この間本当に久しぶりにここに行ってきました。
名前も昔とは変わっていて、今は「パークサイド・ダイナー」と。
僕の昔は、ここや「ホテル・オークラ」の「カメリア」(昔は「カメリア・コーナー」と言ったと思いますが・・・)、今は亡き「キャピタル東急」の「オリガミ」で食べる洋食が最高の贅沢だったのに・・・何、このエントランス!
その辺のファミレスと同じじゃん(プンプン)。
そう、ここは帝国ホテル内のオールデイ・ダイニングの旧「ユリーカ」です。
その前の名前は「さいくる」、その前は「ザ・テラス」という名前でした。
調べてみると更にその前は「コーヒーハウス」とか「ガーデンバー」という名前で、この場所で営業していたようです。
もう日本洋食界の草分け的存在のレストランですね。
今のインテリアは、その名前の通り、コンテンポラリーなダイナーということでしょうか、カジュアルからセミ・フォーマルまで、いろいろなタイプの席が用意されています。
でも、姿かたちは変わってもエントランスにいたベテラン・スタッフの暖かく礼儀正しい物腰は、さすがの伝統を感じるものでした。
彼の一言二言で、入り口で感じた違和感がスッと解けていきます。
気持ち、感情なんて不思議なものです。
昔からの人気メニューもまだ沢山残っていて、迷いに迷って、今日は想い出の「野菜カレー」に。
あえて裏ごししないで、素材の旨みと食感を際立たせた伝統のカレー・ソースに、彩り鮮やかな野菜。
もうこれは僕の心の中の定番カレー、個人的にはカレーのスタンダードの一つになるカレーなことを、改めて実感しました。
美味しかったです。
気になったのはもう永続ウン十年であろう年配ウェイター達のやや事務的な対応と、客層の超高齢化です。
もうここは若い層には人気無いのでしょうか?
確かに値段が相当はりますからね(野菜カレーは税サ込みで2500円くらい)、この値段を払うならもっと他に・・・なんでしょう。ちょっと残念です。