中華も食べちゃったよ@バンコク、 THE CHINA HOUSE

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夕暮れのオリエンタル・ホテルのロビーです。

何となくうきうきした、それでいてエレガントな上流社会の一端が垣間見れるような雰囲気です。
実際には「おのぼりさん」がほとんどなのでしょうが・・・。
ロビーの片隅では弦楽4重奏が静かに奏でられています。

いつもB級グルメの多い僕のバンコク旅行、たまには「ちゃんとしたもの」(笑)を食べたいということで、この日の夕食はオリエンタル・ホテルのロビー向かいのある中華料理レストラン「THE CHINA HOUSE」にしてみました。

さすがオリエンタル・ホテル直営、すべてに豪華で、シノワズリーとオリエンタルのテーマ・ロゴやテーマ・カラーとの融合も違和感なく、何か「別格」な感じすらするレストランです。

エントランスからウェイティング・エリアは2階までの吹き抜け構造です。
黒と赤と大胆に使ったデザインはダイナミックかつシック、それにちょっと大人のエロティックなムードまで漂わせているのは、さすがです。
もしかして日本人の設計?

やや狭めのテーブル間隔で、満席になればちょっと窮屈な感じもするかもしれません。
テーブル上のコーディネートも計算されつくされています。

突き出しは鶏ですが、とてもきれいなプレゼンテーションです。

フカヒレの土鍋煮込みです。
さすがオリエンタル、見てくださいこの量。
女性ならこれだけでお腹一杯になりそうなくらいです。

これがグツグツ・ブツブツした熱々の状態で運ばれてきます。
スタッフが蓋を開けると、湯気とともに立ち上がる芳醇な香り・・・オイスター・ソースの香り、雲南ハムの香り、上質な上湯の香り・・・・とりあえず胸いっぱいに吸い込んでみます(笑)。
美味しそう。
で、フカヒレですが、これ日本産ではないです。
食べてみて分かります。
繊維も太く味もしみていてもちろんフカヒレ料理としての質は良いのですが、多分これ、チリとかあの辺のでしょう。
フカヒレにねっとり感が欠けるような気がしました。
マネージャーに確認したところ「確かに日本産ではないです」とのことでした。
もちろん美味しいんですよ・・・でもMY BEST「フカヒレ・スープ」ではありません。
そうは言っても、1800バーツ++という超高値ではありますが、ヤワラーあたりで一杯500バーツくらいのを4杯食べるより、ずっと価値があるとは思います。
メインにはマネージャーのお勧め、彼の言葉を借りれば「Chinese beef steak」を試してみました。
出てきたのはその名前から想像していたのとは違って、まぁ僕流に言えば「ペッパー・ビーフ」です。

でもお味は保障つき、本当に美味しかったです。
タイにしてはビーフの質も良く、柔らかくて肉の味が充分にするもの。
そして一緒に炒めてある、ネギやタマネギ、食感のアクセントになるカシューナッツとともに、肝心の味付けはペッパー、ガーリック、カレーなどで、はっきりクッキリした仕上げ。
実に「ご飯が進む」系(笑)の一皿でした。
デザートはこの店の名物(?)、ドラゴン・フルーツ入りのマンゴ・プディングです。

ドライアイスを敷き詰めたお皿で登場、こういうプレゼンテーションはあまり好きではありませんが、お味はすこぶる付き。
マンゴとドラゴン・フルーツの果肉が以外にも喧嘩せず、うまい具合に一つになっています。
器となるドラゴン・フルーツの内側の果肉も、単独で食べるより、美味しく感じました。
前菜からデザートまですべて標準以上、いや~「さすが」です。
でも難点としては、香港の名店に比べて「飛びぬけた」美味しさではない、タイにしては値段が超高い、などなど・・・・でも文句は言いますまい、天下のオリエンタルで中華を食べたのですから(笑)。
ペニンシュラの「メイジャン」より味はともかく、クラス感と貫禄で圧勝の「THE CHINA HOUSE」でした。
最後にフォーチュン・クッキーをいただいて、マネージャー以下全員のお見送りを受ける・・・という最後の最後まで抜かりの無い接遇ぶりも、帰りの気分を最高に良くしてくれました。

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