僕がバンコクまで乗るタイ国際航空TG677便は、ボーイング747-400。
もうこの機材もこれからどんどん見なくなっていくのでしょう、寂しい限りです。
僕の「16J」という席は2階席のエグジット・ローの窓際。
チェックインの時に言われたように、お隣はいません。
というより2階席のコンフィギュレーションは2-2ですが、2人で掛けている席はアメリカ人らしいカップル1組だけ、他はすべて臨席ブロック状態、2席とも誰もいない席もあります。
反対側の「16AC」も誰もおらず、離陸前はこうして新聞置きスペースと化しています。
FAはタイ人の男女1名づつと、時々ヘルプに女性FAが、もう一人入る体制です。
機内はTGのシンボル・カラーのパープルがとにかく眼に入ってきますが、残念、そのパープルがやや褪せた感じの色で、とても貧相に見えてしまうところがあったことは、僕の偏見でしょうか?
機材の経年劣化も確かにありますし、シートのクッションなども薄く見えるし、う~~ん、これはJALウェイズ(JZ)の方がまだ良いかな、そんな気分に襲われたのは事実です。
それでも、日本語新聞、ウェルカム・ドリンク、スリッパ(とてもチャチいです、笑)、アメニティー・ポーチ、イヤホン、お絞り(匂いがもうタイしています、笑)・・・とサービスは流れるように進みます。
テレビ・モニターは小さく画質も悪い、最近の最新タイプのものに慣れてしまうと、見る気がしないほどのものです。
機内誌、免税品カタログ、レター・セットなどがシート・ポケットに入っていて、メニューは後から配られます。
うぅ、こういうタイ語表記を見ると嫌が応にもタイ情緒は高まりますが・・・
アミューズで出てきた、春巻きの油っぽさと量の少なさを見て、TGって機内食も??と心配になってしまいます(笑)。
タイ語表記のコーラを写したつもりでしたが、上手く写っていませんね・・・失敗失敗(笑)。
アペタイザーはご覧のようなもの・・・全体にちょっと寂しい感じもします。
ドライビーフ、スモークサーモン、鶏肉の磯部巻き、グリーンサラダなどです。
パンはガーリック・ブレッドを選びました。
メインは4種類からの選択で、ラム肉や鰻の蒲焼なんてチョイスも出来ますが、僕はTGはTGらしくタイ飯を(笑)。
ポークのイエローカレーで、タイ米と、野菜のソテーが付いています。
で、これはさすがTG!
かなり美味しいです。
スパイス使いが本格的にタイで、日本のタイ料理屋のような「もどき」ではありません。
ただ、これがビジネス・クラスのメインかと思うと、ちょっと・・・ですけれどね(笑)。
この後、チーズとフルーツのサービスがあって・・・
デザートはマーブル・チーズケーキでした。
この辺の味は機内食としてフツー、特別美味しくもないし、その逆でもありません。
トイレは前方に2箇所、アメニティーがタイの人気ブランド「THANN」だったのは嬉しかったです(?)。
食事の後は早々に照明が落とされ、スクリーンではモーガン・フリーマンの「ザ・ヒューマン・ファクター」が・・・。
この映画、前にも見ているので感激は薄いですが、モーガン・フリ-マンは正に「はまり役」です。
ただネルソン・マンデラが本当にあのような人だったのか・・・そこはきっと映画だからでしょう。
そんなことを考えているうちに、熟睡モードに・・・。
偏西風の強いこの時期、バンコクまでは6時間以上も掛かります。
3時間はたっぷり寝ても、まだだいぶ時間が余りました。
バンコク到着前にハーゲンダッツのアイスクリームが配られます。
JZ便のように、おにぎりやサンドイッチなどはありません。