街は早くもクリスマス一色@シンガポール (15) ハウパーヴィラ

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僕のシンガポール3日目にして、もう帰国日。
帰国便のJAL36便は午後10時25分発、まだまだシンガポールを楽しむのに充分な時間はあります。
この日は朝早めに起きたので、どこか朝から楽しめそうなところを、「グランドハイアット・シンガポール」のグランドクラブ・ラウンジで朝食を食べながら考えます。
そこで思いついたのが、ここ。
「ハウパーヴィラ」(Haw Par Villa)です。
前からここには行きたいと思っていたのですが、シンガポール観光の中でもプライオリティが低く、僕はまだ未体験だった観光名所。
よくone of the most strangest/bizarr sightseeing places in modern Singaporeと言われているところです。

旧称は「タイガーバームガーデン」、そう、昔の香港観光の定番だった「タイガーパームガーデン」(今は閉鎖)のシンガポール版。
今は「ハウパーヴィラ」 (虎豹別墅)と呼ばれ、そのエントランス前には同名のMRT(地下鉄)の駅もあります。

オープンは朝の9時から、このオープン時間も前述のように、ここに来た理由の一つです。
なかなか朝の9時から遊べるところは多くないですから・・・。
入場は無料。
ただし現在リノベーション中で、至る所工事中、来年にはこのリノベーションも完成するようです。
門には漢字表記の「虎豹別墅」の文字が・・・。


僕はホテルからここまでタクシーで来ましたが所要時間は約25分、料金は15シンガポールドルでした。
MRTを使えば、時間はかかりますが、3シンガポールドルはしないはずです

中に入ります。

門番らしき人も誰もいず、入り放題(もちろん無料ですから)。
おぉ、この世界ですか・・・。
もう入口から何とも奇妙なというか、おどろおどろしいというか、変な像、建物、ジオラマが目白押しです。
何故にここに力士が?

もうここではそういうことはどうでも良いようです。
もうぐちゃぐちゃに、いろいろなものがごちゃまぜに・・・。
でも基本的にはここは中国の儒教・道教・仏教や、様々な伝説・説話等をモチーフとしているようです。

ほとんどのジオラマにはその説明が英語、中国語、そして日本語で付いています。
丘の途中にここは作られているので、どんどん上に登って行く感じ。
地獄・極楽の様子を表したものや、「西遊記」や「山海経」に出てくる神仙・妖怪・珍獣、「二十四孝」の道徳説話の場面など、中国の精神世界を紹介したものが続きます。
主にコンクリートで造形された像の総数は1000以上、ジオラマは150に上るとのことですが、前述のように現在リノベーション中。
かなりなところが工事中です。

像やジオラマはいずれも極彩色に塗られ、見方によってはグロテスクな造形、上述の日本の力士や自由の女神像など、中国とは関係のない像も混在。
この所狭しとごちゃごちゃに並べられたキッチュな景観こそが、ここの最大の特徴でしょう。

ここを楽しめる人には、もう「うふふ・・・」の連続。
悪趣味でくだらないと思う人には、何の意味もない本当にone of the most strangest/bizarr sightseeing places in modern Singaporeな珍名所です。
あまりに面白いので、次回(2)でもう少しその続きを・・・。

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