グランドハイアット・シンガポール お部屋とDAMAI SPA

スポンサーリンク

1泊めのヒルトンをチェックアウトします。

利用金額は市内電話のみ、でも請求はゼロでした。
市内電話は無料?

でも面白いことにヒルトンのHオナーズの自分の口座では何がしかのお金が支払われたことになっており、マイルは付いていませんが、無料のAWARD宿泊なのにちゃんと「1滞在した」と記録されているのです。

つまり無料宿泊でも、来年度のステイタス維持に必要なステイ数にカウントしてくれるところが、他のメジャーなFSP、たとえばスターウッドのSPG,ハイアットのGPなどに比べるとうれしいところです。


2泊目はグランド・ハイアット・シンガポール。
ヒルトンから歩いて5分ほどのスコッツ通りにあります。
バッグを持って歩くので少し汗ばみますが、全然遠くはありません。
ちょうど免税店のDFSのお向かい、ハイアットはその堂々たる姿が見えてきます。

エントランスが近づいてくると、こんなインテリアが。

そしてエントランスを入ると大きな生け花と、丁寧なベルのお出迎え。

そこを奥に進んでレセプション・エリアに。
ここもこのインテリア。

一転、ベルまでの賑わいとは別世界の静謐さを、この無機質の石、少しの緑、抑えた照明と効果的なスポット・ライト、それをブラウンの濃淡を上手く使ってまとめています。
これは間違いなく、日本の誇る「スーパーポテト」のデザインでしょう。
ソウルのパーク・ハイアットもそうでした。
チェックインはスムーズ。
でも低層階をアサインされたので窓からの眺望のことを言うと
「ここはガーデン・ビューのお部屋よ。
窓からたっぷりの緑が見えて、きっと気に入ると思うわ。
わたしは高層階より好きですね。」
と。
そうですか、それではこの笑顔のチャーミングな女性を信じることにしましょう(笑)。
あとチェックアウトは粘って午後3時までを引き出し(後で別の人に交渉、4時までにしてもらいました)、日本人スタッフはいないが日本語の出来る人はいる(後で分かったのですが、その「出来る」人とは日本人の板前さんでした)、SPAのリニューアルが終わった・・・・など。
部屋までの案内はなく、自分で移動します。
エレベーター・ホールのインテリアは、さすがのモダン・ハイアット・タッチです。
こういうところはハイアットは本当に上手です。

さぁ、部屋です。
広~い!
ハイアットでは数前のリニューアルで、このグランド・ウィングの部屋(もう一つのウィングはテラス・ウィング)はすべてこういう間取りに変ったようです。
つまりこれはスイートではなく、普通の部屋。
確かに窓からは中庭の緑が一杯に見えます。
うん、レセプションの彼女の言う通りかな・・・僕はついつい高層階にこだわっちゃう悪い癖があるんです。
反省。
部屋のインテリアは最高に好きと言うほどではありませんが、ビジネス・ユースと居心地の良さ、適度なモダニティーを上手くMIXしたものと言えるでしょう。
テレビは珍しくBang & Olufsenのものでした。
確かグランドハイアット東京のスイートがそうでしたね。

リビング・スペースの奥はベッド・ルームです。
あ、好きだなあ、こういう風に見るの・・・。
シーツの張り方はさすがさすがのハイアット、僕はシーツの貼り方と枕の置き方ではハイアットのやり方が一番好きですね。
微塵の皺もない完璧なベッド廻りの仕上げは、ホテルに来た~~~ぁ!って実感させてくれます。

グランド・ウィングの部屋のベッドです。
この皺一つないベッドメイクはさすがハイアットならです。
素晴らしい。
それにライティングも素敵。
ただそのインテリア性重視のために、多少の使いにくさはあります。
(特にスイッチ類、どこをどうすればいいのか、慣れるまでしばらくかかります)
窓からの緑は確かに眼に心地よいものでした。
その中庭。
ここを通って、テラス・ウィングを抜けると、新装なったプールやスパが現れます。
庭の奥に見えているのが、テラス・ウィングです。
でも実際テラスが付いているのはその一番下の階のみ、この中庭に面した部屋だけです。

クローゼットもたっぷりあります。
奥はバス・ルーム。
基本的には、イタリアン・マーブル仕上げの豪華なバスルームでスタイル的にはちょっと前のスタイルと言えますが、そこはハイアット、擦りガラスなどを使ってモダンな感じを出すことも忘れていません。

アメニティーも箱入り、ベトナムなどでよく売っているラッカー仕上げの箱です。
シルバーという色は、いかにもハイアットらしい色使いですね。
バスアメニティーは面白いことに、先日ここの3分の1の値段で泊まった大阪のハイアット・リージェンシーと同じものを使っていました。
もちろんシャワー・ブースも付いています。

