午後1時まで仕事、急いで身支度を整えて、羽田空港に向かいます。
もう最近ではソウルに行くのは羽田から、とにかく近い、早い、簡単で、便利この上ないです。
欲を言えば、羽田空港の国際線ターミナルがいかにもしょぼい、羽田・金浦線はいつも混んでいて、値段がやや高め・・・なのが難点と言えるでしょうか。
ただ僕の今回の場合は、JALのマイレージを14500マイル使った特典旅行なので、値段のことはなんとも言えないですが・・・。
未曾有の韓国ウォンの安さに、日本全国の銀行でウォンの現金の在庫が底をついているという中、ここ羽田空港の新韓銀行の両替所は、両替の上限無しで、いくらでもウォンの現金を買うことが出来ます。
レートは100ウォンが7.3円くらいでした。
(その後またウォンが下がって6円台になったようですが・・・一体韓国経済はどうなっちゃうのでしょう)
手荷物だけなので自動チェックイン機を利用、残念ながらアップグレードは無し。
それでもアッパーのエマージェンシー・シートの窓側、つまり70Aが取れたので、無料で乗るものとしてはこれで良しとするしかありません。
ラウンジへのインヴィテーション・カードをもらったので(これは免税店での1000円券としても使えます)、ラウンジでさっき国内線第2ターミナルの千疋屋で買ったフルーツ・サンドイッチを広げ、簡単なお昼とします。
朝から何も食べていなかったので、うま~~い(笑)。
搭乗した15時35分発のJAL8834便は、満席に近く、ところどころ3列の真ん中が開いている程度。
いくら客単価が低くても、連日これだけ乗ってくれれば、JALさん、御の字じゃないでしょうか?
スーツ姿の日韓のサラリーマンがかなり目立つのは、さすが羽田発ならではです。
機内食はJALが最近宣伝している雑誌「食楽」とコラボした「食楽空弁」。
この空弁、羽田発・金浦発にそれぞれ3種類あって、今日のはその中の「丹」というもの。
ゆかりご飯、野菜の煮付け、海老寿司、蒸鶏唐辛子味噌和え、蟹新丈、青菜ご飯、芋菓子、タコ飯が並んでいます。
成田発なんかのソウル線の食事より見た目もずっと良いし、味も悪くなかったですよ。
コンビニで買うとしたら7~800円はすると思いますね(笑)。
金浦空港には定刻より早めの17時40分頃には到着、イミグレも空いていて、荷物のピックも両替もない僕は、18時にはタクシーに十分乗ることが出来ました。
空港からのタクシーはもちろん一般タクシー、模範タクシーなんて高くて使いません。
一般なら初乗りはたったの1900ウォン(150円弱)と激安。
黒塗りの模範タクシーは何と4500ウォンからのスタートです。
小雨の中を南大門の近く、ソウル駅前のミレニアム・ソウル・ヒルトンまで約35分、値段は確か2万ウォンでお釣りが来たのですから、1500円強といったところでしょうか。
こんなに走ってこの値段ですから、これは最初から円高ウォン安の恩恵を実感することが出来ました。
19階のエグゼクティブ・フロア入り口の椅子に座ってのチェックインはとてもスムーズ。
アサインされた部屋は一番奥の角部屋。
ただソウル・タワーが見える南山ビューではなくて、ソウル駅が見える高層ビル・ビューの部屋です。
2方向がフル・ハイトの一面の窓で、他の部屋より広めに感じる部屋でした。
部屋の作りはシンガポールのヒルトンに似ていて、同時期に作られたヒルトンに共通する匂いを感じ取れます。
ただベッドだけはもう少し良い(新しい)ものを導入してもいいかも・・・です。
ウェルカム・アメニティーはダブル。
フルーツとチョコレート。
バスルームの仕様も驚くほどシンガポールと似ています。
つまりシャワー・ブース無しのバスタブ・オンリーの作り、ただバスタブはかなり大きめです。
エグゼクティブ・ラウンジは2箇所あります。
こちらの窓からは、雨にけぶるソウル・タワーと明洞の街の明かりが一望の下に見えます。
良い景色です。
一息入れたら、ソウルの街に出撃の予定。
どこで遊ぼう・・・じゃなくて(笑)、どこで何を食べよう・・・とラウンジにいた男性スタッフと相談です。
さぁこれで今日の分は終わり・・・と思ってネットのニュースを見ていたら、こんな記事が。
何とついに羽田空港からパリへの直行定期便が就航決定だそうです。
羽田~パリ直行便の就航で合意、2年後にも
「国交省は、東京・羽田沖で建設中の滑走路の供用開始後、羽田空港とフランス・パリを結ぶ直行便を就航させることでフランス側と合意した。滑走路の供用開始は2010年10月の予定で、直行便は午後10時から翌朝7時までの時間帯に、一日1便運航する予定。羽田空港とヨーロッパを結ぶ定期便は、成田空港の開港後は初めてとなる。」
う~~~ん、ついに成田終了(?)の時期が来てしまいましたか。
たぶんエールフランスが飛ばすのでしょうが、JALとコードシェアでしょうね。
楽しみ~~~。
これでますます成田が遠くなりそうですね。
満腹のお腹で帰ってきたミレニアム・ソウル・ヒルトン。
夕方あれだけ賑やかだったロビーにも、もう人は余りいません。
作られてだいぶ時がたつのに、まだまだ高級ホテルの風格は充分です。
部屋に帰り簡単にシャワー、パスポートを持って、再びこのロビーに降りてきます。
ロビー奥を右に曲がると、ホテルの中からこの「セブンラック・カジノ」に通じています。
入り口でパスポートの点検があるだけで、入場は簡単にできます。
(カメラは不可なので、これ以上の写真は撮れませんでした)
僕のカジノのイメージは、ラスヴェガスやアトランティックシティーのような嬌声と興奮が渦巻き、何かきらきら浮き立つような陽性な雰囲気なのですが、ここはちょっと違っていました。
何か真面目っぽいと言うか、おとなしい?
