高雄に来たからにはどうしても寄りたかったのが、「呉寶春麥方店」というパン屋。
えっ、台湾でパン屋?
観光旅行中にそれもそうなんですが、この店のオーナー・シェフ、呉寶春氏は2010年パリで開かれた世界一のパン職人を決定する「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」(Masters de la Boulangerie)で優勝したという経歴の持ち主なんです。
呉寶春氏は台湾南部の屏東県の出身で、日本で修行した経験を持っているそう。
氏は、2008年のパン職人ワールドカップの「クープ・ドュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」(Coupe du Monde de la Boulangerie)に台湾チームのメンバーとして参加し、この時は惜しくも2位だったと。
それが個人で参加した2010年には・・・です。
最近では台北の国父記念館近くに支店を出したそうですが、この高雄の店こそ彼の本拠地。
MRT「三多商圏」駅6番出口から歩いて10分くらい、「高雄市政府」ビルの向かい側、この辺りは庶民的とは正反対のプレスティッジ・エリアです。
お隣は「スターバックス」。
店の前の白いパラソルと、入店を待つ人の行列で、店はすぐに分かります。
開店は午前10時、店の前まで来ると、もうパンの良い匂いが・・・。
大きなガラス窓からは、パン職人が一生懸命立ち働く姿が見えています。
僕の行った日は日曜日、ことさら行列はものすごく、20人ぐらいずつグループで入店させる方法を取っていました。
前の20人くらいのグループの会計が終わりそうになると、次の20人くらいを中に入れる方式。
行列の少ない時には試食としてパンやパイナップルケーキなどを配布しているとのことでしたが、この日はとてもそんな余裕のある状態ではありませんでした。
店内には美味しそうなパンが一杯、日本より一つ一つが大きいパンが多め。
チャンピオンとなった、ライチリキュール、ライチ、バラの花びらなどを材料に作られた「?枝?瑰?包」(TWD350)などはとんでもない大きさです。
トングでは持ちきれず、思わず両手で持ちそうな大きさといったらいいでしょうか。
パンはまだどれも焼きたてらしく、温かさが伝わってくる感じ。
英語の表記もあるので、どんなパンかは分かりやすいです。
漢字だけだと分かりずらいものもあるので・・・。
このオニオンブレッドも美味しそうだったなぁ。
これは本当にチョイスが難しいです。
会計はカード不可、現金のみです。
大荷物になった時はタクシーですが、店の前でタクシーが捕まりにくい時は、歩いて1分、42階建ての「高雄寒軒国際大飯店」に行ってください。
親切なドアマンがタクシーを探してくれます。
このホテルも僕が宿泊を検討していたホテルで、高層階からのパノラミックビューは中々のものらしいです。
★ここのパイナップルケーキに関しては、11月9日の「呉寶春麥方店!これがパイナップルケーキのベスト?」をご覧ください。
★ここで買ったパンについては、明日以降にアップする『「ちょっと高雄まで」週末弾丸 (19) 「呉寶春麥方店」のパンでミニ・ランチ&日本持ち帰り』をご覧ください。