差し入れのケーキでお腹も膨れているので、なかなか暖かい部屋から外に出る気がしません。
夕食はホテルのルームサービスで済ませちゃおうか・・・とも考えましたが、ここは六本木のミッドタウン、中にレストランは山ほどあります。
やはり偵察がてら・・・・ということで、随分遅い時間になってからとうとう重い腰を上げました。
ところがさすが日曜日、さすが六本木、さすがミッドシティー・・・ということで、どの店も満席とか予約終了、空きのあるレストランがほとんどないのです。
出来れば評判の「ピッツェリア・トラットリア・ナプレ」で・・・なんて、全然問題外のようです(泣)。
やっと空きを見つけたのが、「ダノイ」という店。
あの西麻布の「ダノイ」?
何と当たりで、そうなんだそうです。
あのイタリア料理店の「ダノイ」のカジュアル路線の店だと、エントランスにいた黒服のマネージャー(?)が丁寧に教えてくれました。
その丁寧さが気に入り、夕食はここで取ることにしました。
さすがに「カジュアル路線」の店、メニューの選択肢も多くないし、テーブル・セッティングなども簡単なものです。
前菜は、手が込んでおらず「作り置き」っぽいありきたりなものです。
パスタはこの店に来たからには、なんと言っても名物「キャベツとアンチョビのパスタ」を食べなくては。
キャベツが美味しい、甘い・・・・食べ始めはそう思いました。
アンチョビの塩味とガーリックも充分効いていて、以前行ったあの西麻布の本店の狭い客席を思い出させてくれるかと思いましたが、思いださせてくれないんですよ、これが(笑)。
こんな「深みのない味」だったっけ?
もちろん不味くはないのですが、以前食べたあの衝撃がありません。
僕の舌がおごってしまった?支店だから?
レシピ通りには作っているのでしょうが・・・・残念でした。
メインはいくつかから選べます。
本店の売り物「地鶏とジャガイモのロースト」が、ここのメニューにはありません。
もしメニューにあってもキャベツのパスタみたいに、予想を裏切られる味での登場かもしれません。
ということで僕は「沖縄豚」に。
味も悪くないし、ヴォリュームもソースも悪くないのですが、何ともお皿が寂しく感じる盛り付けでした。
野菜のグリルはまずまずです。
デザートはズコット、普通です。
う~~ん、今日はちょっと失敗だったかな。
久しぶりに「ダノイ」((私の家」という意味)の名前を聞いて舞い上がりすぎ、期待しすぎだったようです。
でも帰りのお見送りは丁寧なもので、某スイーツ店のように(笑)イライラしながら帰るということはありませんでした。