マンダリンオリエンタルの休日 

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11時にチェックインすると、まもなく運ばれてくるのがこのアメニティー。
付いている6つの特典のうちの1つ、「シャンパン(ハーフボトル)を部屋にご用意」です。

シャンパンを見てびっくり、ボランジェじゃありませんか。
このホテルでは、このボランジェのスペシャル・キュベのハーフボトルは11000円もしますからね、これは大変な大盤振る舞いです。
チョコレートの小箱や、大粒のぶどうもいただきました。

シャンパンには両者とも、とても良く合います。
それにスイート・ルームにシャンパンというのも・・・ですよね。

とても美味しくいただいて、12時からは「センス」で食事(これはパッケージには入っていません)。
この報告は、一足先に先日してしまいました。

最近写真の質が良くないことが多いので、正直きめの粗さを隠す目的もあります。
この辺りのご意見もあったら、皆様お教えください。


快適なソファでゴロゴロしたり、ベッドに寝そべったりしながら、大型TVは付けっぱなし。
ああでもない、こうでもないと久しぶりの長話・・・いや~っ、こういう時間って本当に癒されます(笑)。
相変わらずの曇り空は時々その明るさを増したり、雨になったり。
それでも、遠くにはレインボーブリッジも見えたりします。

デスク廻りに

・・・この本を見つけました。
「THE WORLD’S BEST HOTELS 2007」です。
ここが選び出す「世界のホテル・ベスト100」は、もちろん僕が知らないホテルも多いのですが、「うなずける」順位付けガ多くて、僕がかなり気に入っているホテル本なんです。
地域別のランキングもおおむね僕の思っているのと同じで、うんうん・・・なんて頷きながら、豊富な写真とともに、脳内で世界旅行したりしちゃいました(笑)。

表紙はこのマンダリン・オリエンタル東京・・・だから、部屋に置いてあるのでしょうか?
ちょっとした調べものはPCを持ってきていなくても、ビジネス・センターに行かなくても、フロント脇でインターネットを無料で閲覧できます。
ホテルスタックに頼むとすぐ接続してくれますが、椅子がないので、長居は疲れてしまいますが・・・。

夕方も近づいてきました。
同行者はフィットネスに、僕はSPAのヒート・エリアに行ってみます。
これらの施設は、レセプション階の一つ下、37階に「ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」として広がっています。
利用料はホテル・ゲストでも6000円とのこと、それがスイートのゲストなら何と無料で利用できるというのです。
そういう意味でも、このホテルにスイートで泊まれるという僕らのプランは、ますます「お得」なものに見えてきます。
エレベーターを降りると、もうそこはSPAの入り口・・・心地よいオリエンタルな香りと静寂、やすらぎに満ちたシックでインティメットな空間が広がります。
足を踏み入れた瞬間から、。
丁寧なレセプションの女性達は、詳しくここの説明をしてくれます。
丁寧すぎるほどです。
マッサージやトリートメントを受けるお金も時間も無いので(泣)、サウナやジャグジー等のヒート・エリアの利用だけになります。
広さ的にはそう広くはありりませんが、なにしろ客室数の少ないホテル、しかも利用料も安くないことから、利用しているのはたいてい1人か2人です。
まず、男性用の更衣室。
高い天井が、狭いながらも開放感をかもし出しています。

ロッカーの中も、必要なものはすべて揃っています。
僕の他に誰もいなくなったので、ヒート・エリアに潜入。
上手く録れませんでしたが、東京の高層ビル群をを見ながら寝そべられるジャグジー。
足裏のあたる水圧が強く、気持ちヨカです(笑)。

プールのないこのホテル、この「ヴィタリティ・プール」という、いくつものボディ・ジェットを備えた胸の深さまであるジェットバスが、プールの代わり(?)です。
温水は36℃に保たれているそうです。

この奥に、一面が総ガラス窓のドライ・サウナ(さすがにここまではカメラを持って入れませんでした・・・)、照明を落とし気味のミスト・サウナ、複数のシャワー・ブース、アイス・ファウンテン・・・などが並んでいます。
総合評価として、僕はここが6000円いるのなら多分利用しないなって感じでした。
だって狭いんだもん・・・いくら気持ち良くても・・・ね。

僕もスパから、同行者もフィットネスから戻り、窓に大都会の夜景が広がり始める頃、僕らのパッケージについている「ケシキ」での夕食タイム(無料)が始まります。
ロビーは夜の装い、どことなくシックさを増し、それでいて華やいだ大人の夜の匂いも漂ってくる・・・最高級ホテルの夜のムード全開です。

「ケシキ(KESHIKI)」はもちろん「景色」から取ったのでしょう。
フォーシーズンズ・ホテル丸の内のレストラン「ekki」にも似たネーミングですね。

メニュー構成などの説明はなく、サービスはかなりシンプル。

どうもこのパッケージに組み込まれているディナーは3コース・メニューのようで、最初のお皿はコーン・ポタージュのカプチーノ仕立て。
濃厚なコーンの甘さもくどさを感じさせず、さすがホテル・メイドのものになっていますが、う~~ん、ちょっと期待はずれかも・・・。
もう少しお金を足してもいいから、ここならではの凝ったものを食べたかった!
贅沢言うな、どうせ只(ただ)じゃないか!って言わないでください(笑)。
パンはハーブを練りこんだパンが美味しかったです。
バターとオリーブ・オイル、サワー・クリームでいただきます。

