台北弾丸 (7) 「杭州小籠湯包」でリーズナブルな夕食

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事前に調べておいた台湾マンゴの日本宅配を頼める会社を尋ねます。
台湾では大粒で黄色い「金煌」という種類とか、小粒で緑色の在来種で「土芒果」といわれるものなど、数種類のマンゴが作られていますが、何といっても人気があるのが、ほんのり赤く色づいた「アップルマンゴ」のニックネームで親しまれる「愛文芒果」です。
食物検疫など日本への個人向け輸出(宅配)は、送料とか数量の問題などもあって思ったほどは安くなりませんでしたが、それでも日本から買う台湾系ウェブの価格の3分の2くらいまでにはなりました。
ただ、そこ、あまり僕のような少数のオーダー(50軒分くらいです)には慣れていないようで、超フレンドリーとは言えない応対でした。
その会社はこの台北観光の必須スポット「中正紀念堂」の近くにあったので、僕のその日の夕食も、その付近で・・・ここ「杭州小籠湯包」という人気店で取ることにしました。
場所は杭州南路の愛国東路と信義路とのちょうど中間くらい、古めかしい本店と僕の行ったこの新店舗と2つの店が近くに存在しています。

まず見てください、この看板。
分かりやすくて良いですね(笑)。
「鼎泰豊」の実力、「三六九」という肉まんの味、そして屋台のような値段と・・・(笑)!
で、店はこんな感じです。
この時はとても空いていましたが、昼頃はかなりな混み様だそう、そういう時は番号札をもらって待つシステムになっているそうです。

この小籠包の値段、衝撃的じゃないですか?
一蒸篭(8個)、たったのNT$90(90元)なんですよ。
日本円にして250~260円、安~~い(笑)!
「鼎泰豊」の半値以下です。

ガラス窓の中に、仕事中の職人の姿が・・・。
テイクアウトも「外帯区」と書かれた所でOKです。
先ほども書きましたが、僕が行った時はどういう訳かとても空いていたので、勝手に空いている席に座りました。
(奥にも席はまだまだあります)
女性店員がメニューの書かれた紙を持ってきますから、欲しい料理にチェックを入れます。
まるで近所の食堂に食べに来ている気楽さです。
料理名からどんな料理が想像出来ない時には、写真付きのメニューもあるようです。
で、ここでは「鼎泰豊」のようなフル・サービスは全く無し(笑)、ビールが欲しい人は自分で冷蔵庫から出さなければですし、並べてある小吃(おかず)も自分で取ります。
小籠包を食べるのに必要な針生姜や醤油、箸や蓮華も、すべて自分で好きなように取ります。
小吃からは胡瓜の小皿、単なる胡瓜なのに、強烈なにんにくと唐辛子、ラー油の台湾風味付けで、これだけで白飯どんぶり2杯は行けそうな(笑)、最高に庶民的な味になっています。

上の皿は確か「大餅捲牛肉」とかいう名前です。
台湾風「牛肉のクレープ巻き」で、甘味噌だれと葱との相性も最高で、これも美味いの一言です。
食べやすい大きさに切ってあるのも親切です。
次の「蟹黄湯包」は蟹味噌入りの小籠包、もちろん普通の小籠包より高いですが、それでもNT$160(450円)くらいなものです。
一蒸篭8個の店ですが、これは激安の店と言わずして何と言いましょう(笑)。

「鼎泰豊」のより肉汁は少なめ、中の餡は蟹の濃厚さが良く出た味付けのしっかりしたもの・・・うん、予想以上です、悪くありません。
もうこれで「鼎泰豊」のような高級店に行かないで済む?・・・いやいや、僕は逆に何年かぶりに台湾の「鼎泰豊」に行って小籠包を比べてみたくなりました(笑)。
会計はこれらすべてでたったのNT$260(730円)、僕は本当に安いところばかりで食べてますね(笑)。
この後は西門などの繁華街に出て、またもぶらぶら歩きです。
檳榔(ビンロウ)屋の相変わらず怪しいネオンも台湾情緒の一つです(笑)。
ところで皆さん、檳榔って知ってます?
椰子科の植物なんですが、アレコリンというアルカロイドが含まれているために、タバコのニコチンと同じような作用、つまり興奮、刺激、食欲の抑制などがあると言われているものなんです。
台湾では以前、露出の強い服装をした若い女の子が檳榔売りをしていることが多く、それが台湾のイメージを貶めていると、評判が悪かったのです。
近年、台北市内では風紀上の問題からこれに対して規制が行われているそうで、道路に檳榔を噛んだ唾液(赤いんです、これ)を吐き捨てると罰金刑が課せられる様にもなっているそうです。
あとこの檳榔屋、ネオンはたいてい赤だし、何故か数字の屋号が付いていることが多い感じです。
「怪しい」というか「妖しい」と言えば、西門の一等地に建つこの劇場「西門紅樓」周辺も何かそんな気がします(笑)。

この建設100年を超えるかつての公営市場も、今や台湾の若者文化の最先端エリア。

雨に塗れて余計そう感じるのかもしれませんが、何か「艶かしい」雰囲気のある建物です。
実際この裏一帯のオープンカフェは、相当に「妖しい」です(笑)。
僕の直感が当たっていれば、ここ、台北のクルージング・スポットですな(笑)。
(考え過ぎだったら、すみません・・・というか、失礼しました、です)

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