夏休み旅行 (33) グレースランド

スポンサーリンク

メンフィスはビールス・トリート近くにある「ロックン・ソウル・ミュージアム」前から、エルビス・プレスリーの邸宅「グレースランド」(Graceland)行きの無料シャトルバスに乗ります。
30分おきの出発、予約は不可、先着順です。
途中で「サン・スタジオ」にも寄りますので、「サン・スタジオ」に行く時にも無料で使えます。
バスの中ではエルビスの往年の画像や映画がノンストップで流されています。
メンフィス空港の近くまで戻る感じでバスに揺られること約20分強、「グレースランド」に到着です。
この日は折からの恒例「エルビス・ウィーク」、いつもより人ごみがすごいそうですが、日本の「人ごみ」に慣れている僕には、全然たいしたことはありません(笑)。
チケットを買うのに並んだ時間は約20分、いろいろな種類のチケットがありましたが、僕は日本語のオーディオ・ガイド付きのプラチナム・ツアーというもの(33ドル)にしました。
ツアーの内容は、HPから引っ張ってくると
The Graceland Platinum tour includes:
an audio-guided tour of Graceland Mansion and grounds
a self-guided tour of Elvis’ two custom airplanes
a self-guided tour of Elvis’ Automobile Museum
a self-guided tour of Elvis in Hollywood Exhibit
a self-guided tour of Elvis Lives: The King and Pop Culture Exhibit
a self-guided tour of Private Presley Exhibit
a self-guided tour of ’68 Special Exhibit
Average Tour Time: 2 ? to 3 hours
とあります。
込んでいるのにチケット売りあのオネーさんは超フレンドリーというか実にゆったり。
「あら、日本から来たの。
ウェルカム・トゥ・メンフィス。
私も日本に行ってみたいのよね、良い国だって聞いてるわ」
おしゃべりは延々と続きます。
おいおい、こんなに人が並んでいるのに・・・日本だったらこんなことしてたら、もう確実に次の人からクレームですよね(笑)。
おおらかと言うか、その時の気分でと言うのか、いい加減と言うか・・・アメリカ流のサービスをどう感じるかの試金石みたいでした。
チケットとオーディオ・ガイドの機械です。

エントランスから30人位づつこのバスに乗って、広い園内を移動します。

そして着いたのがここ、実に堂々たる南部風の大邸宅、これこそがエルビス・プレスリーがあれほど大成功したのに生まれ故郷メンフィスにこだわって住み続けた家「グレースランド・マンション」です。

「グレースランド」をここでもう一度説明しておきましょうか。
ま、一番簡単に言うと(繰り返しになりますが)エルビスの住んでいた家です(笑)。
住所も、彼の名前がばっちり付いた「エルビス・プレスリー街3764番地」というもの(笑)。
家の一部はこうして一般公開されていて、エルビスの命日には、世界中からファンが集まる「聖地」として知られています。
世界で最も訪問者数が多い私邸(またはお墓)として、ギネスにも登録されています。
それだけではなく、実はここ、アメリカの国定歴史建造物にも指定されているんですよ。
つまり「ホワイトハウス」や「アラモ砦」などと同じ扱いの家ということになります。
あと、2006年7月には、エルビスの大ファンである小泉(当時)首相がブッシュ(当時)大統領と共に「グレースランド」を訪問したのも、まだ記憶に新しいところです。

スタッフの指示に従って、そしてオーディオ・ガイドを聞きながら、ゆっくり進みます。
1952年、22歳の時にこの土地を10万ドルで購入して42歳で死亡するまで約20年、彼はここに住み続けました。

孔雀のステンドグラスで有名な、入ってすぐのリヴィング・ルーム。
その後の大富豪達もこぞって真似をしたという、当時最先端のデザインの実にゴージャスな部屋です。
フィフティーズの香りを残し、彼がいつまでも愛してやまなかった南部の伝統の色合いも濃い、それでいて60年代の新しいテクノロジーも充分取り入れた家。
今でも充分通用するインテリアです。

ダイニング・ルームも素晴らしいの一言です。
部屋の色合い、デザイン、カトラリー類、すべてが見事に決まっています。
テーブル・コーディネートの一つの典型と言えるでしょう。
これは愛する母親の部屋。
小さいながらも上品なしつらえがとても優雅な部屋です。
キッチンは60年代後半風、当時最新のものだったでしょうね。
アメリカのキッチンの広さと開放性は、僕らの憧れでした・・・なんて、もう相当古い話
ですが。
狭い階段を下りた地下のプライベート・ルーム。
当時のお約束、プール・テーブルも・・・。

マンションを裏から見るとこんな感じです。
「トロフィー・ルーム」などに、エルビスの栄光の軌跡が、これでもこれでもかと延々と展示されています。

そしてプール。

その奥は「メディテーション・ガーデン」という彼のお墓。
エルビスとその両親、そして祖母のお墓がファンの献花で埋め尽くされています。

片付けても片付けても次から次へ・・・状態で、今なお高いエルビス人気を見せつけてくれます。

タイトルとURLをコピーしました