冬来たりなばタイ遠からじ (32) 「タイラオイェー」@「カボション・ホテル」でランチ

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BTS「プロンポン」駅から約600メートル、「カボション・ホテル」というたった8室しかないプチホテルの中にある「タイラオイェー」(Thai Lao Yeh、 ?????????)がこの日の僕のランチ・レストランです。
英語も100%OKの丁寧な接遇で、スムーズに中へ案内されます。
おぉ、こういうインテリアですか、なかなか良いじゃないですか。
ホテルの外観の上海コロニアルとタイ情緒が合体したような、いわゆるタイ・シノワの世界が広がっています。

雰囲気を大切にするフード・ラバーにはここ、相当お奨めかと・・・。
鳥籠の使い方もお洒落&スタイリッシュですね。
更に雰囲気を高めているのが、店内に流れるタイやラオスの民謡風ポップス。
格調高い高級タイ料理店で流れているような伝統的過ぎるタイ古典音楽よりも、こうしたルークトゥンやモーラムなんかの下世話な音楽のほうが客にタイ情調、特にタイ東北部の雰囲気を高めてくれます。
前日行った「ザ・サイアム・ホテル」の「チョン・タイ・レストラン」もそんな感じでした。
音楽が物語るように、ここの料理はタイ料理の中でもイサーンなどタイ東北部、あるいはラオス辺りの料理をメインにしたレストラン。
イサーン料理の高級版・洗練版を出すレストランとでも言えるでしょうか。
しかもこのレストランを選んだ理由はもう一つあって、ここの料理はどれもポーションが小さいのです。
つまり一人旅行の人間に最適ということもあったのです。
料理はこんな風に出てきます。
一人には良いでしょ、この量。
イサーン中心の料理ですから、ご飯は竹籠に入ったカオニヤォ(もち米)です。
まずはお馴染みのガイヤーンから。
ガイは鶏の意味、つまりタイの焼き鳥です。
さすがホテル・メイドのガイヤーン、鶏肉も肉のよく付いたもの、タレもよくしみこんでいて、これは旨~い。
激辛料理の多いイサーン料理(ここではメニューに唐辛子マークで表示してあります)にしては辛くなく、日本人には最適の一皿です。
ちなみのここには珍しい料理もかなりメニューに載ってますよ。

例えば↑の「蟻の卵のオムレツ」(???????? ????????、 カイジャオカイモッデーン)なんかもイサーン独特の料理ですね。
使われる蟻は赤蟻のようです。
これはラープ。

これまたイサーンを代表する辛い料理で、鶏肉や豚肉のそぼろ肉の「スパイシー香草サラダ」。
容赦ない辛さで涙が出てきます。
その辛さの向こうに美味しさを感じてくると、あなたはもうタイ料理ビギナーじゃ「ない」ですね。
最後の皿は焼き茄子のサラダ(ヤムマクアヤーオ)。
これは塩が効果的に効いていますが、何か隠し味もありそうです。
ご飯、進み過ぎ。
大好きな一皿です。
ドリンク1杯とこの3品、そしてカオニヤォで確か710バーツだったような記憶。
街のローカルなイサーン料理店の3倍の値段ですが、スタイリッシュなセッティングの中でのゆったりした食事、決して高いとは思いませんでしたね。
レストランのエントランスにはこんなイサーン料理の屋台セットが・・・。
遊び心溢れたセットの奥には何とも小規模レストランならではのキッチンが見えています。
ホテル同様、とてもお洒落な作りのレストランでした。

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