僕は青春時代から結婚してしばらくを西新宿、初台、幡ヶ谷といった京王線沿線で過ごしました。
なので、その当時からずっと通っているところもまだその付近にいくつかあって、床屋はその一つ。
もう30年以上はそこに通っている・・・。
先日その床屋の帰り、時間があったので久しぶりに初台を歩いてみました。
あ、あのパン屋がなくなっている、あ、まだこのラーメン屋はあった・・・懐かしい思い出がどんどんこみあげてきます。
そんな中、幡代小学校のところにこんなカフェが・・・。
昔はここは小さい店が軒を並べていて、その後確か宝石屋のビルかなんかになって・・・今は何と「かんてんぱぱCAFE」というこぎれいなカフェになっていました。
ふ~ん、面白い名前。
あれ?
「かんてんぱぱ」?
もしかして・・・あ、やっぱり、そうでした。
カフェの上を見上げると「伊那食品工業」の名前が・・・。
僕ですらその名前に記憶がある、国内シェア80%、世界シェアでも15%を占める寒天業界のガリバー企業である「伊那食品工業」。
前人未踏の48期連続増収増益を実現して、経済雑誌にも良く登場するあの有名会社のショップ兼カフェだったのです。
アウトドアにもテラス席があります。
木立の向こうは甲州街道。
メニューにはもちろん寒天を使ったスイーツなどが一杯。です
ところてんにはところてん用の寒天・・・のように、寒天にはこだわっているとあります。
そりゃそうでしょう、専門店ですから・・・。
僕は豆寒天を、白蜜で。
(黒蜜にも出来ます)
残念ながら僕には寒天の美味しさは比較評価出来ないですが、豆の炊き方は「梅園」や「梅むら」といった名店達には及ばないと思いました。
でも470円という値段は超良心的、お茶も温かいの(韃靼そば茶)、冷たいの、おまけの寒天シャーベットとサービス満点、店員もとても良い感じの人でした。
なごめる店です。
カフェの入り口にはおびただしい寒天製品の山・・・。
「寒天なんて」と言うなかれ、カフェよりも買い物だけに来る客が結構多いんです。
手作りデザートやおやつ系のゼリーの素、介護用のゼラチン寒天、低カロリーやノン・カロリー製品・・・ものすごい種類の寒天製品が並んでいます。
僕も奥さんのお土産に「寒天ぞうすい」(お湯を注ぐだけ、米の代わりに粒状の寒天が・・・)を購入。
でもこれを食べなくちゃは、メタボ対策が必要な僕なんですけれどね。
いや~、面白い店というかカフェに出会いました。
この「かんてんぱぱ」の店は札幌から福岡まで13店もあるそうで、オンラインショップ(http://www.kantenpp.co.jp/shop/)も充実しているとのことです。
なお、初台店はここです。
この地図の周辺、僕の青春詰まりまくりです。
代々木署も何回行ったことか・・・(笑)。