このようにハードではインテリアの好みの問題は別にして、ほぼ文句はありません。
ただ全体に漂うクールな接遇を心地良いと思うか・・・多分シンガポールに来るのにツアーを使うような人にはちょっと?なところもあるかもしれません。
日本人のゲストリレーションもいませんし・・・。
あと気になったのは
★このクラスのホテルにしては、メンバー用のウェルカム・アメニティー(たとえばフルーツとか)がない
★ターンダウンのサービスはあるが、その際朝食用のカードなどがベッド脇に置かれない(探さないと無い)
★他のアジア諸国のハイアットでよくある、モーニング・ビヴァレッジ・サービスがない
更にあら捜しすれば(笑)
★風呂の「湯」のほうの温度が高すぎる
★使い捨てスリッパがなかった
・・・て言うか・・・文句はそのくらいだけのナイスなホテルと総合的には言えるでしょう。
帰国後3日でハイアットのポイントも付き、マスターカードでのプロモーションも大阪の分と併せて、無事某国の某ハイアットの「1泊無料」ゲットできました。
まぁ、こう考えると、予算的にちょっと高かったけど(日本円にして4万円くらい)、十分「元は取れた」感じ(笑)で、今回のハイアットという選択も個人的には大成功だったようです。

ハイアットのコートヤードを歩いてみます。

ビルに囲まれていますが、結構広めの中庭なので、緑が眼に優しく飛び込んできます。
奥の建物(窓がバンコクのグランド・ハイアットに似ていますね)がテラス・ウィングです。
この写真の奥のウィングが、僕の泊まっているグランド・ウィングです。

コートヤードを進むと、こんなトロピカルな緑がうっそうと茂った、そうバリのホテルのような所(ここは前もありましたよね)に出ます。
なんか良いムードです。
とても周囲が高層建築に囲まれているとは思えません。
そして現れるのが新装なった「ダマイ・スパ」のアウトドア・ラウンジ。
更に奥に行くとプールです。
このプールも以前とは違うのではないでしょうか?
好(ハオ)くんさん、以前お泊りになったときと違いますか?

きちんと泳ぐ人には不向きの、大人のリラックス専用?のプールです。
籐で編んだ椅子がとにかく気持ちよくて、脚だけポチャンと水につけておいてもよし、オットマンに脚を預けてもよし・・・。
ただこれピーク・シーズンで人が混んできたらどうするのでしょう。
奥のカヴァナ(テント張りの個室)も気持ちよさそうです。
値段は聞いてみませんでしたが、きっとそれ相当の値段はするのでしょうね。
プールの周囲はウッドデッキで、もうすぐプール直結のダイニング・エリアもオープンするそうです。
スパから続いている設計ですので、スパ→カヴァナでお食事なんでコースも可能なようです。

グランドハイアット・シンガポールの「DAMAI SPA」、たぶん本邦初公開のはずです。
僕は出来て2日目、何と日本人としては初のゲストだと言われたほどです。
オープンしたばかりということで(まだまだ実際に工事中なところも多いのですが)、どこもかしこもピッカピカ。
とにかくきれいで使いやすそうな(それでいてスタイリッシュなハイアット・タッチも十分生かされている)スパとフィットネス・エリアに仕上がっています。
スパ・レセプションのソファでくつろぎながら、手渡されたスパ・メニューを見てみます
でも見てびっくり、僕にはTOO MUCHな金額ばかり並んでいます(笑)。
とりあえず見学だけさせてもらうことにしました。

レセプションにいるジェニファーさんはやや早口ながらとてもきれいな英語をしゃべる中華系シンガポーリアンで、「DAMAI SPA]の「ダマイ」とはマレー語やインドネシアの言葉で「平和」(PEACE)を意味するのだとか、このスパのリネンを実に丁寧に説明してくれます。
詳しくは

https://www.hyatt.com/en-US/spas/Damai-Spa/home.html

を参照してください。(リンクURLは2019年にアップデートしました)

まず、これが一人用の部屋です。
インテリアを見てピンときます。
ここのインテリアも絶対杉本貴志さんの「スーパーポテト」の手になるものでしょう。
モダン・エイジアンに適度なシャープさを加えたデザインは、甘すぎず、エキゾチックすぎず、かといって冷たすぎず、これは都会に生活する人にとっては、実にリラックス出来る空間でしょう。
小物類にいたるまで神経の行き届いたデザインです。
今度は、カップル用の部屋も見せていただきました。

「スーパーポテト」が良く使う石組みがとても良く効いたデザインです。
このシンガポールのハイアット全体を貫くコモン・モチーフでもありますね。
石を切り出したタブも面白いです。
しんりゅうさんが仰る通り、カップル用にはやや小さいかもしれません。
デザイン的には申し分の無いこのセラピー・ルーム、後はマッサージ師、エステティシャンの腕次第でしょうか。
でもここは天下のハイアット、その辺はきっと抜かりはないはずです。
あと数か月もすればネット上にここのスパの評価が出揃うでしょうが、たとえ最高の評価であっても、僕にはちょっとお値段が・・・(泣)。

タイトルとURLをコピーしました