メインはリゾットを詰めたチキン、テリヤキ・ソースです。
これは万人向きの味でしょう。
テリヤキ・ソ-スもアメリカでよく遭遇するような下品なものではありません。
周囲にきれいに飾らされた七味唐辛子など、アジアン・テイストのスパイス使いが外国人にも受けるでしょうし、随所にホテル・センスを見ることが出来ます。
外は雨にもかかわらず、大きな窓の向こうに高層のビル群がド迫力で・・・。
大都会の真ん中で食事している気分は悪いものではありません

ベリーのソースが、美味しかったデザート。

この3コースのディナー、もしお金を支払って食べると一体おいくらなのでしょう。
ホテルのホ-ムページによると、ディナーのセットメニューは5500円からとなっていましたが、このメニューは???
僕の価値観からいうと3500~3800円くらい(笑)?
でも、低く流れる小粋なジャズと窓からの摩天楼ビュー、コーヒーを何杯もお代わりしながら積もる話をしていると、その値段以上の時間を過ごせた気がします。
そして、夜もどんどん深まってきます。
大きな窓からの景色はまるでマンハッタン。
そういえば、以前マンダリン・オリエンタル・ニューヨークに泊まったときもこんな景色が見えた覚えがあります。

ここはニューヨーク?東京?
そんな気分にさせてくれるレストランでした。
ここで同行者はお帰り。
ここからは僕一人のホテル・ステイになります。

「ケシキ」での夕食の後、同行者も家に帰り、この広いスイートに僕だけ。
残っていたシャンパンを飲みながら、持参の(ここが用意周到でしょ?笑)DVDを大画面で。

至福の時ですな。
部屋は食事から帰るとすっかりターンダウンされています。
アロマオイルも完備。
このホテル特製の「ロハスエッセンス」というフレイグランス・オイル、小皿に入れて置くだけでもほのかな香りが心の平静を誘いますが、お風呂に入れても良いと思います。
でも風呂はホテルならではのバブルバスにしてみます。
家じゃ、これ、なかなか出来ないですからね(笑)。
バスピローを首に当てて、備え付けのTVを身ながら・・・これなら30分でも40分でも風呂に入っていられます。
出てくればふっかふかのバスローブもあるし・・・。
こうなると、あの快適リネンの最高のベッドで、熟睡あるのみでしょう。
そしてまさにその通りになりました。
11時頃にはもう寝入ってしまったようです。
TVも付けっぱなし、カーテンも閉めないで・・・(恥)。



で、朝です。
実に快適に眼を覚ますことが出来ました。
オペレータ-の優しい声でのウェイクアップ・コールの前に・・・。
パススルー・クローゼットには昨日頼んでおいた靴が丁寧に袋に入れられて置いてあり、希望の新聞はドアノブにちゃんとかかっています。
僕の宿泊プランは、何と夕方の6時までいられるという太っ腹なものですが残念!僕は今日は普通通りの仕事なのです。
朝風呂を浴びて、朝飯を食べたら、日常に戻らなくてはいけません(泣)。

マンダリン・オリエンタルの朝食です。
昨日ディナーを食べた「ケシキ」とまさに同じ場所なのに、全く別のレストランのよう。
曇り空なので燦燦と朝日が一杯ということはありませんが、大きい窓からの一面の大東京は、なんとも最高のご馳走です。

ここによくいらしていただけるホテラバさんも仰るように、こうしてちょっと遠くから見た方が、この席の良さ、このレストランの昼間を良さを実感できるようです。
窓際まで行って、下を覗き込むようにしてみると・・・・。
これがバフェ・テーブル。
ものすごく種類があるわけではありませんが、どれも上質そうな内容、ディスプレイもとてもきれいです。
コーヒーやオレンジ・ジュースはデフォールトで持ってきてくれますが、ジュース類は色々な種類のが置いてあるので、僕はマンゴ・ジュースをグビグビ。
まさかフレッシュではないでしょうが、美味しい濃厚なマンゴ・ジュースでした。
バフェの手前のほうは中華点心、お粥とちょっとした和惣菜のコーナー。

パン類は当然美味しく、クロワッサンなどサクサクハラハラ感がたっぷり味わえます。
オーダーしてから作られテーブルまで持ってきてくれる卵料理は、とても色の濃い黄色。
何でも山梨県産のハーブ卵というのを使っているとか・・・。
味もですが、このオムレツのなんと形の良いこと。
細心の注意を払って作られたのが良くわかるオムレツです。

少しだけお粥も頂きました。
各種のトッピングをして、うえからトロミ餡をかけます。

これが2人分(実際には僕1人ですが)付く、僕らのパッケージ、本当にお得なようです。
だってこの朝食、自分でお金を払って食べると一体おいくらするのでしょう。
ホテルのホームページを見ても「朝食は2800円~」となっているだけで、僕の頂いたバフェ(卵料理を含む)がおいくらなのか分かりません。
多分3000円台だと思いますが、この内容、この場所、この雰囲気でなら、値段にもめげず(笑)今後の利用を考えてもいい感じでした(ケチですみません)。
スムースなチェックアウトの後、仕事へ。
僕はまず東京か上野に出るのですが、両方ともこのホテルからはアクセスが容易。
無事にオンタイムに仕事に入ることが出来ました・・・ということで、僕らの「マンダリン・オリエンタルの休日」はこれで終わりです。

実際には夜の6時までいていいこのパッケージの利点をすべて使い切ったわけではありませんが、それでも十二分に満足させてもらいました。
このパッケージのお値段は、79800円!
これを高いと感じるか、僕のように「お得」と考えるか、それは人によって違うと思いますが、僕はいつまでも「お得感」のほうを主眼に考えて、ホテル選びをしていきたいと思っています。

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