「マンダリンオリエンタル東京」のレセプションは、最上階の38階にあります。
エレベーターを降りて左に目を向けると、このエレガントな空間が目に入ってきます。
こじんまりしていますが、なかなかにダイナミックな構成の、端正なロビーです。
コンテンポラリー・アーバンなデザインの中に、「和」や「シノワズリー」などのアジアン・テイストを織り込んで、更にいくつかのアヴァンギャルドな小物がその空間を引き締めてくれています。
レセプション・デスクの向こうはこの巨大なガラス窓。
ここは大東京の真ん中だということを実感させてくれるような、素晴らしい借景です。
「東京スカイツリー」だって、この通りの見え方ですよ。
このソファにはひっきりなしに人が訪れては去っていきますが、いつもきれいに整えられています。
今回の僕らの宿泊プランは「リミテッドタイム スペシャルオファー 朝食付」というもので、プレミア・グランド・ツイン利用で49500円。
この部屋は、予約サイトに
「エントランス部分にゆとりあるワードローブスペースを設けたプレミア グランド ルーム。
明るい色目のバンブーフロアが、光が差し込んだ森のような印象を与えます。
西側の30階~36階に位置しており、大手町や皇居の緑、新宿の高層ビル群の他、季節によっては富士山までご覧いただけます。
広さ:60平米」
とあります。
スイート以外では一番広い部屋なので、この値段は仕方ないでしょう。
朝食も付いてますし・・・。
チェックインを担当してくれた男性は、すべてにあまり気が乗っていない感じ。
問いかけにも答えは短いし、話が全然膨らみません。
一つ明らかに間違った案内もありました。
レセプションのデスク周辺にいるスタッフは、この時だけではなく「最高の対応」という感じは少なく、予約サイトに載っている
”マンダリン オリエンタル 東京は、これまで数々の世界的に権威ある賞やランキングに輝いてまいりました。
主なものとして、格付機関、アメリカン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サイエンスによる世界初の公式6ツ星ホテルのほか、『ミシュランガイド東京』の創刊よりこれまで4年連続で「5レッドパビリオン(ホテル格付最高ランク)」を取得、さらに同ガイドの「快適なホテル順」おいても3年連続で1位、また世界最大の旅行クチコミサイト『トリップアドバイザー』より「トラベラーズ チョイス アワード 2010」における日本のベストホテル、そして米国の金融専門誌『インスティテューショナル・インベスター』が毎年行う「世界のベストホテル」において2010年世界1位に選ばれました。”
というのは、僕の滞在中のフロント周りには当てはまらないな、と思いました。
もちろん瞬時に不快と感じるような事は一つもありませんでしたが、ついつい僕にはこうした高級ホテルに期待し過ぎちゃっているところがあるからかもしれません。