56時間の香港・マカオ (22) プラタオ

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今回の旅行も、香港とマカオを合わせてたったの56時間の弾丸旅行ですから、今夜にはもう日本に帰るわけです。
マカオに来てから、B級のマカオ・グルメ(スイーツ)は味わってきましたが、まだちゃんとしたマカオ料理の店には行っていません。
どこか1軒くらいは・・・と、候補を探します。

で、僕が選んだのは、セナド広場からほんの数分と言う好立地、なおかつ24年間マカオ総督府の料理人であったという輝かしい経歴の持ち主が開いたマカオ・ポルトガル料理店「レストラン・プラタオ」(Restaurante Platao)です。
写真に写っている男性がマネージャー、英語がペラペラです。
お客は見ての通り、マカオ在住のポルトガル系の人たちが多いです。
インドア席も、ここのようにアウトドア席(パティオ)もありますが、曇り空ながらも温度的にはちょうど良いこの日は、絶対アウトドアでした。
建物の谷間とはいえ、とても気持ちの良い空間でしたよ。

前菜は、マカオと言えば何と言ってもバカリャウ(魚のタラのこと)が有名、そこでバカリャウのコロッケにしてみました。

で、これが旨~~~い。
軽く、さっくり揚がったコロッケ、中にほんのり塩味のタラとポテト・・・日本人ならほぼ全員◎の一皿でしょう(笑)。
メインは正統派マカオ料理、ダックライス。

ライスの下には鴨肉が一杯。
中華の影響も強く受けていて、それでいてスパイス使いはどこかヨーロッパ風エキゾチズムもあって、まさにこれがマカオ料理なのでしょう。
上に乗っているポルトガル風ソーセージもなかなかでした。
そしてデザートには、マカオのケーキと言えばこれ!のセラデューラを。

セラデューラはもちろんポルトガルから持ち込まれたもので、オーブンで焼いた小麦粉と生クリームを層状にしたケーキ。
最近の主流は、これを冷たくして層状のアイスクリーム・ケーキのように食べる食べ方です。
「プラタオ」のセラデューラはとても素朴だけれど、質の良い材料を使っているのが良く分かる美味しいデザートでした。
でも、僕、セラデューラなんて全然知らない小学生の頃、オフクロさんに教わってこんなケーキ、よく作ってましたよ。
本当です。
牛乳に浸しておいたマミーのビスケットに生クリームを塗り、それを重ねていって、適当な大きさになったら回りも生クリームでコーティングします。
それを冷蔵庫で冷やすだけという超簡単な即席ケーキなのですが、これが以外に美味しくて、生クリームのある日には良く作っていました。
セラデューラはまさにそんな感じの、でもこちらはプロの作品ですけど、ケーキです。
なかなか美味しい店で、雰囲気も良く、お勧めの店です。
ただちょっと値段的には高めでした。

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