僕が「沖縄第一ホテル」で食べた朝食、プラス500円でサトウキビの生ジュースも楽しめます。
500円は高いと思いましたが、このゆったりした僕しかいない朝食タイムを更に優雅で思い出に残るようにするために、思い切って・・・(笑)。
通常、サトウキビの搾り汁である甘蔗汁を清浄するのには、石灰清浄法という方法を使うそうなんです。
加熱した甘蔗蔗汁に石灰や凝集剤を入れて、不純物を沈殿、上澄み糖液を濃縮させるんだとか・・・。
でもここのジュースはそうした石灰などを使わない生絞りのサトウキビ・ジュース・・・という説明でした。
野菜ばかりで、またそれらが小皿であっても、だいぶお腹に貯まってきた僕には(2度目の朝食ということもあるし、笑)、実に良いアクセント。
素朴な甘味が、体にしみこんでいきます。
料理の一部をもう一度。
(料理について覚えていることは前回大体書いたつもりです)
食事は終盤、デザート系に入ります。
押し麦と豆類の黒糖煮、これもぜんざいの一種なのでしょうか。
フルーツはシークワーサー、カーブチー(沖縄みかん)、スターフルーツの3種盛り。
カーブチーの「カー」は沖縄の方言で「皮」を表し、「ブチー」は「厚い」を意味していると・・・。
カーブチーは、その名の通り厚い果皮をもっていて、外見はごつごつしていて見栄えは良くありません。
味は酸味が弱く、見た目からは想像しにくい爽やかな甘さを持っていて、沖縄でみかんというと、このカーブチーのことを言うとのことです。
最後は40種類の薬草を煎じたというお茶が大きな土瓶で・・・。
意外に飲みやすいお茶で、口もさっぱりします。
そのお茶うけには冬瓜漬けが出ていました。
懐かしい、僕、この沖縄菓子、結構好きなんです。
だいぶ昔、「謝花きっぱん店」(じゃはなきっぱんてん)までこれを買いに行ったことを思い出しました。
そのことを話すと給仕の女性は「もちろんこれは謝花さんのですよ。いまでは謝花さんしかこれを作っていないんです」と・・・。
彼女はこの冬瓜の砂糖漬けを桔餅(きっぱん)と呼んでいましたが、正確には違います。
桔餅はまた別、そおかぁ、また行ってみようかな、桔餅買いに。
この件については後述します。
そんなこんなで実にゆったりした沖縄ヘルシー朝食をいただけました。
若い頃ならもう少しお腹にガツンとくるメイン料理的なものが欲しくなるところですが、今の僕には十分です。
以外にも空腹感はありません(当たり前だ、2回目の朝飯だもの、笑)。
ちょうど良い感じです。
全部食べても585キロカロリー、野菜たっぷりの高ビタミン、超低脂肪、僕らをくすぐるキーワード全開で、味も薬膳臭くなく素材の味を生かしたもの、それもこんな静かな雰囲気の中、まるでプライベート・ダイニングのように楽しめたんですから、もう値段高いとは言いません。
御馳走様でしたぁ。