僕の北京出張はその前後に自分の自由時間を1日弱ずつ付けられるという嬉しいものだったので、前泊部分の17~8時間で、「テンプルレストラン北京」では「くう」を楽しみ、「パークハイアット北京」では「ねる」を楽しみ、胡同散策では「あそぶ」を楽しみ、このブログのタイトル通り、北京を「くう・ねる・あそぶ」することが出来ました。
そしてその2日後の午後、その日もう日本に帰る仕事の同僚達を見送り、再び僕の自由時間に・・・。
この後泊部分は、僕が北京で泊まりたかったホテル、「ウォルドルフアストリア北京」(北京華尓道夫酒店、北京華爾道夫酒店)に宿替えです。
ただ一つ問題が・・・。
それは、ここに1泊して翌日の午後便で日本に帰るはずだったものが、僕の日本での仕事の都合で午前便で帰らなくてならなくなったこと。
ただでさえ短い滞在がこれでもう劇的に短いものになってしまったのです。
「ウォルドルフアストリア」ブランドのホテルは日本にまだありませんが、ヒルトン系ホテルの頂点に立つブランドで、僕は前回上海でも「ウォルドルフアストリア上海オンザバンド」に宿泊、その上質さにほぼ満足したので、それもここを選んだ理由の一つになっています。
http://waldorfastoria3.hilton.com/en/hotels/china/waldorf-astoria-beijing-BJSWAWA/index.html
北京一の繁華街王府井の中心からはやや外れますが、シックなショップやレストランが立ち並ぶ「金魚胡同」に位置し、「紫禁城」や「天安門」にも2~3キロと徒歩圏内、素晴らしいロケーションに恵まれた最高級のホテル。
伝統様式の比較的低層(地下1階、12階建て)の建物とガラス張りの現代的なビルが融合した複合的な外観で、建物の一部がホテルなのではなく、一棟丸ごとがホテルです。
エントランスはこんな感じ、ドアマンはこのスタイル、中国のホテルのドアマンにしては気が利き英語もまずまず。
この重厚さだと用のない人はとても入れない、one & only的なexclusiveな雰囲気を玄関から醸し出して、タクシーを降りた僕を魅了します。
館内に一歩足を踏み入れると、天井は高く、照明は落とし気味、落ち着いた中にエレガント・ゴージャスな世界が広がっています。
レセプション・デスク。
ここも何とも言えない微妙な色合いとライティングがいかにも高級なモダン・シノア・デザイン。
でもどうなんでしょう、レセプション・デスクというのはもう少し明るいところの方が良いのでは?とも思いました。
ま、このダークなエレガントさが、館内のパブリック部分・客室の一部を貫く共通のトーンですが・・・。
僕の予約はヒルトンのウェブからのもので、king deluxe roomが1935元+、総額2225元。
日本円にすると約38500円で、北京の高級ホテルの中でもトップ5に入る値段です。
それが宿泊前日にウェブを見るとking deluxe terrace roomにアップグレードされていて、更にチェックイン時に
「スイートルームにアップグレードさせていただきました」
と言われました。
やったぁ、嬉しい!
これなら38500円払っても、明日早朝出発で滞在時間が短くても、満足出来きるはずです。
有難う<ウォルドルフアストリア北京。
このホテル1階にはレセプションの他2つのレストラン、そしてこじんまりした「ペストリークチュール」というデリショップがあり、それぞれに贅を凝らした作りになっています。
例として、これはそのデリショップ。
まるで貴族の館系のセッティングでしょう
こんな中にケーキなど買いに入るのは、ちょっと勇気がいるほどです。
話をチェックインに戻します。
部屋のアップグレードの他、館内無料wi-fi、無料の朝食、フィットネス&プール無料、レイト・チェックアウトなども説明されますが、僕が早朝チェックアウト予定だというと朝食はルームサービスなら有料、ブレックファストボックスなら無料で用意すると言われました。
ウェイクアップ・コールがいるか、リムジンあるいはタクシーはどうかなど・・・細かく聞いてくれます。
(レストランへの廊下のインテリア)
レセプションで僕は気になっていたこと、このホテルの裏にある「胡同ヴィラ」という中国風の(四合院作り)の別棟の部屋が開いているかどうか、開いていなくてもショールームなど出来るかどうかを聞いてみました。
すると、「胡同ヴィラ」はこのところ長期に全棟借りられていて、当分空く予定もないとのこと。
ショールームどころか、門の中に入ることも出来ないと・・・。
ただラッキーなことに僕がアップグレードされたスイートは「胡同ヴィラ」を見下ろすことが出来る部屋だと、しかも僕の話を聞いたレセプショニスト、12階建てのホテルの中でも高層階にアサインされていた僕の部屋をもっと低い階の同じタイプの部屋にしてくれ、「胡同ヴィラ」が見下ろせやすいようにしてくれたのです。、
そんなこんなでやや時間のかかったチェックインでしたが、レセプショニストのアテンドでアサインし直された5階の部屋に向かいます。
エレベーターはカードキーでアクセス。
2014年オープンのホテル内はまだどこも新しく、廊下もホテルに共通の黒の樹脂塗りの壁とモダンなライティングは、現代と明の時代を思わせるような中国古来の王朝のデザイン・エッセンスを入り混ぜた感じのもの。
ドアが開けられます。
わ、エントランス部分も暗ぁ~い・・・。
その分ドア奥に見えている部屋がすごく明るく見えます。
向かって左側には黒の樹脂塗りのクローゼットが・・・。
(表面は反射する塗りで指紋も簡単につきそう、ハウスキーピングは大変でしょう、これ)
クローゼットは開けると電気が点灯し、バスローブ、スリッパ(かなり立派な履きやすいもの、これも奥さんのルームシューズ用にお土産にしました)、ランドリー・バッグ、セイフティボックス・・・などが収められています。
右側にはホテルのあちこちにあるアート作品と同志向の、黒ラッカーに書かれた中国風なモチーフが・・・。
、
さぁ、部屋にというか、リビングでしょうか、入ってみましょう。
あとでこの部屋の値段をネットで調べてみると3400元+と、日本円にすると総額約68000円。
期待しちゃいます。
奥さんへの土産としたスリッパはこんなもの、上海と多分同じものだと思います。
もうすっかり奥さんの足に馴染んでいるよう。