「南羅鼓巷」散策の後はまたタクシーで、今度は北京の古くからのショッピングエリア「前門」(チェンメン)に移動です。
「前門」は「天安門広場」の南にある「正陽門」と「箭楼」から始まる大街、この門が本来の「前門」で、この辺りの地名のもととなっているそうです。
ここはとにかく歴史の古い街、「北京城」の門前に建ち並ぶ屋台の市場がその前身と・・・。
もちろん今ではちゃんとした建物になっていますが、清朝から続くという老舗(中国では「老字号」と言うそうです)も数多く存在します。
当時からここに店を構えることは一種のステータスだったようで、現存する店も中国内では名の売れたところばかりです。
まずは入り口に現代の老舗(笑)、「スタバ」が・・・。
英語も通じますし、2階に無料のトイレがあるのも嬉しい所です。
日本でもよく知られている北京ダックの「全聚徳」はここが本店でしょうか。
この「前門大街」から西に折れて入っていく横道が「大柵欄」。
ここにはその名の通り大きな柵(門)があったんだそうです。
理由は
「ここはいわゆる悪所で、往時は妓子を置いた酒店、飯店が並んでいた。
治安のためと、もしかすると妓子の逃亡防止のためかもしれないが、夜間にはその門が閉められていたようだ。」
とのことのようです。
細い道の両側にはお茶の「張一元茶庄」(後で詳しくレポートします)、漢方薬の「同仁堂」などが堂々たる中国風建築の店を展開しています。
チャイナドレスであるチーパオ(旗袍)を仕立ててくれる「瑞蚨祥」はさすがに日本人にはTOO MUCHですが(笑)、靴屋の「内聨升」は日本人にも履きやすい布製の靴が沢山並んでいて、うちの奥さん曰く「ここはお奨め」とのことです。
安い靴もありますが、200元位出すとデザイン的にも十分日本で普段使い出来る靴が・・・。
奥さんはここで2足、お買い上げ。
かなり気に入ったようです。
若い店員なら片言の英語OK。
支払いは昔のスタイルで、まずは帳場でお金を払ってから、品物を受け取ります。
この後、「前門」から「瑠璃廠」(ルーリーチャン)に抜けようかと奥さんに提案したのですが、「足が疲れた」と即刻却下でした(笑)。