spring has come@北京 (9) 深夜の鬼街@北京

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「パークハイアット北京」のカジュアル中華「IFW」での夜食の後、スイート・ルームの広いバスタブでゆっくりリラックス。
旅装も解きましたが、まだ眠くはありません。
飛行機の中で1時間以上眠ったからでしょうか。
さぁ、どうしよう、北京の夜の街に出てみようか・・・。
北京、深夜などのキーワードで検索してみると、いろいろな情報が出てくることは出てきます。
他のアジアの大都市に比べると夜が早い気もしますが、クラブ、ディスコ、カラオケ、バー・・・。
う~~ん、どれも何となくわざわざ行くほどでもない感じだったり、若い人向け過ぎるような印象だったりで、ここというところに当たりません。
そんな中、ある写真に惹きつけられました。
深夜の鬼街(グイチエ)という通りを写した写真です。
このエリアは北京中心部の東直門外の立体交差から交通口東大街の東端までの約1キロのことで、そのほとんどが飲食店で占められてるという、いわゆるグルメ・ストリートなんだそう。
その数、何と150軒以上と・・・。
競い合うように赤いネオンが輝く飲食店が並んでいるド派手な通りで、そのあまりの中国風な派手さゆえに、僕の興味が一気に惹きつけられたのです。
別に食欲からではありません。
だってもう僕のお腹は夜食ではちきれんばかりですもの。
赤いネオンばかりなのは辛い料理の店が多いということもあるでしょうし、どこか歓楽街の持ついかがわしさも漂ってきて、夜の早い北京で深夜にこそ賑わい、中には24時間営業の店もあるというこの鬼街は、いかにも庶民の食堂街って感じです。
腹ごなしの散歩のつもりで行ってみましょう。
夜もそんなに寒くはないし・・・。
僕がホテルを出たのは日付の変わる頃(日本時間だと午前1時頃)。
ホテルのレセプションで鬼街のことを話すと、ホテルのネームカードに中国語で行き先を書いてくれ、1階のベルに電話タクシーを用意するように電話してくれます。
この辺りの連携はさすが「パークハイアット」。
ホテルのタクシー手配はもっぱらアプリを使ったもののようで、「あと何分で着きます」などと言われます。
で、これが鬼街。

広い道路の両側にびっしり店が連なっています。
地図上・行政上では東直門内大街と・・・。

ネットで見た写真以上に派手な赤、赤、赤の看板の店ばかり、実際に目にするとこれはすごいです。
鬼街って日本語に直せば幽霊通りという意味のよう。
どうしてここがそういう名前で呼ばれるようになったかというと、まずこの通りは?街とも呼ばれていて、?と鬼の発音が同じだということ、更に以前この通りには棺おけ屋やお葬式にまつわる職業の人が集まっていたことがあり、それでこの通りにくると「身の毛がよだつ」気がするといって、いつしか鬼街とも呼ばれるようになった・・・とのことです。

火鍋や四川料理、ザリガニ料理、カニ料理、羊のしゃぶしゃぶなど各種のレストランがありますが、この通りではどこも辛さを売り物にしているような気が・・・。
そういう漢字が看板に溢れています(麻辣、川菜とか)。

とにかく看板がここまで派手だと、見ている僕も面白くなってきて、ちょうど良い散歩とばかり道の両側をすべて歩いちゃいました。

こんな時間にもかかわらずたいていの店で客引きが外に出て勧誘、人通りが絶えないだけではなく、店内もかなりな賑わい。
ただ店によって人気店、不人気店というのはありそうで、こうして店頭に順番待ちしている店は人気店です。
これが深夜1時頃ですよ、すごい活気。
で、これは?
店頭に出されている無料のひまわりの種で、これを食べながら、自分の番号が呼ばれるのを待つのです

ひまわりの種は生ではなく炒ってあって、口に入れて歯と舌で中の実だけを取り出して食べ、殻はペッと吐き出します。
その跡が、道路に散乱。

僕もちゃっかり味見させてもらいましたが(何も言われません)、味といわれても?。
炒ってあるので、少し香ばしくは感じますが・・・。
約1時間の深夜散歩、もちろん何も食べないで雰囲気だけを楽しみ、またタクシーで帰還しました。

深夜のダイニングの話題ついでに、もう少し写真を・・・。
僕は到着の翌日夕方から仕事に入り、別のホテルに缶詰めとなりましたが、その2日間共拘束時間は長かったものの、さすがに夜は自由に過ごせました。
そのうちの1日は他の参加者を誘い、初日に泊まった「パークハイアット北京」最上階にあるファイン・ダイニング「チャイナ・グリル」で夕食を取りました。
僕らには会場内のレストランで朝昼夕3食のバフェが用意されていたのですが、それを食べずに・・・です。

ご覧のようにレストランの照度は相当に暗く、写真撮影には不向き。r>ただサービスや料理は悪くなく、さすがここは北京を代表するファイン・レストランでした。
英語も充分通じました。

西洋料理と、中華風フュージョンな料理双方があり、僕らうは主に後者を楽しみましたが、問題は値段。
一皿1000元を越す料理も多く、ワインも頼んだので(僕は飲みませんが)、会計はちょっと目を剥く金額になってしまいました。

たぶん鬼街なら1か月は夕食食べられるくらいかと・・・。
ま、僕の支払いじゃないから良いですけどね。
今回の旅行、足だけじゃなくて顎も付いていたということです(分かる人だけ分かってください)。

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