サンカラ・ホテル&スパ屋久島 (1) レセプション~プールサイド

スポンサーリンク

僕らが屋久島でのステイ先に選んだのは、「サンカラ・ホテル&スパ屋久島」というホテル。
屋久島初の本格的ラグジャリー・リゾートホテルです。
ただホテル自体は新築のものではなく地元資本の「ホテルあかつき」のリニューアル。
(2006年に「ホテルあかつき」が倒産してから、一時「セレクトリゾート」と言う名前で営業していたこともありました)
大阪の娯楽産業の会社の手で、エクステリアの一部、インテリアには大分手を入れられて、レストラン部門などのグレードアップもはかり、今年の3月31日この名前でオープンしたホテルです。
あるサイトに載っているこのホテルのイントロダクションには。
「サンカラは、サンスクリット語で『天からの恵』という意味があり、ここには自然の恵み、食の恵み、居住空間の恵み、そのすべてが揃っています。
悠久の時を超え、屋久島の自然が造り上げてきた神々しいまでに美しく、神秘的なロケーションの中、卓越したフランス料理をご堪能いただけるレストランと洗練されたスイートとヴィラタイプの客室29室。
国内はもちろん、海外からのお客様にも心から寛いでいただける、特別な時間を用意して、皆様のお越しをお待ちしております。」
とあります。
う~~ん、プロの文章の上手さもあって、実にそそられるリゾート・ホテルですね(笑)。
僕ら夫婦のリラックスの場所としてだけではなく、本当に宣伝通りのホテルなのか、ぜひ検証してみたくなります(ホテル・ファンの端くれとしては・・・)。
空港・ホテル間の送迎は宿泊料金に込み、ホテルまでは約30分のドライブです。
ナチュラルなアジアン・テイストの制服を着た女性バトラーが慎重な運転をしながら、屋久島やこのホテルについての説明をしてくれます。
「サンカラ」のロゴ入りの屋久島の水も用意されていて、チェーン・ホテルではないここ1軒だけのホテルなのに、ディテールまで相当にこだわっていそうで、いよいよ期待に胸がふくらみます。
ここがホテルのエントランス。

すみません、超逆光でした。
(見づらくて本当に申し訳ありません、ペコリ)
僕らが到着すると、前もって連絡が行っているのでしょう、10人以上のスタッフが出迎えてくれます。
ベル役の人、いかにもレセプショニストらしい人、南国らしいカジュアルな制服を着た人、シェフハットをかぶった人、色々な職場の人が一堂に会して僕らを歓迎してくれます。
実はこれ、出発する時も同じです。
沢山の方が見送ってくれます。
これがここのグリーティング・スタイルなのでしょう。
僕らには少し大げさですが、決して気分の悪いものではありません。
でも、僕等の到着はどうして分かるの?
車からは電話してなかったはずです。
あ、門・・・ゲートだ!
このホテルのゲートはいつも閉じられています。
(呼ばれたタクシーでもこのゲートの前で客の準備が整うまで待機・・・というホテルなんです)
ゲートの前にはいつでも専任スタッフがいて、ゲストの車と確認されると、ゲートが開くのです。
きっとそこからの連絡でしょう。

ホテル全体のインテリアはアジアン・リゾート風、つまりタイやバリにあるリゾート・ホテルを強く意識したものです。
似せすぎてて、個性がないという批判が出そうなほどですが、こういうホテルがまだ日本には少ないことから、まずまずの評価は出来るのではないかと、僕は思っています。
レセプション・デスクが2台、机の上にはPCが1台だけ、余分なものは一切見えないようになっています。
(写真を撮っている僕が写ってしまっているため、一部黒く塗りつぶしてあります。ご容赦を)
また、実際のチェックイン業務も天気が良ければ、ここではなく、飲み物などを頂きながらプールサイドで行われます。
これがロビーから見たプール・エリア正面です。
最近は沖縄以南にこうした小規模高級リゾートも多くなってきていますから、そうビックリと言うほどでもないかもしれませんが、やはり現実にホテルに入り目の前にこの風景が広がっていると、思わず「わぁ」の声が出てしまいます。

コンテンポラリー・アジアな盛り花や、さりげなく置いてある望遠鏡が、高品質感をあおります。

この日はまずまずの天気だったので、荷物をベルに渡した後は、バトラーに先導されて、プールサイドのテラス席まで案内されます。
この写真の正面右のパラソルの下の席です。
パッションフルーツのウェルカム・ドリンクなどを飲みながら、しばしこの風景に浸ります。
チェックインはここでと思っていると、このホテル、ほとんどチェックインらしいチェックイン作業はありません。
確かクレジットカードの提示もなかったと思います。
ゲストを信用して・・・というホテル側の気持ちは良く分かるのですが、通常のホテルのチェックインに慣れている人には物足らないというか、不安に思えてしまうほどあっけないものでした。
何と解放的な景色なんでしょう!

館内はスタッフがかなりな頻度で見回っていて、いつも本当にきれいに整理整頓・清掃されています。
ピーク時でもこのようになっているとしたら、それはすごいものです。
ゲスト数に対してスタッフの配置が充分なためか、そしてスタッフに我々ゲストの情報が共有されているらしく、一部の「アマン・リゾ-ツ」のように、名前を名乗らなくても、僕等の次の行動、何を欲しているかを把握してくれていて、「その先の」サービスをいつも考えてくれます。
僕らが会ったホテル・スタッフは皆若く、そうホテル経験が豊富とは思えないのですが、きっとマネージャー・クラスの人に相当な指導役というか教育係がいるのでしょう。

タイ風なサラもあり、三角枕が置いてあります。
無料で借りられる本をライブラリーから持ち出して、ここで読もうとすると、どこからともなくスタッフが「何かお飲み物でもお持ちしましょうか?」と・・・。

それにしても良い感じ。

このホテルの原型を作った「ホテルあかつき」のオーナーの目の付け所には、脱帽です。
プールの周囲にはいろいろなタイプの椅子やシートが沢山・・・ここから海をボ~っと見ているだけも最高です。

エントランス、レセプション、ラウンジ、レストラン、スパなどのあるこの本館の下には、ヴィラが木立の中に建っています。
ヴィラまでは坂道になっていたりするので、カートを利用して移動することも出来ます。
同じような写真ばかりですみません。
これでこのホテルのメインの一つをなすプールサイドは隈なく写したつもりです。
さぁ、バトラーに連れられて部屋に移動です。

この景色にはしばしのお別れですが、僕らの部屋、一体どんな部屋なのでしょうか?


タイトルとURLをコピーしました