これが最後のバリ? (2) 「グランドハイアットバリ」のラウンジ・チェックイン

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インドネシアのバリ島と日本の時差は、1時間。
現地時間の22時15分にデンパサールのングラライ空港に到着、機外に出ると南国特有の湿った空気が体にまとわりついてきます。
冷房しても消えない湿気、かすかに感じる独特の臭い、香辛料の臭いなのか、冷房機器に巣食う黴の臭いなのか(笑)・・・とにかく「バリに来た~~!」って感じです。
一番に飛行機を降りた僕、矢印の方向に一直線。
あぁ、もう「VISA ON ARRIVAL」のカウンターには結構人が並んでいます。
「今日も時間かかりそう・・・」とか、慣れたつもりで、近くに置いてあるツアーパンフレットを見たりして待っていると、どうも変。
僕の先に並んでいるアメリカ人たち、カウンターでVISA代を支払っている様子がありません。
前に来た時はこんなカウンターでVISA代を現金で払ってスタンプをもらって・・・だったのに。
すぐに前に並んでいるアメリカ人のおばちゃん軍団に聞いてみます。
すると何ともっと手前のカウンターでVISA代金(US$25)を払うシステムなんだそうです(涙)。
僕は一番でJAL機から出たので、僕の前には誰もいず、脇目も振らず正面の「VISA ON ARRIVAL」のカウンターを目指してしまったのです。
あぁ、失敗!
久しぶりにミスしちゃいました(泣)。
ちゃんとガイドブックとか読めば良かった、イチさんにも「BALI NAVI」などを見ておくように勧められたのに・・・トホホです(泣)。
仕方なくUターン。
VISA代金を支払って、また並びなおしです(笑)。
一番に機外に出たのに、もう僕の前にはこんなにも日本人の行列が出来ていました。
・・・ということで僕のイミグレにかかかった時間は何と30分ちょっと、恥ずかしいやら情けないやらで・・・(泣)。
今度は知ったかぶりはやめて、周囲を良く見て行動しようと誓ったshackinbabyです(笑)。
多少のインドネシア・ルピーの現金もあったので両替はせず、制限区域の外に・・・。
僕はここで「グランドハイアット」のサインボードを持った人を探します。
そう、僕の今夜のホテルは久しぶりの「グランドハイアット・バリ」なのです。
どうしてハイアット?
それは夜遅くのチェックイン、明日には本当に泊まりたいホテルに移るので、今晩と朝食だけのホテルで十分 → ということはホテルのポイントを使った特典宿泊が「お得」 → ヒルトンのポイントはヨーロッパ旅行などで結構使ってしまってあまり残っていない → 残っているのはハイアットのポイント → ハイアットの「ゴールドパスポート」から18000ポイント取り崩してクラブ・ルームを予約・・・という訳なんです。
バリ島の物価はローカル的にはかなり安く、タクシーも安価なことは知っていますが、深夜着なので、ホテルに車も「e-consierge」経由でネット予約しておきました。
値段はnettで、US$17でした。
「グランドハイアット・バリ」のスタッフは忙しそうで、こういうスタッフにしては珍しく素っ気なく、ミネラルウォーターを1本渡され、あとは制服も名札も付けていない男性(ドライバーとは別人)が車まで案内というもの。
車にも「グランドハイアット」と書いてあるわけでもないし、用心深い人はちょっと不安も・・・。
ま、ドライバーが英語を話せて、冷たいお絞りも出てくるので、この辺でやっと安心は出来ますが。
気温は28度というものの、湿気はすごいです。
でも空港の外に出て車に乗り込む駐車場辺りに来ると、かすかにですが濃密な南国の花の香りが漂ってきます。
フランジパニの匂いでしょうか。
バリの僕の好きな瞬間の一つです。
暗い夜道を走ること20分ちょっと、厳重なセキュリティー・チェックの後、僕の泊まる「グランドハイアット・バリ」に到着です。
エントランス付近はこの時間でもかなり混雑していて、到着するゲストにそう気をかけてくれません。
グループあるいは団体優先な感じがします。
フロントの列に並ぶと、「グランドクラブ・ラウンジでチェックインしてください」と手で大きく左に曲がるような動作をします。
でも、そこはどこにあるの?
600室以上あるバリ最大のホテルで、深夜に「グランドクラブ・ラウンジ」と言われても・・・。
ベル・スタッフが現れるまで数分待ちます。
案内された「グランドクラブ・ラウンジ」はオープンエアーのここ。
先ほどの喧騒とは別世界、とて静かなところで、相手をしてくれる女性もとても親切です。
ジュースやお絞りも出されながらのチェックインです。
でもその後が駄目、おそらく僕と同じ飛行機で着いたであろう日本人のグループが2組、さらにJ〇Bのバッジを付けたバリ人添乗員に率いられた6~7人の日本人グループ、ここまで混んで来ると、あちこちに気を取られて、チェックイン業務が極端に遅くなります。
この辺りは例えば香港あたりのレセプショニストとは大違いです。

花瓶の周りは朝食時にはバフェ・テーブルになります。
ラウンジはかなり広く、いろいろな趣のパートに分かれています。
僕の宿泊はクラブ・ルームの特典無料宿泊、通常ならアサインされる部屋は庭園側かラグーン側なんだそうですが、今ならプラスUS$50でオーシャンビューの良い部屋が空いていると・・・。
嬉しいオファーではありますが、明日には本命のホテルに移るし・・・しばし考えますが今はドルも安いし、もしかするとこれが最後
のバリかもしれない(笑)・・・そのオファーに乗ることにしました。
ということで、今回の宿泊はUS$50でオーシャン・ビューの「グランドクラブ・ルーム」宿泊と相成りました。
さぁ、どんな部屋なのでしょう?
以前ここに泊まったのは15年ほど前、うちの子供たちと一緒の家族旅行で、でした。
もちろんあれからリノヴェーションはされているでしょう。
部屋に向かおうとする時に、急にパラパラと雨の音が・・・ついに降りだしました。
赤道直下に位置するバリは熱帯性気候。
季節は雨季と乾季のふたつ、今は4~9月までの乾期なはずで、それを考えての今回の旅行だったのですが、やはりバリ島とスコールとは縁が切れないのでしょうか?
雨のバリも良いですが、やはり僕らがバリに求めるのはあの強烈なサンシャインのようです。

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