reduced rates! ザ・キャピトルホテル東急 客室

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「スペインの話ばかりでちょっと・・・」と某ホテル・ファンの友人からメールがありました
相変わらず日本のホテルには頻回に泊まっていますが、ついつい同じようなホテルに・・・なので、改めてここに報告することも特にないのが現状です。

そんな中で、去年開業したばかりの「ザ・キャピトルホテル東急」のレポートはここではまだだったはずなので、「パークホテル東京」の後はここの滞在記をしばらく書いてみますね。


まず、僕の泊まった国会議事堂側の部屋。

大きな窓からは(ただ縦幅は小さめ)眼の前に国会議事堂、その手前には右に首相官邸、左には話題の(?)議員会館が・・・。

そして奥の緑はもちろん皇居、この日は残念ながら曇りの天気のあまり良くない日だったのではっきりとは見えていませんが、スカイツリーもしっかり見えます。

眺望的には、かなり素晴らしいホテルです。

しかも僕のレートは某大手予約サイトに出ていた激安レート、一室23000円というもの。
「人気の国会議事堂側眺望指定プラン」
デラックスキング【禁煙】(ダブル) × 1部屋
※チェックインは17:00以降にてお願いいたします。
※チェックアウトは11:00となります。(延長は受けかねますので予めご了承ください)

オープンしたてのホテルがもうこんなレート・・・そんなに低稼働なのでしょうか、このホテル?

もちろんここは旧々「東京ヒルトンホテル」、旧「キャピトル東急ホテル」のリニューアル・ホテル。

リニューアルはリニューアルでも、建物を建て替えて(「東急キャピトルタワー」)の完全リニューアルです。

ロケーションはお馴染み、地下鉄4線が乗り入れる便利な場所。

予約サイトには
・地下鉄千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前」直結
・地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」直結
・東京駅より車で約10分
と、ありました。
(ただ地下鉄線によっては、ホテルからとても遠い線もあるので、これは要注意です)
緑豊かな「日枝神社」の方から神社に参拝しながら地上で行くなら、こんな感じ。

日本が初めての外人さんには喜ばれるコースかもしれません。
鳥居の向こうはエスカレーターで「日枝神社」まで簡単に上がれます。


右下には「スイスインターナショナルエアラインズ」が・・・。
久しぶりに「日枝神社」にお参りしてから、ホテルに向かいます。

あ、そうそう「日枝神社」の階段を下りて行って・・・・でも、そこには当然昔のあの重厚な「キャピトル東急ホテル」ではなく、実に現代そのものの新しい「ザ・キャピトルホテル東急」が待っています。

この土地の歴史を紐解くと、ここはもともと江戸城築城後、肥前島原藩の松平忠房の屋敷だったところ。
そしてこの地は星が美しく見えるために「星ヶ岡」と称された景勝地でもありました。
それが明治維新の後、岩倉具視らの尽力で、ここを京の山に見立てた華族の社交場「星岡茶寮」が出来、大正末には彼の北大路魯山人による美食倶楽部「星岡茶寮」となりました。
第2次大戦で建物は消失、戦後「東急グループ」の五島慶太氏の手により高級中華の店「星ヶ岡茶寮」が1956年に開業、そしてついに1963年、日本初の外資系ホテル「東京ヒルトンホテル」の開業へとなったわけです。
その20年後の大晦日、「キャピトル東急ホテル」へのテイクオーバーが行われ、そして去年この新しい「ザ・キャピトルホテル東急」のオープンとなったのです。
(僕の知る限りは以上です。どこか間違っていたら識者の皆様、ぜひご教示ください)
もちろん地下鉄の駅からも直結しています。

ここを入るとホテルの入居している「東急キャピトルタワー」の地下2階に出ます。

この階にはコンビニもありますし、「ドミニク・サブロン」も店を出しています。
エスカレーターを一つ上がると・・・この階にはオフィスへのエントランスなどが・・・。
どこも出来たばかりなので、まだ本当にきれいです。
これが1階の外。
この右側の方にホテルのバンケットやレストラン用のエントランスがあって、ドアマンもいます。
地上から行くにしても、地下から上がって行くにしても、ここがホテル・ロビー。
ホテルの宣伝文句
「心和らぐ、上質な時間。
洗練された和のたしなみで、四季の移ろいを感じる空間と、日常から解き放たれた『和らぎ』の時間をお届けします」
を、まずは感じさせるロビー・デザインです。
「キャピトル東急ホテル」には熱狂的なファンが多かったですから、この新しく明るいロビーには違和感を示す方もいらっしゃるでしょうが、「east meets west」をコンテンポラリーに具現していて、僕は悪くないと思います。
ただ外資の新設ホテルなどに見られるデザイン上のダイナミズムには相当欠けていて、質感を含めてインパクトには薄い感じです。

