「ザ・ペニンシュラ上海」最上階のルーフトップバー「サーエリーズテラス」で外灘・浦東・黄浦江の夜景を堪能した後、本当によくしてもらったコンシェルジュのお奨め、ホテルの2階にある広東料理店「逸龍閣」(イーロンコート)に場所を移します。
え~、上海に来たのに前日は「鼎泰豊」、この日は広東料理?
何か変なの?もっと上海ならではの中華を食べないとという声が聞こえてきそうです。
すみません、最初は僕もそういうつもりだったのですが、その時その時の事情で・・・。
ここでもコンシェルジュの案内があったためか、スタッフたちも特別にアテンティブ。
高級レストランでもこの国ではちょっと珍しい、丁寧さ、的確さ、笑顔、そしてホスピタリティとすべてが揃ったサービスでした。
ホテルの日本語ウェブではこのレストランを
「逸龍閣(イーロンコート)の才能溢れるシェフたちの経験と料理に対する情熱は、当レストランでいかんなく発揮されています。
メニューには、香港風チャーシューなどの伝統料理、オーダーを受けてから調理する活魚、当店自慢の蝦詰め帆立の豆?ソテー、2コースで供される伝統の北京ダックなどをご用意しています」
と説明しています。
色々なタイプの席がありますが、僕はこのセミ個室タイプの席を・・・。
両側のカーテンを引くと、本当に2人だけの食卓って感じになる席。
皮の椅子、シノワズリーなクッション、しっかりしたテーブル・・・、その色合い、デザインすべてに上質さを感じます。
僕の席に座っての目線です。
お茶も中国各地から良いものが選ばれていて、僕の龍井茶も素晴らしく良い香りでした。
(値段はそれなりにしますが・・・)
カトラリーも上質なもの、たぶん香港と同じものでしょう。
ということは東京の「ヘイフンテラス」とも同じ?
料理はメニューの中から、ここでもハーフに出来るものから選んでみました。
前菜には蜜汁叉焼。
これが美味しかった、まさに香港!
ジューシーな中心部から、カリカリッと焼けた少し焦げているところまで、香港の名店に負けていません。
メインは広東の王道、帆立の炒め物。
これも文句のない出来で、帆立の鮮度は良かったし、太いアスパラの食感も良く、ちょっとピリッとする味付けもすべて〇。
これもハーフでのオーダー。
ご飯ものは福建炒飯、いわゆるあんかけ炒飯にしました。
この量でもハーフで、絶対残すだろうなぁと思いながら食べて行きましたが、これが入る入る・・・(笑)。
あんの豪華な具材もですが、ここでの勝利は炒飯の炒め方、何でこんなに油っぽくなく炒まってるの?
ここでやめておけば良かったのですが、ウェイターが「デザートはこちらでございます」と差し出すデザート・メニューに、ついふらふらとマンゴプリンを・・・(笑)。
これが美味しければブログ的に最高だったんですけど、残念、これはコンビニのちょっと上といった程度のものでした。
物事って上手く行かないよねぇ(苦笑)。
で、この料理の総額は471元、日本円にして7700円くらい。
高額ですが、日本でこのクラスの広東料理食べることを思えば・・・です。