reduced rates! 25000円@フォーシーズンズホテル椿山荘東京 (3) イル・テアトロ

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僕の全くのオフ・デイ、そのエネルギー・リチャージにはグルメも欠かせません。
今回の「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」への宿泊プランには、イタリアン・レストランの「イル・テアトロ」とか日本料理の「みゆき」の夕食時の20%OFFなどというサービスも付いていました。
でも、夜は友人と新宿に繰り出す予定(笑)、出来ればランチをこのホテルのどこかのレストランで食べたかったのです。

「椿山荘」のほうの新装なった「カメリア」の比較的リーズナブルな値段でのフレンチも僕の周りでは評判ですし・・・どこにしましょう。
ホテル内を歩きながら僕の感覚で・・・エントランスからちょっと覗ける中の雰囲気、レセプションにいる人の感じ・・・メニューも見ながら、絞り込んでいきます。
で、決めたのがここ「イル・テアトロ」、大昔は同じくイタリアンの「ビーチェ」があったこのホテルのファイン・ダイニング。
以前より「ファイン」度(?)が下がった感じで思ったよりカジュアルな様子、これなら一人でも浮きそうもない・・・それに料理を説明してくれたレセプションの女性がとても感じが良かったし(笑)・・・。
窓際の席が空いたら部屋に連絡してもらうようにお願いし、それから約30分で「席が空いた」と連絡がありました。
やっぱりこのホテル、このレストランなら、窓際席ですよね。
大きな窓からの緑一杯の庭園は、実に眼に栄養です。
僕が選んだのはポルチーニのコース。
だって、今まさに季節ですものね。
アミューズは令製のポテト・クリーム・スープ(フレンチならヴィシソワーズですよね・・・)に純度の高いオリーブ油をたらしたもの。

前菜は、ローストした仔牛のカルパッチョ。
ソースはツナ?
ポルチーニ茸はサラダとして添えられていますが、全体の味は良いのに、肝心のポルチーニが匂ってきません。
香ってこそのポルチーチ、トリュフ、松茸でしょうに・・・。
パンは籠盛り、昔「ビーチェ」に来たときにあまりの美味しさにパンを食べ過ぎたのも、今は良い思い出です(笑)。
シェフは当然変わっているでしょうに、パンのプレセンテーションは「ビーチェ」時代と同じような気がしました。グリッシーニ(赤い方はトマトを練りこんであります)、チャバタ、フォッカチャ・・・。
僕はたいていのアメリカ人と同じ、このイタリア・パンの中ではチャバタが好きですね。
次のリゾットは、さすがの味。
皿がくるなりポルチーニの香りが漂い、米の炊き方、ブロードの味、すべてがイタリア~~ン(笑)で、これはプロ中のプロの味でした。
美味しかった・・・。

サービス陣は人が足らない感じがするのと、人によって対応に温度差がかなりあるのには、ちょっとがっかり。もちろん大きな破綻など全くないのですが・・・。
メインは鱸(すずき)のロースト。
それにポルチーニ茸のソテーと、茄子とチーズのラザニアが添えられています。
鱸に巻かれているのはスペック。
スペックとは燻製にした生ハムのことで、鱸に得もいわれるイタリア~ンなフレイヴァーを付けています。
スペック使いが勝利のお皿です。
でも、ここでもポルチーニはそれほど主張してくれていません、ポルチ-ニのコースと銘打ったコース(確か6000円でした)なのに・・・(涙)。
う~~~ん、全体に不完全燃焼(笑)。
もっとポルチーニして欲しかった(笑)、一皿一皿はどれも悪くなかったのに・・・、残念。
残念なのはデザートもそう。

せっかくの高級レストランなのですから、こういうケーキ・バフェみたいなことは止めましょう(笑)。
パティシエだって腕の振るい所がないでしょう、これでは。
わずかにパンナコッタに光が見えましたが(笑)、他は平均的なスイーツでした。
もちろん何度も言いますが、「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」のファイン・レストランにしては・・・という意味ですよ。
プチフールはとても食べきれないので包んでもらいました。
ナイトキャップ用にでもしましょうか。
生チョコはさすが美味しく出来ていました。

ランチだったので割り引きはなし(笑)、でも緑一杯の窓の外と、部屋から持ち込んだホテルの雑誌類、人によって料理についてとても詳しく教えてくれるウェイターなど・・・文句を言いながらも、相当に気分良く、部屋付けのサインをすることが出来ました。
やはり腹が満ちてくると、人間、幸せになります・・・つまらない小さいことは忘れちゃいます(ここではぐだぐだと書いていますが・・・笑)。
さぁ、今度はホテルのプールと温泉にでも行ってみましょうか。

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