24時間の大連 ホテル・ニッコー大連

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大連の空港は「周水子国際空港」といって、2001年までの数回の改築工事を経て、現在では13の国際線、58の国内線が就航するという、建築的にも現代的な国際空港です。
そうはいっても成田などとは大違い、イミグレも空いていて、超簡単です。
時間にして5分で通り抜けられます。
預け荷物もないし、中国元の現金の手持ちもあるし、すぐにタクシーの乗車、すでに予約を入れてあるホテルニッコー大連に向かいます。
運転手には「日航飯店」と書いた紙を見せるだけ。
今回は大連に一泊するかどうかすら決めてなかったので、とりあえず当日までキャンセル可のレートで予約だけは入れていたのです。
タクシーの運転はまさに中国スタイル、超スピード、頻回の路線変更・・・とにかく荒いです。
霧というよりは曇り空の中を大連の中心部まで20分弱、料金はたったの26元(400円)でした。
チップも不要、たいていの運転手はきちんとおつりもくれます。

ホテルは勝利橋のすぐ近く、ひときわ目立つ円筒形の高層建築です。
32階建て?
ベルは日本語も出来いかにも日系ホテルですが、レセプション以降は定型句以外の日本語はほとんど通じません。
英語はもっとダメです。
この英語の通用度の低さは特筆もの、これは日本以下かも、です。
基本的なホスピタリティーもほとんど感じられず、ゲストのために出来うるベストなことをしようなどという姿勢は微塵も感じられない!チェックインでした。
(特に年上の男性スタッフ)
まさに旧来の中国のイメージです。
日本人客が6割以上を占めるというこのホテル、これで大丈夫なのでしょうか?
後で聞いたら、大丈夫なんだそうです。
その理由は、このホテルに泊まる日本人客のほとんどすべてが、中国人のガイドあるいは通訳付きのビジネスマン、そしてツアー客なんだそうです。
僕らのような(中国人ガイドのいない)純粋な個人客というのは、ほとんどいないのだそうです。
何でもホテル・スタッフと話したり、交渉したり、相談したりして旅を作り上げる僕らのスタイルは、ここ大連では、いやこのホテルでは難しいようです。
ただ、日本人のゲスト・リレーションの女性にはお世話になり、大連の観光的な基本情報から、僕らの行きたいところ、食べたいものなどの相談にはのってもらえました。
お世話になりました。
有難うございました。
交渉して、部屋は27階の街側の部屋ともっと下の階の海側の部屋の2つを見せてもらい(ここまで話を持っていくのが大変だった・・・)、ハーバー・ビューといってもドックヤード・ビューのような海側の景色だったので、より高層のシティービューの部屋を選びました。
ただ霧にかすんで、こちらもそう良いという景色ではありませんでしたが・・・。
あと200~300元プラスすれば、最高層階のエグゼクティブ・フロアにも変更できるとも聞き出したのですが、もう疲れてしまって(笑)、この部屋で妥協しました。
きっと彼らには「うるさい客」と思われたのでしょうね。


窓は大きそうに見えますが、大きな円柱に邪魔されているし、第一に窓がとても汚いです。
部屋は広く、大連では5★、中国としては4★、世界スタンダードでは3★半くらいのファシリティーは揃っています。
防音はまずまず、ベットやリネン類も合格点、TVやネット接続も旧式ながらOK、セイフティーボックスあり、浴衣やバスローブ、電気ポットなども揃っていました。

バスルームはシャワーブース付き、バスタブも旧ヒルトンらしく、深くはありませんが大きめに出来ています。
だたカランなどは腐食してか水が四方八方の飛び散りますし、バス・アメニティーなどの質も全く高くありません。
それに比べると、タオル類の質はまずまずでした。

まあ、これで800元代の宿泊料金、税金サービス料を入れて930元(日本円で13500円くらい)ですから・・・あ、そうそう、JALのマイレージがダブルに付くプランなので1200マイルの加算もあります・・・こんなものでしょうか。
ただ、あとでシャングリラ・ホテルとフラマ・ホテルに出かけることがあって、そこのコンシェルジュやベルの人たちと何度も話すことがあったのですが、僕らのホテルの中国人スタッフと違ってどの人も癖のないきれいな英語をしゃべり、地図や電話番号を書いてくれたり、とにかく親切。
う~~~ん、中国語をしゃべれない人間が中国で快適なホテルライフを送るには、こういうホテルを選ばなきゃいけなかったんですね。
でも、値段が少々お高め・・・・特にシャングリラは。
それにシャングリラは一部工事中でした。
やっぱり僕らは、日本人コンシェルジュのいる僕らのホテルがベストな選択だったかな、値段もリーズナブルだったし。
最後にホテルニッコー大連のロビーの写真を。

ちなみに飾られている花や緑はすべて造花でした。

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