1週間でこんなに出来る (70) 「オザルム・ド・ブリュッセル」でベルギーらしいディナーを

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「グラン・プラス」を軸にあちこち。
小便小僧もちゃんと見たし、もうこの辺りは一通り歩き回ったかな、そう思う頃にはさしもの夏のブリュッセルももう日が暮れかかってきていました。
あぁ、頑張った、足は古典的な表現ですが棒のよう、ちょっと休みたい・・・。
これでホテルに帰るか、どこかで食事しながら足を休めるか、歩きながらよ~く考えます。
食べるとしたら、何を?
ベルギーと言えばのフリッツはもう食べた、じゃ、ベルギー・ワッフル?
四角いブリュッセル・タイプ、楕円形のようなリエージュ・タイプ。
でもワッフルだと、また甘いよな・・・(笑)。
いくら僕が甘いの好きな人間でも、ちょっと今日はTOO MUCH。
じゃ、食事か?
前もってネットでブリュッセルの高級系レストランだけは調べてあって(大体フレンチ)、電話をすれば当日でもどこかは席取れそうな雰囲気なのですが、さっき見た「シェ・レオン」とか「オザルム・ド・ブリュッセル」といったカジュアル系ベルギー料理店も捨てがたい、どうしよう・・・。
で、結局はここに戻ってきてしまいました。
AUX ARMES DE BRUXELLES、たぶん読み方は「オザルム・ド・ブリュッセル」で良いのでしょう。
レストランが密集している「イロ・サクレ」地区の中でも「シェ・レオン」と並んで一番客の入ってそうな店。
案の定、僕がこの店に戻ってきた頃には店内はほぼ満席。
でも1時間ほど前に僕を丁寧に店案内してくれたメートル・ド・テルと目が合い、彼の努力で、奥の方ですが何とか席を見つけてもらうことが出来ました。
アール・ヌーヴォーの雰囲気を漂わす店内は思ったより高級感があり、周囲の店より客もきちんとした身なりの人の多い印象。

店内は満席の混みようでしたが、サービス陣は多言語を駆使、料理は比較的スムーズに出てくるような気配です。
メニューにはベルギーの代表的な料理は大体揃っている感じ。
牛肉のビール煮込みのカルボナード、フランダース風のクリームシチューであるワーテルゾーイ・・・。
僕はやはりこれを、小エビのコロッケです。
この店の料理はどれも全体に大盛り系、大きなクリームコロッケが2個、日本人にはシェアする量です。
揚げ方さっくり、中はクリーミー、海老の香りも実際の海老もたっぷりめ。
レモンがよく合い、間違ってもウスターソースをかけたくなる感じではありません。
付け合せにパンも運ばれてきます。

そしてメインにはやはりムール貝を・・・。
ムール貝の解禁は7月中旬。
通常は秋から冬にかけてが旬、牡蠣と同じで「Rの付く月が美味しい」と言うのが通説です。
でもこの8月中旬のムール貝も充分美味しかったですよ。
ココット一杯のムール貝がどんどん僕の胃袋に・・・。
白ワインのかすかな香り、強めのセロリの香りが最高に良いアクセント。
このクラシック・スタイルのムール貝の食べ方、僕は好きだなぁ。
フォークを使わずに貝の殻を使って食べていきます。
何だか通になった「気がする」からです(笑)。
ここでもフリッツ(フライドポテト)が付け合せとして付いてきます。
これにワン・ドリンクで総額45ユーロ、決して安くはありませんが、「ベルギーの定番料理を本場で食ったぞぉ」感には充分に浸れること間違いのないレストラン・・・だったと思います。

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