北京の首都空港からリムジンで約30分、僕等の泊まる「アマンサマーパレス北京」に到着です。
帰路も同じくらいの時間で空港に着きましたので、特別な渋滞がない限りは、このホテルへの空港からの所要時間は30分と見ておいて良いでしょう。
この「早さ」は多分、北京の街の中に入らないからだと思います。
空港から西に、相当な市外をひた走ります。
これが天安門に行きますだの、王府井に行きますだのであれば、簡単に1時間くらいはかかってしまいます。
北京の街中の渋滞もなかなかなものです(笑)。
堂々たるエントランス!
24時間、門番がすべての出入りに眼を光らせています。
このホテル、正式には「Aman at Summer Palace」(安慢頤和)なんですね。
(「慢」は、正確にはこの字ではありませんが、上手く変換出来なかったので・・・お許しを)
出来た当初は門にこのロゴがなく、何の建物か余計に詮索されてしまったので、後から付けたとのことです。
正面から見るとこんな感じ。
用のない人を拒む、人を選ぶ・・・そんなアマン・リゾーツのプライヴァシー重視を良く表した作りになっています。
ましてここはニューデリーなどと同じシティー・リゾート、街の中にあるホテルですから、こうした構造にでもしないと、見物客その他で、とんでもないことになってしまうのでしょう。
僕らが北京に着いた日は曇り、翌日午後は雨、最終日は晴天と、色々な天気に遭遇しました。
これは抜けるような青空の日に撮り直したもので、他の初日到着時の写真と少し色合いが違っているのはそのせいです。
左に写っているのはカンファレンス・ルームでしょうか。
右の方に行くと、新築されたホテル棟が・・・。
歴史的建造物を使った客室は、正面奥に広がっています。
門を振り返ってみると、こんなアンティークを模した車が・・・。
これで園内の案内もしてくれます。
(ホテル敷地外は駄目です)
普通の自転車も何台か置いてあって、でもそれらは本当にいつでも美しくピカピカの状態で、1センチの狂いもなく整然と並べたあったりして、完全にこの風景の一部になってしまっています。
これは後から撮った写真ですが、リムジンはこの角度で正面玄関に入っていきます。
もちろん着くことは連絡が入っているので、何人ものスタッフが出迎えてくれます。
多少のstrong accentはありますが、英語も十分通じそうです。
このホテル「アマンサマーパレス北京」のサマーパレスとはホテルに隣接する世界遺産「頤和園」のことです。
紫禁城から約15km、清王朝の王宮別荘地であり、紫禁城の避暑地として作られた王宮公園が、この「頤和園」。
1736-1795年の乾隆帝の時代に現在のレイアウトになり、その後西太后により改築された290ヘクタールをも超える広大な敷地を誇り、その中には、宮殿、人口湖、庭園その他古代様式の建築物などが点在しています。
その頤和園の東門に隣接しているこのホテル、デラックス・スイート以上のカテゴリーの部屋は元々は西太后のゲストが滞在していた建物をリストアした部屋になり、そこも含めてホテル全体が「頤和園」の続きになっているように作られています。
もっと近づいてみましょうか。
後に見学して良く分かりましたが、これ、ほとんど「頤和園」の伝統的な建築様式のようですね。
ここまで来ても中が見えません(笑)。
アマンのゲスト・プライヴァシーに対する配慮には、並々ならぬものがあります。
ゲートから、何重にも何重にも中がどうなっているか分からないように作ってあります。
では、ベルに先導されて、この建物に足を踏み入れてみましょうか。
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