アジア周遊旅行 (20) 錦盧@錦江飯店

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上海も滞在は実質1日と3分の1くらい。
5日間でアジア3カ国周遊は、かなり忙しいです。
僕のように弾丸旅行に慣れていないと、ちょっと・・・かもしれません。
さて、早朝に上海について一眠り、昼食からが上海の食事になります。
どこで食べよう・・・結構悩みました。
で、思いついたのがここ、「錦江飯店」(ジンジャン・ホテル)にある「錦盧」(ジンルー)というレストランです。
友人からの頼まれ物でホテル・オークラ系の「花園飯店」に行く用事(「上海三越」とか「JCBプラザ」など・・・)があったので、その近くの名門ホテル「錦江飯店」を考えたのです。
広大な敷地を持つガーデン・スタイルの「錦江飯店」には、緑あふれる中央のガーデン部分を囲むように、ホテルのメインである3つの宿泊専用建築物が建っています。
これらの建物は上海市の歴史的保護建築物にも指定されているそうです。
写真の建物は、1929年に建築された英国ゴシック式の建築物「錦北楼(キャセイ・ビルディング)」です。
13階建ての建物の入り口にある左右対称デザインのクラシカルなエントランスも魅力の1つと言われています。
その「錦北楼』の奥に、僕の目指す「錦盧」(英語名ではThe Chinoise Story)があります。

シンガポールや中国で、ハイクラスのヌーベル・チャイニーズを提供する「同東餐飲集団」が昨年オープンさせた、この「錦盧」。
白のソファにダーク・ブラウンのテーブルが落ち着きを感じさせる上質のダイニングは、歴史と伝統、更には近年それを更にリファインさせた「錦江飯店」のイメージとも良く合っています。

ホテル内のレストランなので、ウェイトレスも簡単な英語は可能です。
そして昔の中国からは考えられないような笑顔の応対が、実に「上海」です。 
注文は、ランチのセットメニューから。
コースに入っていない突き出しから始まって、出される料理すべてが、きれいです。

コースの名前は確かふかひれ定食、そんな感じだったと思います。

メインのふかひれが、ぐつぐつと煮立ちながら土鍋で出てきます。
ここのふかひれは良く下準備がなされていて、スープも薄味ながらしっかりした味付けで、コラーゲンで口の周りがべたべたになるタイプのもの。
ご飯も出てくるので思わず「魚翅撈飯」(ふかひれのぶっかけご飯)にしてしまいました。
ここは上海、追加で小籠包を。
さすが本場の味で、某有名饅頭店(笑)よりおいしく感じられたほどです。
たぶん材料の質の違いによるものでしょう、この差は。
冷製のデザートもスタイリッシュ系。
「最先端のヌーベル・シノアをスタイリッシュな空間で」というのが売り物の店ですが、う~~ん、大満足というわけにはいかなかったようです。
だって美味しかったのが、古典的な中華料理・上海料理のほうでしたからね。
ま、夕食にでももう一度挑戦してみないと、このお店の真価は分からないと思いました。
マネージャーは英語が上手、実にベテランそうな腰の低い人で、とても好感が持てました。
何度も書きますが、昔の中国のイメージは、今の上海には本当に薄いです。

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