大晦日の上海。
外灘に行くのはこの日は大変だし、ホテルの中のカウントダウンパーティーも、いつもはリーズナブルなラウンジも、共にかなりな高額設定(1488元+)。
天気もだんだん良くなってきたので、なんとか外灘の景色を普通の値段で楽しめないかと考え、思いついたのが夕食を食べた「楽新皇朝」のある「IFCモール」と同じ建物にある「リッツカールトン上海浦東」52階にある「オーラ・ラウンジ&ジャズ・バー」です。
前夜「フレア・ルーフトップ・レストラン&バー」に行った時に、ここは大晦日は午後9時まで通常営業、午後9時からはカウントダウンパーティーと聞いていたのです。
時間は午後7時、この時間なら通常営業のはずで、ラウンジの大きな窓からは、外灘の景色が一望の下なはず。
店内は半分くらいの埋まり方、途中で窓際の席が空いたので即移動をさせてもらいました。
これがその眼前の景色。
だいぶまた空気が澄んできましたね。
ガラス窓越しとはいえ、外灘の景色をかなり良く見ることが出来ました。
スタッフの接遇はリッツカールトンだけあっていうことなし、英語は完璧だし、立ち振る舞いもエレガント。
「パークハイアット上海」のスタッフのある種クールなところは感じず、ホテルの性格はスタッフにも表れるのかなと・・・。
紅茶(120元+)とリッツカールトン・チョコレートケーキ(98元+)。
チョコレートケーキは濃厚なカカオが美味、無料で(?)3種盛り(ナッツなど)のおつまみも出てきます。
午後8時過ぎ、「パークハイアット上海」に帰ろうとしますが、大晦日のこの時間、もうタクシーはメーターを使いたがらなくなります。
値段交渉制。
「リッツカールトン上海浦東」前から乗ったタクシーは「パークハイアット上海」まで「40元でどうだ」と・・・。
僕はこの区間が基本料金の18元くらいなことは知っています。
毅然とタクシーを降り、ドアマンに事情を話し、メーターで行ってくれるタクシーを探してもらいます。
まだホテルに入ってそんなに時間のたっていないという若いドアマン、日本が好きなようで、日本人としゃべれるのが嬉しそう。
その彼は本気を出して(苦労して、メーターで行くという))タクシーを拾ってきてくれました。
大晦日は外灘付近でなくても、タクシーの料金には注意です。
「パークハイアット上海」の部屋は、きれいにターンダウンされていました。
部屋からの夜景。
やはり外灘ビューでないと、何となく上海ぽさが少ないです。
時間は午後8時過ぎ、夕方には家族連れで混んでいた85階のプールに行ってみます。
この時間なら空いてるでしょう的僕の予想はピッタリ!
誰もいません。
更衣室もよく片付いています。
スタイリッシュなプール。
周囲にはデイベッドと印象的な形に置かれたクッションが・・・。
プールはこういう風に高い位置にあるという作りになっています。
カーテンを下ろして、セミ個室のようにすることも出来るみたいです。
ジャクージ。
サウナには窓があって外も見えます。
誰もいない(僕と清掃担当?の女性のみ)プールを楽しんだ後、部屋の帰るとNHKの「紅白歌合戦」は、ちょうどこの人の辺り。
そしてこの後、お詫びとして貰ったワインのラッピングを頼みに再び86階のフロント周辺に出かけた僕は、チェックイン時に出会ったオーストラリア人マネージャーとばったり。
「あれ、どうなさったんですか?カウントダウンパーティーをお楽しみかと思ったのに・・・」と言われたので、まさか「1488元が高いから」とも言えず(見栄っ張りのshackinbaby)、ごにょごにょ言い訳していると、「食事は無理ですけど、いらっしゃるだけいらっしゃいませんか?一緒に新年をお祝いしましょう」と・・・。
えっ、これって、ただで入れてくれるっていうこと?
急遽ジャケットをひっかけ91階へ・・・。
彼の姿を探し、彼の後をこそこそついて行き、でも5分もすれば、僕の手にはグラスが握られ、もうまるでちゃんと会費を払っているかのような気分と態度に(笑)。
慌ててカメラは持っていかなかったので、写真はありませんが、すべてが派手め。
僕は数年前ドバイの「パークハイアット・ドバイ」でカウントダウンパーティーを経験していますが、あの時の上品さとはかなり違い、とにかくバブリーではありました。