バンコクに早朝着いて、ホテルで仮眠の後朝食、プールでひと泳ぎ&日光浴、そしていよいよ街歩きです。
今回は日本人の多いトンロー地区。
足の向くまま、気の向くまま、ここにこんな店がある、前はこんなだったっけ?と街歩き派はどんなところでも楽しめちゃいます。
で、いよいよランチの時間。
トンローはレストランのひときわ多いところ、その選択肢も庶民派の店から高級店まで選び放題です。
そんななか僕がランチに選んだのは「スパンニガー・イ―ティング・ルーム」(Supanniga Eating Room)というタイ料理店。
住所は「160/11 Soi Sukhumvit 55 (Thonglor), Between Thonglor Soi 6 & 8,Bangkok」で、文字通りトンロー・ソイ6と8の間にあります。
http://www.supannigaeatingroom.com/
間口は小さいですが、外見からして周囲でもひときわ目立つスタイリッシュな外観。
中もこんなにお洒落です。
2階建て(ショップハウス)で、席数はこの大きさの店にしてはかなりな人数が座れます。
それでもランチは別ですが、ディナーは要予約がベターな人気店とのことです。
店の料理ポリシーはタイ東部トラートの出身というオーナーのお婆ちゃんの家庭の味をベースにした店頭的なタイ料理」。
タイの地方や宮廷料理なども混ぜ込み、それをモダンにアレンジした味を、お洒落な雰囲気や食器で楽しもうと・・・。
食器もこんな感じで思わず欲しくなってしまうもの。
ここのオーナーはソイ・サラデーンにあるスタイリッシュなイサーン料理店「SOMTUM DER」や、「セントラルワールド」の「EAT」も経営している人で、僕は両方とも行ったことがあって共に悪くなかったですが、ここはそれを更にしのぎます。
繰り返すようですが、レストランの料理ではなく、高級な家庭の味って料理で、僕らを惹きつけます。
椅子、スタッフのエプロン・・・。
黄色がデザイン的なアクセント・カラー。
スタッフには英語の流暢な人も数人いて、メニュー選びを手伝ってくれます。
メニューはランチのセットメニュー(220バーツ++)数種類の他に、アラカルトの種類はかなりな数。
「ナム・タクライ」(レモングラスティー)でタイ情緒に浸りながら、よくメニューを吟味して、注文を決めます。
まずこれが「カ・ラム・トッド・マン・ブラ」(Ka lum tod nam pla)、中国キャベツ(白菜ですね)の魚醤まぶし。
これがバカウマ!
もう最高。
お婆ちゃんの出身地であるトラート地方の魚醤を使ったとことで、この魚醤が本当に美味しい、コクと風味が素晴らしかったです。
白菜を高温で油通ししたものに、魚醤をまぶしただけのシンプルな料理ですが、油をよく切って食べると、これだけでご飯どんぶり1杯はイケます(笑)。
魚醤も良いですが、油通しの加減も最高なんでしょう。
プレゼンテーションもお洒落。
メインは「ムー・チャ・ムアン」(Moo cha muang )、ムーですから豚肉、それをタイのハーブ「チャムアン」と一緒に煮込んだレッド・カレーです。
タイ東部の代表的な料理の一つで、バンコクではお目にかかることの少ない料理。
(「チャンタブリー風」という形容詞の付くときもあります)
「チャムアン」は正式には「Garcinia Cowa Roxb」といい、日本でもサプリメントが出されている通り、抗肥満作用や抗がん作用があると信じられているハーブです。
ご飯の盛り方もこんなお洒落スタイル。
「チャムアン」には少し癖がありますが、美味しく食べられました。
辛さはほどほどです。
この店にはこうしたちょっと珍しいメニューが多いので、ぜひまた来ていろいろ食べてみたいタイ料理店でした。
値段はやや高めで、ドリンクも入れて460バーツ。
500バーツ以下の支払いにはカードは使えません。