前回からの続きです。
スワナプーム空港の地下1階から、まだ試験運転中(ソフトオープン)の「エアポートレールリンク」の各駅停車(シティライン)に乗って、終点のパヤタイ駅まで行きます。
前にも書いたように要所要所には英語が添えられているので、あまり迷うことはありません。
次の電車が来るまでの時間のカウントダウン表示もあり、この辺りタイとは言えど(失礼!)、さすが最新の交通システムです。
駅名の表示、赤いほうが主にツーリスト用の「マッカサン」駅まで直行の急行列車(エクスプレスライン)です。
電車が到着しました。
バンコクのMRTやBTSと同じように、ドイツのシーメンス社製です。
もちろん電車もまだ新品ほやほや、どこもとても清潔です。
中は思ったほど横幅がありません。
客は座席の半分が埋まるくらいで、大きいトランクを持ったいかにもツーリストという人はほとんどいません。
これは各駅停車のシティーラインですから、急行のような荷物置き場は特別になくて、大き目の荷物があるとすれば、入口横の広くなっている部分に置くしかないでしょう。
急行列車と各駅との違いは座席の配置にも現れています。
急行のほうには向かい合わせ席もあるとのことです。
「エアポートレールリンク」が初めての僕は、BTSとは違うバンコク郊外の車窓に釘付けです。
でもツーリストじゃない人がほとんどの車内、僕のような人間は他にいません。
最初のうちは空港からの高速道路に平行して走ります。
だんだん都心に近づくにつれ、車内は混んできます。
時間は朝の6時半頃、「フワマーク」駅辺りからはかなりな混みようで、日本の通勤時間の電車と変わらないほどです。
やはり15バーツのプロモ料金と、渋滞無しの時間の早さは一般の人にも魅力なのでしょう。
30分で終点「パヤタイ」駅に到着。
階段がやや狭いなぁと思うものの、空港からこんな時間でバンコク中心部まで来られるのは、本当に嬉しいことです。
(特に僕のようなケチケチ人間には・・・、笑)
タクシーなら300バーツはかかるでしょうからね。
ただ問題は、僕のような手荷物一つの人間は良いですが、大きなトランクなどを持った旅行者にこの15バーツの各駅停車(シティライン)は「優しくない」と言うことです。
ま、ツーリストの乗車は想定はしていないのでしょう、ツーリストは急行(エクスクレスライン)に乗って「マッカサン」駅で降りろと、そこから各自タクシーで自分の目的地に行けと・・・。
でもそれなら初めから(空港から)タクシーのほうが楽に決まっています。
日本人にとってはビックリするようなタクシー料金ではないのですから。
僕はこれからこの「パヤタイ」駅でBTSに乗り継いで、ある場所で朝のバンコクを過ごすことにします。