アマンサマーパレス北京 (23) 「ザ・チャイニーズ・レストラン」で昼食

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「アマンサマーパレス北京」にオールインクルーシブ・タイプのツアーで泊まった僕ら、お昼は中華料理の「ザ・チャイニーズ・レストラン」にしてみました。 
店内のインテリアは他のレストランとほぼ共通のもの、特別ここだけ中国中国している訳ではありません。
ランチだからでしょうが、ゲストはほんの数組、雰囲気も静かで、香港の高級広東料理店のようなさんざめきが全く聞こえません。

テーブルの上には茹でたピーナッツなどお馴染みのお皿が・・・。
メニューはアラカルト・オンリーで、季節のスペシャリティ、点心、中国各地を代表するような料理、麺・飯、デザートなど割と数多くの種類が並んでいます。
うちの奥さん
「あれ、フカヒレの料理が一つもないね」
と。
そう言われれば、そうです。
ウェイトレスに聞いてみると、「フカヒレを食べますか?」(英語で)と何とも不思議な答え。
それからしばらく時間がたって日本人ゲストリレイションが僕等のテーブルへ・・・。
何かと思えば
「フカヒレは除外とさせていただいているんです」
とのこと。
あ、そうなんですか。
僕らに出されたメニューは、そういう意味で(すべてのメニューが載っている)グランドメニューではないことになります。
(日本に帰国後、旅行代理店から旅行の感想を聞く電話があった時にこのことを話すと、「フカヒレが除外なんて私どもは聞いておりません。すぐ調査いたします。」とのことでしたが、その後・・・何の音沙汰もなしです、笑)
ま、僕らが(フカヒレ料理があるか)聞いたからで、出されたメニューには(フカヒレは)書いてないのですから、メニューから何を選んでも良いというツアーの趣旨には反しないのでしょう。
でも、面白いことに、僕らに出されたメニューに(つまりは何を頼んでも良いはずのものに)日本の吉浜産の吉品鮑が載っているんですよ。
一つ1000元以上の値段が付いていましたが、まだテーブル脇にいた日本人ゲストリレーションに
「じゃ、この鮑はオーダー出来るんですか?」
と聞いてみました(笑)。
もちろん答えはNO。
彼女、最高に困った顔で
「申し訳ありませんが、鮑も・・・」。
そりゃ、そうでしょう(笑)。
この日本人ゲストリレーションの女性は本当に優秀な方で、僕らも何度お世話になったか分からないくらいです。
彼女の困った顔は見たくありません。
「冗談ですよ」と言っておきましたが、正直なところ、僕等のようなツアーで「何をオーダーしても良いです」と事前に言われている者には、不満の残る体制・メニューブックだったことは事実です。
最初から書きすぎてしまいました、すみません(ペコリ)。
料理の方に行きます。
まずはかぼちゃのスープ。
形もキュートだし女性好みの一品でしょうか、優しい味です。
点心を3種類。

どれも香港の名店にはかないません。
味、形、蒸しあげ方・・・悪くはありませんが、最高ではありません。
繊細さも足りません。

鮑が乗っていたり、材料にはこだわっているようですが、トータルするとフツーの点心達でした。
今度はメイン系の料理を3皿。
まずは王道のアスパラガスとホタテのXO醤炒め。
これもフツーの美味しさだなぁ(笑)。
次はアマン・スタイルと名が付いたビーフ。
大量のにんにくが以外にも良いアクセントで、肉質の良さと合いまって、これは合格の味でしょう。
惜しむらくはややさめ気味だったこと。
こんなに客が少ないのに何故???
最後はいわゆるエビマヨ。
わさび味が食欲を誘いますが、ちょっとくどく、重い仕上がりです。
海老の質は、海のない街の店としては最良の方です。
デザートはマンゴプリン。

上にマンゴ・ピュレがかかっているので、かなり鮮やかな色合いのデザートになってます。
皿の飾りには何とプチトマトを使っています。
やはりこの店でも、僕らはその料理に大満足出来ませんでした。
これは相性だけの問題なのでしょうか?
こういうホテルでF&B部門がゲストに満足を与えられないのは、かなり問題だと思います。
ただ単に日本人好みの味付けであるかないか・・・という問題ではないような気がします。
僕らは食事料金がツアーに含まれているので、値段を気にしないで食べましたが、値段的にも相当高値になるはずです。
最後にこのレストランの入り口。
さりげなくてスタイリッシュ、「いかにも」の作
りです。
でもレストランは美味しくてなんぼのもの・・・でしょう。

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