シカゴで美味しいものは?と聞かれれば、何と言ってもこのディープ・ディッシュ・ピザを挙げざるをえないと、僕は思っています。
シカゴ・スタイルという明らかにイタリアのピザとは違うピザ、イタリア人が見たらこれはピザとは呼ばないと思う、実に不健康な(カロリー数が多すぎる!)食べもの(笑)。
僕はこれが大好きなんです。
前回のシカゴ滞在時も、ベストの呼び声高い「Lou Malnati’s」、オリジナル的存在の「Pizzeria Uno」、僕は個人的に一番美味しいと思った「Chicago Pizza and Oven Grinder」などを訪れました。
今回もぜひシカゴ・スタイルに挑戦したい・・・ライブを見た「ジョン・ハンコック・センター」の近くには超有名な「Giordano’s」があります。
でも今は地下鉄のパスも買ったことだしと、また地下鉄の駅まで戻り、「クラーク・デヴィジョン」駅で下車、歩いて3分のマニアに大好評の「Edwardo’s Natural Pizza」で、シカゴ第1食めをとることにしました。
時間は午後1時過ぎ、少し繁華街を外れるせいか、観光客っぽい人の姿はなく、ビジネスマンのお昼がちょうど終わる頃みたいで、席がどんどん空いてくる時でした。
ここはシカゴ・スタイルのディープ・ディッシュ・ピザも有名ですが、クラストの薄い(thin crust)日本で良く見るタイプのピザも評価が高いのです。
どちらにしようか散々悩みますが、ここはシカゴ、やはりシカゴ・スタイルで・・・。
で、ここシカゴも日本同様、ランチは特別値段が出ています。
「ランチ・スペシャル」ってやつです。
ドリンク(飲み放題)、「今日のスープ」かパスタ・サラダに、好きなピザのSサイズが付いて6ドル台(正確な値段は忘れまししたが、税込みで確か7.01ドルだったのを覚えています)
レモネードとパスタ・サラダ。
パスタ・サラダって良くアメリカで見ますけど、全然美味しいと思いません。
よってほとんど手をつけず・・・スープにすれば良かったけど、聞いたことないフレーヴァーだったので、躊躇してしまったのです。
で、待つこと約10数分・・・出てきました!
ディープ・ディッシュ・ピザ!
いつ見ても惚れ惚れするこの分厚さ(笑)。
5センチはあるでしょうか。
もうピザというか、タルトの台のようなものにピザの材料が詰まっている感じです。
まず土台となる生地ですが、バターの味は「Lou Malnati’s」ほどせず、わずかにオリーブオイルの味を感じます。
外側のカリカリ感と内側のややもっちりした感じは、良く出来た生地・良く焼かれている証拠でしょう。
トマトのピューレ・ソースの中にイタリアン・ソーセージ、玉葱、キノコ、シシトウなど具沢山、そして上にはモッツァレラ・チーズがトッピングされています。
待望のディープ・ディッシュ・ピザ、そりゃぁ美味しくいただきましたよ。
ただ一般的な日本人にはどうでしょう、この一切れでギブ・アップかもしれません。
で、同じディープ・ディッシュ・ピザでもstuffed pizaaと呼ばれるものは(「Giordano’s」が代表的です)更にすごいのです。
その名の通り「詰めものがしてある」感じ、つまり一般的なディープ・ディッシュ・ピザより更に深く10センチくらいあるものもあると言われています。
もうこうなると・・・です。
大人数で行ったときに、ぜひ挑戦したものですが・・・。