ドアマンやベルは若い人ばかりで、一生懸命さは感じられるものの、「キャピトル東急ホテル」が持っていたあの親しみのある格調高さは全く感じられませんでした。
あの時代のベテラン・スタッフはもう残っていないのでしょうか?
昔を懐かしんで来館するゲストは、出迎えから違和感を感じてしまうのは、時代というものを考慮しても、これでは仕方ないかもしれません。

チェックインはスムース。
予約は某ホテル予約サイト経由でしたが、僕が「コンフォート・メンバーズ」(東急ホテルズのメンバーシップ)のメンバーということで、17時チェックインが相当早くチェッツクイン可能でした。
ま、これはその日の混み具合によるものかもしれませんが、予想していなかったので嬉しい配慮でした。

旧々「東京ヒルトンホテル」、旧「キャピトル東急ホテル」、現「ザ・キャピトルホテル東急」に格安プランで宿泊、それでも相当早めのチェックインが可能だったのは嬉しい誤算でした。
ベルの女性はとても若く、一生懸命さは伝わるのですが、(彼女にとって)少しイレギュラーな質問には、もう「しどろもどろ」状態でした。
「夕方のターンダウンはお願い出来るんですか?」には、「は?ターン・・・でございますか?」と怪訝そうな顔。
ホテルに勤めているもの、ターンダウンって言葉くらい知っててくださいよ(苦笑)。
部屋までは暗めの照明に所々スポットライト、モダンな感じを出しています。
客室は18階から29階までで、上層3階がいろいろなベネフィットの付くクラブ・フロアです。
(4~13階はオフィス、14~5階はスパやフィットネス、16~17階はレジデンス)

僕が予約したのは一番スタンダードな(安い)デラックスキングというカテゴリーの部屋、ただし「国会議事堂側眺望指定」という確約付きです。
部屋のドアはタッチセンサー式。
さぁ、どんな部屋なのでしょうか?
わ、広い!窓も広~い(大きいじゃなくて・・)!が第一印象。
部屋は全体で50平米弱はあるでしょうか。
でも良く見ると、新しくてどこもかしこもまだとてもきれいですが、質感の乏しさが気になる作りです。
↑の写真で、右奥の方にドアを開けるとクローゼットとバスルーム、左奥に進むとベッドルームです。

ミニバーはご覧のとおり。

無料のミネラルウォーターが2本置かれていました。
一番スタンダードな部屋でこれだけの広さですから、これはゆったり出来そうです。
窓はご覧のようにワイドスパンなもの、僕のような景色フェチの人間には本当に嬉しいのですが、高さの方がちょっと・・・。
ロール式のカーテンを全部あげてもこれ。
これはもう少しどうにかならなかったのでしょうか。
「和」のテイストを入れるとどうしてもこの手のデザインに・・・壁紙など似たようなものを(質感はそれぞれ違うものの)もう最近のホテルで何回も見ました。
バスルームとを隔てる障子風のスライド・ドアは、「東京ヒルトンホテル」以来の伝統を受け継いだデザインというべきでしょう。

キングのベッド幅は2メートルのもの。
寝心地は標準的、リネン類も可もなく不可もなくという感じの質でした。
改めて障子のバスルームのほうから窓を見てみると・・・。
窓から見える景色については次回また書くとして、最近流行の窓際カウチ、デスク、フラット・テレビ(BRAVIA)の方を見てみましょう。
実は、テレビは別としても、この辺の質感が特に低く感じたんです。
デスクはPC電源付きですが、引き出しはなく、ディクカウント家具屋に並んでそうな風情です。
ホテルのディレクトリーなどはまだ新品同様で、こういうのは気持ち良いですけれどね。
カウチも僕には大問題。
一見良さそうに見えるかもしれませんが、坐り心地が良くてのカウチでしょう?
それがね、中の衝撃吸収材も少なくて全体に硬く、肌触りも良くないんですよ。
クッションもそう、耐久性だけを考えたような・・・このカウチ&クッションはくつろげませんね。
あと、このカウチに寝そべると、(デスクが邪魔をして)その正面にテレビを向けることが出来ませんでした。

窓の方からドアやバスルームの方を見てみます。
障子風のスライド・ドアを開けると、こうなります。

つまりバスルームからは窓の外が見え、バスタブからは(位置によって)テレビを見たりも出来るということです。

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