もっと悪くいえば暗~い(笑)印象なんです。
煙草の煙は非喫煙者の僕には辛かったですし、セtルフ・サービスのドリンク類も何かしょぼい、ディーラーの女性達はよく言えばクール、時にはアンフレンドリーな雰囲気もあって、あまり楽しくはなかったし、う~~~ん、ツキもなかった(泣)し、約1時間半ほどで部屋に退散しました。
同じカジノと言っても、ラスヴェガスの、特にあのストリップ沿いのカジノのポジティブな雰囲気というものは、国民性の違いだけではなく、カジノに携わるすべての人の努力あってのことなんだろうなぁ・・・なんて思っちゃいました。
ただ僕が負けたからの印象?
ま・・・そうかもしれませんな(笑)。
ソウル2日目は、と言ってももう今日の夕方には日本に帰るのですが、相変わらず雨交じりの天気です。
雨は降ったりやんだりで、それも強かったり弱かったり。
テレビの天気予報では「明日から快晴の日が・・・」と言っているで、これは本当に残念でした。
僕のような超短期ステイの人間の行動量はかなり天気に左右されますからね。
部屋からの景色。
一つの窓からはソウル駅が真正面に、もう一つの窓からはソウル・タワーと山の中腹にはタワー・ホテルが。
このタワー・ホテル、以前は良く日本のサッカー選手が泊まっていましたね。
で、このホテル、多分来年には大規模リニューアルの後、何と韓国初の「バニヤントゥリー」運営のシティー・クラブに生まれ変わるんだそうです。
50室強のラグジャリーなスパ・スイートと、ゴルフ・コースを含む多彩なアスレチック・ファシリティーを売り物にするということです。
今の韓国の経済状況、ウォン安の中で果たして完成にまでこぎつけるのでしょうか?「
やはりこうした高層階の2面窓なんて開放的な部屋は、昼間見た方が良く感じますね。
今度はエグゼクティブ・ラウンジからのショットです。
ちょっと雨が強くなってきています。
眼を左の方にやると、南大門から明洞エリアが見えますね。
もちろんこのラウンジで朝食が取れるのですが、一部の(主にアジアですが)ヒルトンでは、その最上級会員つまりダイアモンド・メンバーだと、朝食をホテルのコーヒー・ハウソのフル・バフェで食べることも出来るのです。
もちろんホテルの好意ででしょうが・・・。
ヒルトンHオナーズの規約にも書かれていませんし、チェックインの時にもらえるダイアモンド・メンバー用のベネフィットがリスティングされた紙にも書かれていません。
前回のバンコクのヒルトンもOK,今回のソウルもPCで僕のステイタスをチェックすると二つ返事でOKでした。
だから品数の少ないラウンジではなく、1階の「シアントロ」というコーヒー・ハウスのフルバフェを無料でいただいちゃいました。
もし有料で食べれば確か税込みで34万ウォン(2500円)くらいするので、これはお得です。
ただ、カウンターはありますが卵料理などは出来あいの物が並べてあるだけですし、う~~ん、質としては僕が過去に泊まった新羅ホテルなどには及びません。
パンはまずまずでしたが・・・。
窓の外の緑も、継ぎはぎだらけの緑の人口絨毯です。
日本のホテルの朝食バフェに少しは和食も置いてあるように、ここでも韓食が数品は置いてありました。
僕は朝はあまり食べないので本当はラウンジでも良かったのですが、あえて別の場所を試してみたかったのです。
ま、僕の我侭です。
僕の宿泊レートは約1週間前のヒルトンのHPからのネット予約で一泊305000ウォン、「税・サ」は11%。
レートプランは「Triple Miles Select」というもので、通常のエアライン・マイルが3倍、つまり1500マイルが付き、ヒルトンはダブル・ディップですから、ヒルトンのポイントのほうもヒルトンVISAのゴールドカード払いのボーナス2000ポイントも入れると、全部で5900ポイントほど貯まります。
ヒルトンは10ポイントが1エアライン・マイルの換算ですから、今回の宿泊でエアライン・マイルだけに換算すれば、2090マイルほど僕の懐に入ったことになります。
これで食事無料、通常3時までのレイト・チェックアウトを4時まで延長のお願い・・・など我侭を一杯聞いてもらっているのですから、いつも感謝しています<ヒルトンHオナーズ様。
それに部屋もスイートにはなりませんが、多分アップグレードしてくれていると思いますし・・・。
実は今回はどうしてもヒルトンに泊まりたかった理由があるんです。
それは僕のヒルトンでのステイタスのこと。
ヒルトンHオナーズでは来年からステイタスの基準になる宿泊数のカウントがone callendar year(元旦から大晦日まで)に変更になります。
僕が今回ヒルトンに1滞在すると、今ままでの基準がまだ適用されて、ダイアモンドのステイタスが14ヶ月延長されるのです。
(今回がちょうど基準である28滞在めということです)
つまりこの1泊で、僕のヒルトンのステイタスが11月1日から14ヶ月、すなわち2009年の大晦日まで確約されるわけです。
そして2009年度中にまた28滞在すれば2010年度も・・・と、ちょうどone callenday year制移行に、キリがよくなるのです。
このように年末まで後2ヵ月半、色々な旅行系のポイント・レースも今年の到達点をにらみながらの、追い込みが始まりました。