スリウォンにあるこのホテルの名前を聞いてニヤっとする方、あるいは眉をひそめる方は、「夜遊び」派ですね、絶対(笑)。
あるいは、昼間のこのホテルを見るなんて初めて・・・なんて方もいらっしゃるかもしれません。
万が一、昼間のこのホテルを知っていたとしても、「あれ~、このホテル、こんなにきれいだったっけ?」といわれるかもしれません。
老舗の「モンティエン」と最新の「ル・メリディアン」の間に挟まれたこの即席恋愛専用のようだった「ローズ・ホテル」が、2年ほど前にリニューアル、ホテルとしても3★辺りを目指し、プールの奥に、ここがとてもバンコク歓楽街のど真ん中とは思えないタイ料理屋をオープンさせています。
「ルエン・ウライ」(Ruen Urai)という名前の2階建て、チーク材を使った伝統的なタイ建築様式のレストランです。
これがパッポンやタニヤから1~2分の距離にあるとは、とても思えない雰囲気です。
プールを見ながらの1階でも良いのですが、僕は2階が好み。
どうです?このインテリア?
既存の高級タイ料理店に引けをとらないレベルだと思います。
2階のインドア部分の中央にあるこの大きな葛篭は、本物のアンティ-クだそうです。
たまたまお会いした創業家のまだ若いオウナーの言です。
時刻は午後の6時過ぎ、階下のプールから人がいなくなり、少しずつ夕闇が迫ってきます。
冬のバンコクのこの時間なら、2階のアウトドア席が僕には最高。
この席に置かれているのはサンプルの料理でしょうか。
(日本のような食品サンプルではなくて、本物の料理です)
スタッフはすべて男性、ホテル内高級店のような洗練された接客ではありませんが、かといって不可な点もありません。
もちろん全員英語は堪能です。