ヒラマツ・グループの躍進はとどまることを知りません。
国立新美術館、代官山、銀座に続いて、リニューアルされた大丸東京にもポール・ボキューズのブラッスリーをオープンさせました。
東京駅前の12階から見下ろす東京の眺望とポール・ボキューズの名前、ランチの時間はもうリッチそうなマダムたちで超満員でした。
席は幸い、僕の好きな窓際席。
この素敵なナプキンもピンとしていて、ここまでは気分がとても良かったのですが・・・
サービス的にはヒラマツ・グループの中でも大衆的サービスをする店、僕の席を担当してくれた女性の何と愛想のないこと、声は小さいし、料理の内容を聞くと頓珍漢な答えが返ってきたり・・・久しぶりで気分の良くないサービスを味わいました(泣)。
ただ、オーダーはとてもスピーディーに次々に出てきました。
僕が頼んだ「プリフィクス・ランチ・コース」の前菜は、「牛肉と野菜のゼリー寄せ」を選択。
酸味とマスタードを聞かせたソースが夏らしくて、マズマズのスタートです。
メインは「柔らかい豚頬肉のエストゥーファッド・柑橘の香りのソース」というのにしてみました。
エストゥーファッドというのは、分かりやすくいえばシチューのこと。
正確にはエチュベという調理法で作った料理で、素材自体の水分で鍋の蓋をした状態で煮て作る料理をいいます。
頬肉の処理はかなりなもの、本当に柔らかい頬肉に仕上がっていましたが、僕にはどうも塩が一振り足らなかったように思えました。
バゲットも付きますが、バターはエシレのが別料金です。
デザートは「白桃のグラタン仕立て・バニラアイスクリームとラズベリーのクーリー」。
(コース料金プラス300円)
中を開けて見ます。
真ん中にアイスクリーム、桃は常温、周りのカスタード・ソースはちょっとだけ暖かいという構成。
凝ったデザートですが、ソースの量がやや多く、甘さがくどい気がしました。
ポール・ポキューズはクリーム・ブリュレとかカスタード味が好みのようですね。
場所も考えれば、これで2680円というのは決して高くはないのかもしれませんが、気に入らないサービスで食べると・・・です。
残念な「一人ランチ」でした。