マンダリンオリエンタルホテル・バンコク (1) 「オーリエンテン」への道

スポンサーリンク

ホテル「MA DU ZI」のレストランでゆっくりランチ、そして「コンラッド・バンコク」に戻って(レイト)チェックアウト。
この後は、「マンダリンオリエンタルホテル・バンコク」(通称「オリエンタルホテル」)に泊まるという今回の渡泰の3番目の目的に突入です。
ホテル・ファンあるいはタイ・マニアには何を今更って感じですが、実は僕はこのホテルに泊まったのははるか昔のこと、その詳細を途切れ途切れにしか覚えていないくらい前に、なんです。
もちろんレストランは何度も使っていて、このブログでもその都度報告済みですが、泊まるとなるとその値段で躊躇してしまうほど、バンコクの他のホテルはいつも競争価格。
はっきり言うと僕にはこのホテルは「高過ぎる」のですが、いつでも部屋はそれなりに埋まっている様子、これまでなかなかここに泊まるチャンスはありませんでした。
今回泊まろうと思ったのは、中山美穂の「サヨナライツカ」というこのホテルを舞台にした映画をDVDで見たこと(笑)、詳しくは書けないのですが、某「マンダリンオリエンタルホテル」のGMからのちょっと嬉しいオファー(?)をもらっていたこと・・・そんなこんなで「清水の舞台から飛び降りる」つもりで(古い表現ですね、笑)、今回の予約になったという次第です。
(「サヨナライツカ」を「映画として」素晴らしいと思ったわけではありません、念のため)
「コンラッド」からは僕はタクシーを使いましたが、このホテルにはリムジンが似合います。
あ、そうそう、このホテルに行くのに「マンダリンオリエンタルホテル・バンコクに・・・」と言うと、ホテルのドアマンならすぐに了解してくれますが、どんなタイ語オンリーの運転手でも、ただ一言「オーリエンテン」(「オ」にオクセント)と言えば、それだけでたいてい分かってくれます。
もう少し頑張れる人は「ロンレーム・オーリエンテン」(「ロンレーム」は「レ」にアクセントをつけて尻上がりに発音、「ホテル」という意味です)と言ってみましょう。
即座に「カポン」(了解)と頷いてくれるでしょう。
さて、ホテルのリムジンを使うと空港・ホテル間はBMWで2500バーツ(nett)、空港のファストトラックサービスを使うと一人1250バーツ++プラスとなります。
「オーリエンテン」のエクスクルーシブなサービスをとことん味わうなら、これを利用しない手はないのですが、2人なら合わせて5000バーツ以上もします。
ケチな僕には全然駄目、この値段(笑)。
なのでローカルなタクシーで、「コンラッド」から端数切り上げのチップ込みで90バーツで「オーリエンテン」に到着です。
5000バーツと90バーツ?
この「差」はすごいです。
でも到着時の対応にも当然「差」があって、リムジンで着けば玄関に担当者が出迎え、そのまま部屋に・・・ですが、タクシーで到着の時には取りあえずレセプション・カウンターに、です。
もちろん後はスムーズの一言、日本人の担当者がすぐに表れ、ロビーを横切って、部屋に案内してくれます。
入口でもらう「プワンマーライ」(花輪)の他に、更に立派な「プワンマーライ」も頂きます。
(僕は以前はジャスミンの花などで作られたタイの花輪を「マーライ」と書いていましたが、「プワン(グ)マーライ」が正しいそうなので、今回からこう書きます)。

「オーリエンテン」のロビー・インテリア、基本的にはここ30年くらい変わっていないようですが、この花は季節ごとに変わっている気がします。

今回はレセプションから直ぐのエレベーターに乗るのではなく、このロビーを歩いて、更に階段を下りて、ショップの間を歩いて・・・

更にこの有名な「オーサーズ・ラウンジ」(AUTHOR’S LOUNGE)も通り抜ける部屋だそうです。
オールド・コロニアルな雰囲気を漂わせるインテリアの中、白いラタンの椅子でいただく伝統的なアフタヌーンティは、「オーリエンテン」が誇る幾多のダイニングの中でも、もはや伝説でもあるこのラウンジ。

何故「オーサーズ」なの?という方にはホテルのウェブから、ここの説明を転記しておきますね。
「The Authors’ Lounge is located in the original part of Mandarin Oriental, Bangkok, known as the Authors’ Wing.
The name “Authors’ Lounge” evolved from the many famous writers who stepped through the doors of Mandarin Oriental, Bangkok over the years, from Joseph Conrad to Barbara Cartland.
Together with the entire wing, the Authors’ Lounge was recently renovated to its former glory.
Delicate, white-washed rattan furniture with hand-painted upholstery and Siamese umbrellas now grace the lounge amid towering bamboo and palm trees.」
そう、「オーサーズ」とはここに滞在した著名な作家たちのこと、その作家たちが泊まっていた部屋のある「オーサーズ・ウィング」(AUTHORS’ WING)の一階に、ここはあるのです。
そして僕はそのラウンジ中央の「宿泊者以外進入禁止」と書いてある白い階段を上に案内されます。

ラウンジでお茶している人たちの好奇の目を感じますが、それはほんの一瞬です。
これが階段を上がった二階からの写真、こうした写真はこの「オーサーズ・ウィング」に宿泊している人間でないと撮れない写真なのです。
階段の上はこんな空間、良~く考えるとあまり意味のない無駄な空間です。
でもその「無駄」が良いのでしょう。
この歴史的
な宿泊棟にはスペースがどうのこうのという人はあまりいないはずですから・・・。

向かって右奥に・・・「いかにも」の雰囲気を出した廊下です。
天井も高い!

高そうなベンジャロン焼きの陶器類もインテリアの一部です。
エレガントなコロニアルさを醸し出すシャンデリア。
そしてここが今日の僕の部屋だそうです。

「オーサーズ・ウィング」にふさわしく、部屋に作家の名前が付いています。
僕の部屋は「ノエル・カワード」、お向かいは「ジェームズ・ミッチナー」。
この他に「サマセット・モーム」なんてのもあるそうです。
さぁ、どんな部屋なのでしょう?

これがイギリスの戯曲家「ノエル・カワード」ですが、こんな人を彷彿とさせる部屋なのでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました