慌ただしかったバンコク (9) ザ・ペニンシュラ・バンコク

スポンサーリンク

最後まで旅程がはっきり決まらなかった今回のタイ旅行、前にも書いたように個人的な理由で日本と頻回にメール連絡を欠かせなかったし、実際帰国も席があったので予定より1日早く帰ってくるという変則的な旅行でした。
なので、ラオス(ルアンパバン)にも行かず、タイの地方都市にも行かず、携帯電話をしっかり握りしめてバンコクだけをあちこちうろついていました。
バンコク初日の朝食は「ミレニアム・ヒルトン・バンコク」の「フロー」でのバフェ朝食。
じゃ、ランチはどうしよう・・・。
僕はいまチャオプラヤ河岸のトンブリ地区のホテルにステイ、そうなると「あそこ」?
「あそこ」とは「ミレニアム・ヒルトン・バンコク」から数百メートルのところに位置する「ザ・ペニンシュラ・バンコク」のこと。
過去にもう何度も泊まったここも想い出のホテルですが、この数年、値段がだいぶ上がってからはかなりなご無沙汰。
中でもそこの中華レストラン「メイジャン」(Mei Jiang)で2011年のうちにフカヒレを食べておきたいという希望が前々からあったです。

覚えてますか?
去年Junさんの投稿で一躍知られるようになった「サメの乱獲と絶滅防止のためにザ・ペニンシュラではフカヒレ料理の提供中止を決定」という、あのニュース。
(http://www.peninsula.com/Peninsula_Hotels/en/Enticements/Shark_Fin/default.aspx#/Peninsula_Hotels/jp/Enticements/Shark_Fin/)
「2012年1月1日以降、フカヒレ・メニューは提供中止」と覚えていたので、大晦日のこの日はまだフカヒレがランチでも味わえるのか「メイジャン」に直接電話を入れて聞いてみます。
電話に出た女性、
「はい、ございます。シーフートのセット・ランチというのがありまして、そこにフカヒレが入っています」
と、はっきり。
しかも当日予約となるのに席はまだ用意出来ると・・・。
やった~、最後の最後の日にペニンシュラのフカヒレが食べられる、もちろん喜んで予約させてもらいました。
(でも、これが後で悲劇になるとは・・・泣)  
「ミレニアム・ヒルトン・バンコク」は大晦日のこの日、ヒルトン上級メンバーと言えども12時までにチェックアウトしなくてはだったので、11時過ぎには荷物をまとめてチェックアウトしました。
荷物をベルに預けて、タクシーで「ザ・ペニンシュラ・バンコク」へ。
タクシーは約40バーツ、近いですが歩くにははちょっと距離があります。
「ザ・ペニンシュラ」のドアマンは本当に丁重、11時半の「メイジャン」の予約にはまだ少し時間があるので、懐かしのホテル内を少し歩いてみました。
まずはギフトショップ。

ここで「メイジャン」のおつまみとして今でも出されているはずの白胡麻をまぶした甘味の付いた胡桃のギフトボックスをお土産に購入(450バーツ)。
立派な八角型の箱に、赤いリボンでギフト・ラップしてくれます。
すごく上手。
「ザ・ペニンシュラ」のギフトショップの店員のリボン掛けは最高にきれいでした。
「リヴァーカフェ・アンド・テラス」(River Cafe and Terrace)横には特設ステージが・・・その日の夜のニューイヤー・イヴェント用の舞台です。
プールにも行ってみました。
「ザ・ペニンシュラ」の客室稼働率もすごいようで、プール周囲の椅子に空きが全くありません。
これはお隣のタイ料理店「ティップタラ」(Thiptara)のサラから見たプール。
ここはディナーだけの営業です。
さ、11時半になりました。
「メイジャン」に急ぎます。

僕の顔を見るや、受付の女性「いらっしゃいませ、shackinbaby(実際には本名で)様ですか?」と・・・。
「ザ・ペニンシュラ」はすごい、そこまでやるか・・・ニコッとうなずくと、彼女
「大変申し訳ございません。電話でフカヒレがあると申しましたが、実はもう取り扱っておりません。
シーフード・メニューというセット・ランチはありますが、そこにもうフカヒレは入らなくなりました」
と、何より先に平謝り。

黒服の偉そうな人も出てきて
「1月1日からメニューにないのではなくて、少し前からもう当店ではフカヒレは扱っていないのです。
このホテルにはもうフカヒレのストックはないんです。
間違った案内をしてしまったようで、本当に申し訳ございません」
とこれまたしっかり謝られます。
あぁ、喜ばせておいて・・・でも、今更ここを出てゆく気にもなれません。
仕方ない、ここで食べていくか。

タイトルとURLをコピーしました