思い立ってバンコク (9) レトロなバンコク

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チャオプラヤ川の方から「マンダリンオリエンタルホテル・バンコク」の「オーサーズ・ウィング」を写真に撮ると、必ずその右端に映り込む白いコロニアル建築。
あれを真近に見たくて、ホテル・エントランスを出て、川の方に右折、「オリエンタル・ピア」(サパン・オーリエンテン)に突き当たる手前の左側にその建物はありました。
ホテルからは歩いて1分の距離。

上海コロニアルとも香港コロニアルとも違う、タイ・コロニアルの典型的なデザイン。
どうやら今は使われていないようです。
詳しく言うと、ここは旧「E.A.C.オフィス」。
世界的な大複合企業「イースト・アジアテック・カンパニー」発祥の地がここなのです。
ところで映画ファンの方はこれを見て何かお感じになりません?
シルベスター・スタローン主演の映画「ランボー3」の冒頭で、アメリカ大使館として映し出されていたのがこの建物でした。
上官役のリチャード・クレンナがベンツで走り去るのは、ここと「オーリエンテン」の間の路地、つまり一番上の写真のソイ(通り)です。

白さがいかにも最近の塗りですから、「マンダリンオリエンタルホテル」辺りがお金を出して、ホテルの周囲の建物まで「らしさ」を出している?・・・考えすぎでしょうか。
写真の奥に見えるのは、もちろん「マンダリンオリエンタルホテル・バンコク」。
「レトロなバンコク」ついでに、次はホテルからタクシーでヤワラー(中華街)を目指します。
大昔のようにこのホテルにはタクシー進入禁止ということはなくて、普通にタクシーは呼んでくれます。

ホテルから春節の気分漂うヤワラーまでは、以外に近いです。
以前よりずいぶんきれいになったとはいうものの、中華街の持つカオスというイメージが世界一似合うのがここだと、僕は確信しています。
写真には撮りませんでしたが、足の赴くままに裏通りも歩いてみます。
ヤワラーの喧騒に圧倒され足も疲れてきたので、トゥクトゥクで「ファランポーン駅」まで退散とします。
観光客にはヤワラーは「足」が結構問題。
ここまではタクシーで乗り付けても、時間帯にもよりますが、帰りのタクシーを捕まえるのはかなり難しいのです、ここ。
そこでこの辺にやたらいるトゥクトゥクの利用となりますが、彼ら、外国人とみるや値段をかなりふっかけてきます。
僕も「ファランポーン駅」までまず「100バーツ!」と言われ、僕は「50バーツ」と言い返し、結局は60バーツで折り合いました。
タイ人なら40バーツが良い所でしょう。
タイ情緒は味わえますが、排気ガスはかなりなものです。
着いたここがタイ国鉄のバンコク最大の駅、「ファランポーン駅」。
関東でいうと昔の上野駅でしょうか、見た感じ。
ローカルな中にも新しいテクノロジーや英語表記が目立ちます。
昔は本当に田舎の匂いがプンプンしていたものですが・・・。
タイの田舎に向かう白人のバックパッカー達も多いです。
駅構内のフードコートにはこんなお洒落な看板も・・・。
何か食べよう・・・僕の好きな「カオカームー」にしようかな。
豚(ムー)が美味しそうに煮えてる・・・うん、ここにしよう。
値段は35バーツ、町の真ん中の高級フードコートに比べて安いですが、肉の量とかもそれなり。
味は悪くありませんが、一食にはとても足りない量です。
「ファランポーン駅」からはMRTでバンコク各所にアクセス可能です。
さて、次はどこに行きましょう。

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