「サンカラ・ホテル&スパ屋久島」でゆっくりしたいと思うものの、ここは屋久島、やはり屋久島の杉は見てみたいです。
もちろん有名な縄文杉まで行く勇気も時間もありません。
あそこは一日がかりです。
そんな時に便利なのがこの「ヤクスギランド」。
入場料300円で、簡単に屋久島「らしさ」を味わうことが出来ます。
天気は夕方になるにつれ雲が多くなり、上に上がれば上がるほど辺りは暗めになっていきます。
山の上は夕方も早く感じるのでしょうか?
山が切れると種子島が良く見えます。
さぁ、ここが「ヤクスギランド」の入り口です。
ここは標高が1000~1300メートル、樹齢数千年の屋久杉を含む屋久島の原生林が容易に鑑賞できる所。
仏陀(ぶっだ)杉などの大きな杉や、藩政時代の切り株や試し切りの跡が随所に見られて、解説板や遊歩道が整備されているのも、僕らガイド無しのビギナーにはうれしい場所です。
30分、50分、80分、150分のコースが設定されていて、80分以上はハイキングコースだそうです。
もう辺りが少し暗くなりかけているし、僕らの他に駐車場の車も少なく、ほとんど人影もないので、とりあえず50分のコースを標識に従って歩いてみました。
中は本当に良く整備されていて、50分のコースなら相当な年配者でも全然大丈夫な設定です。
ピークシーズンは狭い道に人が溢れるとのことですが、僕らが歩いた時は、ちょっと寂しいくらい誰一人として人間には会うことはありませんでした。
人間には会わなくても、鹿には良く遭遇します(笑)。
僕らに驚きもせず、道を悠々と歩いたり、森の中に消えたります。
猿もまたかなりいます。
すごい「自然」です。
静まり返った森の中、木々の香りが素晴らしい・・・空気が全然違います。
木の香、マイナス・イオンでいっぱい。
苔も良い感じでむしています。
苔は翌日行った「白谷雲水峡」の方が本格的でしたが・・・。
いや~~っ、実に気持ちの良い一時間でしたよ。
心身ともにリフレッシュ出来ました。
ただ山の上は肌寒く、時間にしては相当早く薄暗くなり、ほとんど誰とも他の人に会わなかったので、奥さんなど車に戻った時にはちょっと「ほっとした」様子でした。