シカゴでピザ食べちゃいました

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皆さんは本物のシカゴ・ピザを食べたことがありますか?
やはり噂通り、日本にいては絶対食べられない「とんでもない」(笑)ピザだったです。
イタリア人はこれをピザとは呼びませんね、きっと。
「シカゴ独特のピザ風料理」って言い換えちゃってもいいくらいのものでした。。
じゃ、それがどのくらい桁違いのものかというのは、その典型例をネットから拾ってきたこの写真からご想像ください。

この下のほうです、シカゴ・ピザ(笑)。
ビックリするでしょ?
まず、日本人が普通イメージするような平たいピザ生地の上にチーズや具が軽く乗っかっている、そういうピザの概念を軽く吹き飛ばすこの厚さ!
とんでもない厚さですよね。
生地をダムのように外塀高く張り巡らし、その中へこれでもか・これでもかと、ありったけのチーズと大量のトマト・ベースのソースを入れ、さらに具となるホウレン草やマッシュルーム、イタリアン・ソーセージなどをぶち込んで焼くこと30分、注文してから35~40分してやっと客の前に運ばれてくるという仰天ものなのです。
ディープ・ディッシュ・ピザ、あるいはスタッフド・ピザといわれるシカゴ・ピザ、少しはイメージ掴めましたでしょうか(笑)。
でもあまり極端なものは僕のような初心者にはTOO MUCH、そこで僕はアメリカのグルメ・サイトで評判のシカゴ・ピザの店の中から、典型的な店(ルー・マルナティズ)と非典型的な店(シカゴ・ピザ・アンド・オーブン・グラインダー)を選び試してみました。
本当はGINO’S EASTやGIORDANO’Sといった超有名店もぜひぜひ行ってみたかったのですが、お腹の膨れ具合とカロリー摂取過多の恐怖に断念せざるを得ませんでした。

★LOU MALNATI’S
瀟洒でキレイな店。
通り沿いにオープン・テラスも出ています。
チェーン展開しているそうで、HPもあります。

アーリー・アメリカンとイタリアンを混ぜたような店内は、シカゴ・カブスのノベルティーでアクセントが付けられています。

いろいろな種類のピザがありますが、これはクラストにバター・ガーリック・クラストを使った「L(エル)」という名前のピザ。
その中のindividualという一番小さいタイプのピザを注文したのですが、空腹だった僕にはそう重くはなかった量でした。
このindividualというサイズ名は、よく見ました。
こういう単語は知っていると、迷わないですね。

ここは注文して35分で出てきました。
この厚さですから、焼けるまで時間がかかるのは仕方ないですね。
でも、味は最高!!
チーズとジューシーなトマトソースの量、絡まり具合、柔らかさはもう何とも言えませんし、周りのクラストのなんと香ばしいこと、日本人にはバター過剰とも言えるくらいのサクサク感です。

食べた!って満足感に満たされる味とヴォリュームのシカゴ料理。
サラダなどのサイド・オーダーは、一人では無理かも。
とにかく、ご馳走様の一言です。

★CHICAGO PIZZA AND OVEN GRINDER CO
今度は中心地から少し郊外に出ます。
タクシーで10分くらい。

店の前にはかなりな人だかり、行列が出来ています。
しかもここ整理券のようなものも、番号札も何もないのです。
超ベテランの高齢の黒服が目で覚えているのです。
席が出来るまではバーで飲み物を飲んでいる人が多いです。
店は地下、かなり暗くて、席と席も詰め込んでいて、よく古いイタリア料理店にあるみたいな雰囲気です。
で、この店のピザ、先ほど非典型的と書きましたが、売り物のPIZZA POT PIEは見たところカルツォーネ(包みピザ)みたいです。
(とにかく店が暗いし、フラッシュを使う雰囲気でもなかったので、写真がボケているのはお許しください)

そのピザは店員がやはり注文後約40分で、こうやってもってきます。
それをひっくり返すと、こんな感じ。
これはハーフサイズのhalf-pounderというものです。

ナイフを入れると、中に詰めてあるトマトソースとチ-ズ、具材がトロ~リと・・・・・。
あぁ、もうたまりません(笑)。
大きいマッシュルームもゴロゴロ入っていて、もう隅から隅まで美味。

ここも本当に満足できる、やや変形のシカゴ・ピザの店でした。
「裏返す」とどうしてああいう形になるかは・・・・・店に実際に行ってみてください。
「ああ、そうか」って感じですけどね(笑)。

★PIZZERIA UNO @ AIRPORT
オヘア空港のターミナル5にあるフード・コート内のピザ屋です。
「ピッツェリア・ウノ」は「ピッツェリア・ドュエ」と並んで、シカゴ・ピザ発祥の店といわれているとか・・・いわゆる超有名店です。
あまりに有名店過ぎて敬遠していたのですが、空港にあったのでつい・・・・。
これが大失敗!



見てお分かりの通り、ショウケースにピザが並んでいます。
僕はこれをサンプルなんだと思っていたら、なんと商品そのもの。
注文を受けたピザを、カットしてくれるだけ。
僕のピザはだいぶ長くオーブン付きのショウケースに入っていたらしく、表面は渇き気味、中のソースやチーズも濃縮気味・・・・あぁぁぁぁぁ、食べるんじゃなかった!の一言。
シカゴに来てはじめてのピザだったらまあ許してもいいけど、上述の最高ピザを食べた後なので、いくら名店と言っても、これは論外です。

さすがに、1/4の一切れを食べただけでやめました。

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