色々な事情が重なって、この日は日本橋の「マンダリン・オリエンタル東京」にお泊りとなりました。
久しぶりに会う方との待ち合わせは、２階のイタリアン・レストラン「ヴェンタリオ」の前です。
地下鉄でこのホテルに始めてくる人は、ホテルの入り口が分かりにくいので（多分わざと「そう」作ってあるのでしょう・・・）ここにしたのですが、案の上だいぶ迷われたそうです。
チェックインは１１時、そう今日のレート・プランは午前１１時チェックイン、チェックアウトはなんと翌日の午後６時までＯＫという「太っ腹」なプランです。
さすがにエレベーター周囲のベルの人たちはこの時間では「いらっしゃいませ。チェックインでございますか？」とは聞いてくれません（笑）。
でも、レセプションに行くとすべてＯＫ、手馴れた様子で今日のレート・プランの説明ガなされます。
事前のリクエストもすべてちゃんと通っていました。
ロビーは人影も少なく、相変わらずのモダンなエレガントさは健在でした。
部屋まで案内してくれたベルの女性の説明も、まだ新人さんそうですが、それなりに一生懸命さの伝わるものでした。
廊下はやや狭め・暗めですが、両側に飾られたアジアン（ジャパニーズ）・クラフトが実に印象的です。
いかにも「上質な」ホテルって気にさせるインテリアです。
さぁ、部屋です。
広～～～～い！
スイートじゃぁ（笑）！
クッションも一杯。
どれも個性的でオシャレ。
僕が今回選んだプランは
「エムオー 6 スターダイヤモンド スイートアップグレード 」
というもので、このホテルが2006年に史上初となる「6ツ星（6スターダイヤモンド）」ホテルの称号を世界的に権威ある格付機関より授与され、以降2007年に引き続き、3年連続で2008年も「6スターダイヤモンド」を取得した記念のプランで、6つの特典がついているのです。
その特典とは
●プレミアグランドルーム→スイート（ダブル）にアップグレード
（ただスイートのタイプは当日決まるので、事前指定は不可とのことです）
●アーリーチェックイン 11:00から（通常は15:00）
●シャンパン（ハーフボトル）を部屋に用意
●38階 オールデイダイニング「ケシキ」での特別セットメニューディナー
●38階 オールデイダイニング「ケシキ」でのブレックファストブッフェ
●レイトチェックアウト 最長18:00まで（通常は12:00）
という大判振るまいなものです。
で、僕らが通されたスイートは「ダイナスティー・スイート」と呼ばれるスイート。
ホームページによると、この「ダイナスティー・スイート」という部屋は
・・・・・33～35階の高層階に位置する全室ダブルタイプのコーナースイート。100平米を誇る広々とした3室のお部屋は、ゆっくりおくつろぎいただけるよう、お客さまのプライベートを大切にしたレイアウトになっております。
ドアを開けると、大きなガラス窓から明るい日差しが注ぎ込むリビングルームが、そして、その奥にベッドルームが広がります。ベッドに身を横たえると、大きな窓を通して大空が目の前に広がり、羽田へと向う飛行機が旅情をかきたてます。
バスルームとウォークインクローゼットは、利便性に配慮して奥のコーナーにレイアウトしました。日本人の感性になじむ上品なインテリアでまとめられたベッドルームとリビングルームは、ご自宅で過ごすようなやすらぎに満ちています。
機能性とくつろぎ、その両方をあわせもっているのが、ダイナスティ スイートの特徴です・・・・・
だそうです。
もちろん僕の下手な説明より、このプロによる文章のほうがより良く部屋の特徴を分かっていただけるでしょう。
窓からの景色は言うまでもありませんが、この日の曇り空が本当に恨めしかったです。
晴れていればさぞかし・・・・（泣）。
遠くに新宿副都心の高層ビル群が見えていますね。
相変わらずこのホテルは室内室外どこをとっても本当に質感の高い作りがなされています。
特にファブリック使いは最高で、細かいところまで実に神経が行き届いています。
多分こうしたクオリティーの高さでは、リッツ・カールトン東京をしのぎ、東京一のホテルでしょう。
ただこの質感の高さ、繊細さをどこまで維持できるのか、これからが正念場なのも確かでしょう。
ちなみにここに６★を与えたというのは、1949年に設立されたレストランの格付機関を基盤とする1989年に設立された「アメリカン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サイエンス」という組織で、ニューヨークにその本部を置き、毎年「インターナショナル・スターダイアモンド・アワード」を、ホテル、リゾート、スパ、レストラン、シェフ、エアライン、クルーズラインなど、旅行、ホスピタリティー業界における「ラグジュアリーの証」として、サービス、施設共に世界的レベルのベストクオリティーと認められたもののみに授与しているところなんだそうです。
リヴィングの奥のベッドルームです。
２方向に窓が開けています。
僕は、ことベッド・リネンに限れば、このマンダリン・オリエンタルのシーツやピローが東京で一番好きですね。
次いでフォーシーズンズ・ホテル丸の内、後はリッツ・カールトン東京、パーク・ハイアット東京の順かな・・・。
バスルームもとても広く、ほぼ文句なしです。
シャワー・ブースのシャワーは３種類完備です。
バス・アメニティーも沢山揃っています。
ただ色々置き過ぎていて、自分の洗面用具など小物を広げるところがありません。
バスローブの質感はホテルの格を端的に表していると思いますが、僕の基準はもうひとつ、このバスローブの置き方です。
その点ここは完璧、バスローブをいつもこの形に整えてここにかけておくのは大変な労力と努力が必要です。
それにしても、このバスローブの形はきれいです、美しい！
（僕は本当に変なところに感激してしまうのです）
バスタブも大きく、バス・ピローも完備。
でも僕はバス・ピローはもう少し大きさ・形ともに改善の余地があると思いました。
バス・タオル類はウォーマーで暖められています。
バス・アメニティーは以前と同じ、アロマテラピー・アソシエイツのもの。
ナチュラルなハーブ系の香りがＧＯＯＤです。
広めのクローゼット。
中にはヨガマットも。
浴衣の上には扇子。
入り口すぐのアーモア。
このクローゼットを通して、靴磨きを頼んだり、ハウスキーピングの人と物のやり取りができる「パススルークローゼット」です。
結構便利なものです。
