案内された「アマンタカ」の客室。
思いもかけない一軒家風の部屋にびっくり。
聞けばこのホテルで一番良いスイートにアップグレードされたとのこと。
嬉しいより先に「何で?」という疑問がわいてくるほどです。
フレンチ・コロニアルで彩られたエントランスからドアが開けられると、リヴィングルーム。
その先のドアももう開けられていて、真正面に天蓋付きのベッドが見えています。
つまりこの部屋は、というか一軒家ですからヴィラというべきでしょうか、入口の階段、広いベランダから始まって、リヴィングルーム、その奥にベッドルーム、その両側にも何やら部屋がありそうで、ベッドルームの奥にも何層にも部屋がありそうです。
これはすごいところにアップグレードされたものです。
改めて、何で?(笑)です。
これが部屋の鍵、重いです、200グラムくらいはありそう・・・。
部屋のドアの鍵穴もそうですが、「適度に使い古された」感がまた最高です。
ドアを入ってすぐのリヴィング・ルーム。
広すぎて一つのフレームには入りません。
左右ほぼシンメトリーに作れていますので、これがまず向かって左側。
手前に大きな、超幅広のソファ。
小さな円卓の上にはルアンパバーンの写真集が・・・。
奥のデスクにはボーズのCDプレイヤー、ソフトはフランク・シナトラやニーナ・シモンのが置いてありました。
それにしてもこのデスクの高品質なこと、贅沢な木の使い方と、堅牢な作り、そして輝かしいまでの塗りの完璧さ。
金額的にも高いものでしょう、これ。
こちらはシンメトリーな向かって右側。
本当にどこもかしこも隅々まで気が使われている感じです。
埃一つ、皺一つ見当たりません。
すべてが完璧なセッティングです。
こちら側の壁際にはミニ・バー的なアーモア。
ウェルカム・フルーツは山盛りのラオスみかん。
小ぶりで酸味はありますが、美味しいみかんでした。
アーモアの中は、他の「アマン・リゾーツ」と大体同じ。
ポットなどはなく(必要な時はルームサービスに頼む)・・・
お約束のレモンとナイフが、乾燥バナナなどのスナックの入った瓶とともに置かれています。
あ、そうそう、ここは「アマンサラ」などと同じで、部屋にテレビはなし。
どうしても見たいときはもちろん頼めば部屋にセッティングしてくれます。
部屋の中にはラオスの伝統的な音楽が低く流されています。