僕が泊まった「ハイアットリージェンシー福岡」のエクステリア、インテリア写真集です。
マイケル・グレイブスがスフィンクスをモチーフに作ったという実に印象的な建物。
1980年代に建てられたポストモダン建築の日本での代表作といえるでしょう。
ディテールは年月とともに陳腐になりつつありますが、そのコンセプト自体の素晴らしさは格別です。
合理性、機能性を追求してきた「モダニズム」によって、都市や建築があまりに味気なくなってしまったのではないかという批判から、「アンチ・モダニズム」として生まれたこの「ポスト・モダニズム」の概念。
マイケル・グレイブスはその代表的な建築家です。
フィリップ・ジョンソンの「ソニー・タワー」(旧「AT&Tビル」)と共に、ポートランドの「ポートランド・タワー」などの建築で、建築の教科書に載るような人。
もう今はこういうデザインを発注する冒険心あるホテルは少ないだろうなぁ。
何度見ても、客室の陳腐さとは反対に、この公共部分の素晴らしさは圧倒的かつ永久的です。
もうこれ以上の言葉はいらないかも、あと数枚写真を貼っておきます。