジナルの旅程を決めたのが夏前、その後時間の経過とともにいろいろあって、結局は何とオークランド滞在たったの一日という、いつもの弾丸旅行の上を行く「超」弾丸になってしまったのです。
さて当日、お昼過ぎまでたっぷり仕事してから成田空港に行きます。
ニュージーランド航空90便は、午後6時過ぎの出発です。
クリスマス前の成田空港は閑散としていました。
ニュージーランド航空はスターアライアンス所属なので成田では第1ターミナルからの出発かと思いきや、JALとコードシェアしていますし、ハンドリングがJALなので、僕にはお馴染みの第2ターミナルからの出発です。
だからこの便の乗客はJAL便として乗る客、当然ワン・ワールド系の客もいるでしょう、そして本命のスター・アライアンスの客、実に呉越同舟の面白い便なのです。
この時間はJALは出発ラッシュですね。
5分刻みで世界各地に飛んでいます。
とにかく今日は時間に余裕があるので、まずイミグレ前のカード会社のラウンジに行ってみました・
最近リニューアルされたらしく、以前よりきれいで高級感も出てきていました。
ここでコーヒーを飲みながら、ニュージーランド航空のカウンターでいただいたニュージーランドの地図などを見ながら、オークランドについて予習します。
短い旅行なので、荷物はこのキャビン・バッグ一つです。
イミグレもガラガラ、いつものJALのファーストクラス・ラウンジも使えませんから(JALで発券していないので・・・)、航空会社指定のカンタス航空のラウンジに向かいます。
ここはワンワールド系のラウンジなのでもう何度も利用したことがありますが、いつ来てもそう人は多くありません。
そして感心するのがこのバフェ・テーブル。
いつも本当にきれいに整理整頓されています。
常に誰か見ているような状態で、品物の補充だけではなく、皿の上の食材の並べ替えも実にこまめです。
ちょっと「やりすぎ」な気もするほどでした。
PCの数も沢山、広い室内には色々なタイプの椅子が並んでいます。
なお、PCはカンタスの方針とかで、日本語入力は出来ません。
このビーツのスープは美味しかったです。
カーリックも効いていて、思わずお代わりしちゃいました(笑)。
ニュージーランド航空90便はサテライト側、85番ターミナルからの出発です。
この日の乗客は日本人は少なめで、ニュージーランド人とどういうわけかドイツ人の団体さんが目立ちました。
さぁ、明日は、うわさの(笑)ニュージーランド航空ビジネス・クラスのシートをご紹介しましょう。
素晴らしかったですよ。
もうJALには乗れないくらい・・・(笑)。
今回のニュージーランド旅行、飛行機好きの僕にはニュージーランド航空に一度乗ってみたかった・・・というのも理由の一つなんです。
特にニュージーランド航空のビジネス・プレミアと呼ばれるクラス。。
ニュージーランド航空ではボーイング777または747型機の新ビジネス・クラスを「ビジネス・プレミア」と称しています。
ご覧のように、このビジネス・プレミアのキャビンには、ニュージーランド航空の誇る最新のフルフラット・ベッドを採用されていて、仰向けになり、手足を存分に伸ばして、ニュージーランドまでの約11時間という長旅ををいかに疲れずに快適に過ごせるかに、十分な配慮が払われているのです。
シートを見てください。
贅沢なレザーのアーム・チェアーで、約56cmの座席幅があり、オットマン・タイプの足置きは自分の足も伸ばせますし、ビジター用の座席としても利用出来ます。
そしてこの座席は、ボタン操作一つでこのクラス最大規模の約202cmのフルフラット・ベッドに様変わりもするのです。
リクライニングは大きく、角度は自由自在に調整できます。
そしてビックリするのは、独自のデザインを採用しているので、離発着時でもリクライニングしたままで良いということですかね。
コンフィギュレーションは1-2(1-1)-1という配列なので、全ての座席から直接、通路にアクセスできます。
普段は収納されているテーブルは引き出すととても大きく、位置の調整も可能で、仕事をしたり食事を十分なスペースで楽しむことが出来ます。
(写真は、折りたたみ式のカクテル・トレイと、便利なペットボトルホルダーです)
全ての座席に、PCや携帯機器用電源が装備されていました。
小物の収納場所も複数あります。
大きな読書ポケットのほか、オットマンの下(靴を入れます)やアームチェアー(眼鏡など小物を入れます)には携帯品を保管するスペースがあります。
もちろん読書灯は角度調節が自由にできますよ。
ここビジネス・プレミアでは搭乗するとすぐにドリンク類(シャンパンとかジュース)が配られます。
FAはニュージーランド人7割、簡単な日本語も出来るニュージーランド人2割、日本人1割・・・といった構成でしょうか。
往路は全員男性、復路は女性が多かったですが、どの人も相当に親切です、優しいです。
シンガポール航空のFAにフレンドリーさを足したと言ってしまうと褒めすぎでしょうか(笑)。
最後に足をこんなに伸ばして、背をリクライニングしたまま、離着陸OKなんです。
なんと楽チンなこと。
こんなのに慣れちゃうと、もうJALには乗れない体になってしまうかも・・・(笑)。
足元の袋はアメニティー・バッグです。
さぁ、次はビジネス・プレミアの食事をご紹介します。