急に思い付いてのシドニーの朝食。
「ヒルトン・シドニー」のラウンジで朝食は取れるのに、オーストラリアらしい朝食を試したくて、タクシーで10数分、値段にしてA$17もかけて、「サリー・ヒルズ」(Surry Hills)というお洒落地区にある「ビルズ」(bills)という店に・・・。
「ビルズ」は、1993年にレストラン経営者のビル・グレンジャー(Bill Granger)がシドニーのダーリングハーストにその第1号店をオープンしたカフェ。
新鮮な素材を活かした「オーガニック・スクランブルエッグ」がニューヨークタイムズ紙で「世界一の卵料理」と評され、彼と「ビルズ」の名前は一躍有名なものに・・・。
現在シドニーには3店舗、大学時代に訪れて以来インスピレーションの源として強い縁を感じていたという日本を海外初出店の国に選んで、2008年には鎌倉・七里ケ浜に日本1号店をオープン。
以後最近の表参道の店までで本国をしのぐ4店舗も日本にはある、人気のお店です。
http://www.bills.com.au/
シドニーの3店舗は僕が拠点とする「ヒルトン・シドニー」からはどこも似たり寄ったりの距離、オリジナルのダーリングハースト(Darlinghurst)店でも良かったのですが、周りにお洒落なブティックなどの多いサリーヒルズの店にしてみました。
店は予約不可、first come first serve方式、一部のテーブルは他の人とシェアする大テーブルになっています。
天気も良かったので僕は外のテラス席でも良かったのですが、この恐ろしくきれいに拭かれたガラスの内側の窓際席に・・・。
店内は適度な込み具合で、満席で長く待つという状況までは行っていません。
一組だけ日本語のガイドブックを持った我が同胞のカップルがいただけで、あとはアジア系の顔も少なくないものの、地元客っぽい人たちばかり。
全体の雰囲気はとてもカジュアルでスタッフは忙しそうながらもかなりなフレンドリーさ、店内はとても明るく清潔に保たれていて、実に居心地の良さそうなスペースです。
これはサンライズ・ドリンクというヨーグルト・ドリンクで、オレンジジュース、バナナ、ヨーグルトとベリーのミックス。
うん、さわやかで、なおかつ食欲の出てくるオープナーですね、これ。
で、僕のメインはこの店の名物料理の一つ「スイートコーン・フリッターズ」を・・・。
この店ではリコッタチーズのパンケーキや、スクランブルエッグももちろん有名なのですが、同じレシピでも日本とは絶対出来が違いそうなスウィートコーンとパプリカを卵とあわせて揚げたこれをオーダー。
コーンが圧倒的に甘くて、粒々の食感も最高。
ローストトマトとベーコンが添えてあって、アボガドのサルサでアクセントを付けますが、味のバランスも本当に良く考えられた一皿です。
レシピは公開されていて、たとえば日本語では
http://www.asajikan.jp/special/080304a/
で読めますが、この通りに自宅で作ってもこの味は無理かもしれません。
問題は値段で(また、これだ、笑)この2品でA$30以上にもなるということです。
日本店より高いです。
ただお味と雰囲気に関しては僕の知る日本店よりずっと上、この値段が気にならない人は僕のように往復タクシー代を使ってでも出かけてみてください。
なお、オーストラリアはクレジットカード利用時、サーチャージがかかることがあります。
これはオーストラリアでは、カード加盟店が利用者に対して手数料(サーチャージ)を徴収することを認めるとしたオーストラリア準備銀行の決定を受けて、カードでのショッピングの際に、手数料(サーチャージ)を売上代金に加算して請求することを認める法律が施行されているからです。
さて、サリーヒルズ店、帰りのタクシーも捕まえやすい場所にあります。
「ヒルトン・シドニー」は部屋の用意が出来ているでしょうか?