パリ・ビギナーズ・ノート (3) パリまでは長いので機内食は何回も・・・

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パリまでの飛行時間は約12時間半。
本当に長い時間です。
いくらファーストクラスとは言えど、睡眠時間などの配分を間違えると、パリに着いてからが悲惨なことになります。
現地時間の午後3時過ぎに到着してから、その日の深夜まで眼一杯、もう初日からパリを楽しむ予定でいるのです。
だから日本出発前日は寝不足にして、飛行機の中ではファーストクラスの特権フルフラット・ベッドとシャンパンの力を借りて(日本時間の午後3時位から)6時間ほどの睡眠を取る・・・つまりまだ少し寝不足気味にしておく、そうしないとパリに着いた夜がいつまでも眠れなくて、翌日に差し支える・・・そんな風に考えたのです。
で、実際、まさにその通りにしました。
そして、それが大正解でした。
ただこうした机上の計画がそのまま実行出来たということは、何かにつけて我侭がきくファーストクラスの搭乗だったからということもありますよ、もちろん。

JALのファーストクラスでは、1食め以降は好きな時に好きなものをメニューから選んで、食べたり飲んだりすることが出来ます。
機内の照明が落とされ、窓のシェードも下ろされているので、自分のシートのところだけの照明、あまりきれいに写っていませんが、中間食として「小海老のフライドライスにふわふわ玉子のオムライス・海老とトマトのソースを添えて」と「世界のチーズ取り合わせ」を注文しました。
以前にもこれを食べましたが、「ふわふわ玉子」というのが、中々良く出来ています。
最近の冷凍食品ってすごいですね。
チーズにはローストしたナッツやアップル・チャツネが付いていました。
デザートにはストロベリー・アイスクリームにカスタードソースを添えたものを・・・。
飛行機はソ連のツンドラ地帯からストックホルム周辺を飛んで、次第にパリに向かって南下してきています。

到着1時間ちょっと前、小腹を満たすために軽いものを・・・って、食べてばかりですね(笑)。
3食め(!)は、「京の精進料理」というもの。
焼き野菜のみぞれ酢和え、海老芋・大根・かぶらを赤味噌あるいは白味噌で・・・がメインで、それに五穀米のご飯と清まし汁が付くというヘルシー・メニューです。
日本人ですもの(笑)・・・美味しくいただきました。
到着1時間前を切ると、窓も開けられ、機内も慌しくなってきます。
僕もリラクシング・ウェアから自分の服に着替えます。
窓からはフランスの台地が見え始めてきます。
いよいよ来ました、フランスへ・・・。

日本とフランスとの時差は、サマータイム導入前なので8時間。
現地時間の午後3時25分、スムースにランディングです。
空港の印象はどこも同じ、特別「おフランス~~」って感じ(笑)はありません。
この時間のシャルル・ド・ゴール空港第2ターミナルのイミグレは空き空き、ほとんど待ち時間はありませんでした。
ここで始めての僕のフランス語「ボンジュール」と「メルシー・ボク」の登場です(笑)。
イミグレそのものはあってないような簡単なもの、10秒くらいで終わります。
もちろんファーストクラスですから、荷物は一番最初に出てきます。
(ターンテーブル周辺には日本人担当者が配置されています)
カスタムも実質フリー、第一、係員がいません。
空港からホテルまでのトランスポーテイションは最初「ロワシー・バス」を考えていたのですが(「ロワシー」とはシャルル・ド・ゴール空港の愛称、値段は8・9ユーロ)、やはりファーストで来たのですから、ここはタクシーを奮発しましょう(笑)。
タクシーはフランス語でも「TAXIS」なので、表示に従って・・・。
タクシーに乗るにはここで右に曲がります。
通路のところどころに観光情報の小雑誌が置いてあるので、それをいくつか取り、幸いにして英語がかなり達者な運転手のタクシーに乗り込み、その雑誌類を読んでいると・・・
な、何~~~!(笑)
今晩、僕の好きな黒人R&Bシンガーのライブが某クラブであるなんて載っているではないですか・・・何という偶然、何という幸運。
これは今回の旅行、最初から縁起が良いかも・・・(笑)。

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