上海弾丸旅行 上海サーカス

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夕食の後は、中国雑技とマッサージでリラックスです。

やはり上海に来ると、どうしても気になるのがご存知上海雑技。

「雑技」とは中国語で綱渡り、曲乗りなどの軽業のことを指します。数ある中国の雑技団の中でも特に有名なのが上海を本拠地とする「上海雑技」、日本公演などもよく行われますのでご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

上海雑技団の公演は市内いくつかの劇場で上演されていまして、僕も以前、ホテル・オークラ近くの「蘭心劇院」や、リッツ・カールトンと同じ場所の「上海商城劇院」でかなり古典的な上海雑技を見たことがあります。

最近はそれらの会場よりも「雲峰劇場」とか「白玉蘭劇場」といった専用劇場で行われることが多く、しかも毎日の公演ではないと・・・。

そこでホテルのコンシュルジュと相談して行くことを決めたのが、市内北部にある「上海馬劇城」で行われるパフォーマンス、「ERA-時空之旅」というマルチメディア幻想劇です。

ここ「上海馬劇城」は2005年にリニューアルオープンしたばかりのサーカス専用劇場。
ここならホテルのコンシェルジュから地その場でチケットを買うこともでき、その支払いもホテル代と一緒にカード支払いでも良いとのこと。
そしてタイトルが示すように内容が「より現代的」とのこと、これは楽しみです。
ここがその劇場。すごい近代的なデザインです。
僕のように個人で来るという人は少なくて、ほとんどがバスで乗り付けてくる団体さんのようです。

僕の席は当然(笑)、真正面のVIP席。
団体さんは左右とか遠くのほうに割り当てられます。

事前の説明は中国語と英語で行われ、照明や音響など最新の舞台装置によって、今まで体験したことのない幻想的なエンターテイメントが楽しめるとのこと。
「ERA-時空之旅」は、マルチメディアを駆使した複合芸術、伝統的な上海雑技の概念を塗り替え、中国雑技の歴史に新しいページを加えた・・・とまで宣伝しています。

で、もちろんショウは撮影禁止、いくつかのサイトから、どんなショウなのか、写真を転載しますね。

この手のアクロバットが次から次へと、これでもかこれでもか(笑)と登場します。
そしてその「見せ方」がさすが新しく出来ています。
でも、はっきり言いましょう。
これは、シルク・ド・ソレイユの悪い言葉で言えば「真似」、良い言葉で言えば「影響を受けた」ショウです。
そして完成度は、シルク・ド・ソレイユに比べるとかなり低いです。
だから、より「人間臭い」とも言えます。
(シルクはもう人間が演じているようには見えない完成度ですものね)
中国の古典的な雑技を国際的なエンターテイメント・レベルに押し上げたとは思いますが、ここでも僕ら日本人は贅沢で、色々なショウを見過ぎています。
中国の田舎から出てきた人(?)のようにもう我を忘れて拍手し続ける・・・ということはなかったです。
古典的な雑技の2倍の値段を取る内容とは思えませんでした。
クライマックスは球体の中を10台以上のオートバイが爆音をとどろかせて走りまくるといういつものスタイル。
面白かったし楽しかったけど、何か不完全燃焼だなぁ・・・。
どうも今回の上海、この「不完全燃焼」を何度も感じちゃってます。
ショウが終わると、記念撮影大会。
タクシーはすぐに拾えて、そのままマッサージに。
90分、十分揉み解されて、ホテルにご帰還。
途中外灘にも寄りましたが、まだ曇り空、写真撮影はあきらめました。
もう眠いし・・・。
シャングリ・ラのベッドは、熟睡を約束してくれる快適さ・・・もう朝まで、僕の目は絶対に開きませんでした。

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