マイ・ファースト・スペイン (2) ブリティッシュエアウェイズBA6便

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僕のスペイン旅行のキャリアーはブリティッシュエアウェイズ、第一旅程のロンドン・ヒースロー空港行きの機材はB747-400。
ダウンサイジング一筋のJALからはどんどん消えている大型機材です。
ファーストクラス(F)、クラブワールド(C)、ワールドトラベラープラス(PY)、ワールドトラベラー(Y)の4クラス制です。

ファーストは14席。

僕はファーストに乗る時だけは自分では席に着きません、案内してもらいます。
その方がFA達もスムーズに仕事が出来るように見えるからです。
もちろんファーストにはFAがたくさん配置されていますから、以後のサービスは流れるようにスムーズ。
担当FA、FAの責任者、日本人FAの挨拶。
新聞、雑誌、ウェルカム・ドリンク、機内ウェア、アメニティーキット(アニヤ・ハインドマーチのデザインだそうです)なども配れます。
(中のクリーム類は今はペンハリガン製ではなくて、RENです)
スリッパやイヤホーンはもうそれぞれの席に置かれています。
もうこのシートになってどのくらいたつのでしょう。
今となっては旧式になるファースト・キャビンですが、大きなカバーで覆われていて座席から周囲が見えにくい、プライバシーを重んじた個室「感覚」のシートは、やや狭いという弱点はあるものの、まだまだなかなかのものだと思いました。
向かいには足置き兼折りたたみ式のビジターズ・シート。
手元の操作で(そう細かい動きはしません)2メートルのフルフラット・ベッドに・・・これなら僕でも背中を曲げずに寝られそうです。
席的には一人旅なら何と言っても、僕が選んだ2列目が最高でしょう。
(1列目はクローゼットの脇で隣の席とが意外に近い、3列目は脇にサービステーブルが・・・)
周りに小物入れ・収納ボックスがあると更に便利なのでは・・・というのは日本人的発想でしょうか?

シャンパンは「テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン」でしたが、ミモザにしちゃってすみません<シャンパン・ファンの方(笑)。
メニューも配られます。
ロンドン・ヒースローまでは12時間以上のフライト、食事は基本的に2回出ますが、そこはそれファーストクラスですから、メニューにあるもの何をどう食べても良いとのことです。
テーブル・セッティングはシンプルかつエレガント。
メニューは英語と日本語の併記。
メニューの始めには
「新しいファーストクラスのダイニングサービスはしきたりや伝統を重んじたおもてなしで皆様をお迎えいたします。
当社では、出来る限り地元産の新鮮な素材を生かしたシンプルなお料理をご用意しております。
メニューは季節感あふれれる旬の食材によって月ごとに変更し、世界各地からのさまざまな名物料理も取り上げております。」
と書かれています。
さぁ、どんな機内食なのでしょうか?
(監修しているシェフの名前はどこにもありませんでした)
食器はさすがイギリスのフラッグ・キャリア、ウェッジウッドを使っていました。
スターターは「地元産の新鮮な素材・・・」という謳い文句に惹かれて・・・
「鮪のたたき・土佐醤油添え」にしてみました。
鮪そのものはちょうど良い状態で供されましたが、醤油味がかなり濃い。
その他の皿もみなそうで、ここの機内食の味付けはかなり濃いです。
良く言えば、はっきりくっきりしています。
チーフのFAに聞いてみました。
すると彼が言うには
「イギリス料理そのものが味は濃いめです。それに空の上だと人間の味覚は30%以上寝ぼけます。そういう意味で意識的に濃くしているところもあります」
と・・・。
機内が少し寒かったので(ひざ掛けは毛布ではなく、かなり薄い布)、「赤だし味噌汁」というものを・・・。
機内は14席に対して半分弱の埋まり具合、日本人は僕だけです。
でもトイレに行った時に彼らのトレイを見ると、何故かほとんどのテーブルにこの「赤だし味噌汁」が・・・。

理由は分かりました。
イギリスの和食屋(たとえば「WAGAMAMA」とか・・・)で出てくるような味噌汁だったのです。
まずスプーンが付いてくるし、味は味噌と出汁の味が薄目、具は細かく切った野菜が多めに
・・・って感じ。
不味くはないですが、ヘルシーなスープという感覚なのでしょうか、彼らには。
メインには仔羊、海老、鶏などが並んでいますが、僕は朝のJALラウンジで食べすぎたせいか、今一つ欲しいものが見つかりません。
ということで、メインはサラダに・・・。
どんなサラダなんでしょう。
以下次回に続きます。

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